黒帯2号店平日30食限定メニュー 味噌カレーラーメン \850 こんなのありっ?て感じでした。

  ●こってりでもくどさ、しつこさゼロ 和食の技にやられました●
和食の世界で東京、大阪の高級料亭にて30年の板前キャリアを持つ店主のラーメンってどんな感じなのか?日刊スポーツ2006年札幌ラーメン大賞受賞。えん楽メンバー(北浜商店、三八飯店、次郎長、超人)の店主たちが、仕事の丁寧さに唸った完成度とは?とかなり気になっていた黒帯に初食です。本店の新琴似の地理に不安のある僕は手稲の2号店に向かいました。稲庭公園駅を降り、三八飯店を通り、徒歩10分ほどで到着。午後1時半ごろですが、先客は2組(4人)ほど。そういえば、本店と違い、この2号店は結構、ネット上でキツイ評価も飛び交っていたことを思い出しました。注文したのは、当店1日30杯限定という言葉に惹かれて味噌カレーに。具のブロッコリー、パプリカ、しめじ、アクセントの揚げネギと色とりどり、まずスープですが。深いデス。旨味がジワッときます。味噌カレーとはいえ基本は味噌でカレーは隠し味的です。椎茸、昆布、煮干など旨味のアンサンブル。無添加のさがみ屋の中太麺。とても調和しております。舌鼓を打っていると、本店にいるはずの三浦店主が厨房から出てくるではないですか。

昭和のプロレスラーのタイガー戸口を温和にした感じの頼りになりそうな風情。店主のキャラはラーメンにとって形の無いスパイスだと思います。最近は洋食、和食のキャリアを積んだ職人がラーメン店主に転身する『シェフ化』の店が出てきました。08年のラーメンキーワードは融合で決まりです。