超人 味噌 ¥680

つるつる亭 特選さんま節醤油 ¥750

       ●誰でも安心して気軽に美味しく●

平成10年にオープン以来、WAKO、湯の川らーめんブギに出店。別コンセプト店のガ・ツんオープン。そして人気店4店舗のコラボ店、えん楽の調理長として厨房に立ち、そのえん楽も4月18日に札幌らーめん共和国に出店。らーめんの超人とはまさに吉川店主にふさわしい名前です。店名の由来は当時、料理の鉄人が放映されそれにちなみ鉄人も考えたそうですがパクってるようなので、ラーメンマンにちなみ超人と名づけたとのことです。超人のラーメンはじわーっと素材の旨味が感じられ胃にも優しく毎日でも食べられそうです。ごまかしの無い逸品です。

           ●おとなのラーメン●

永谷園のおとなのふりかけという商品がありますがこの店のラーメンはおとなのラーメンといったキャッチコピーが似合う店です。ラーメンに対する解釈を庶民の料理から、ちゃぶ屋のようなコンセプトがはっきりしていて食に対するこだわりが強く感じられる店にしたい意欲が感じられます。といっても敷居は高くなく常連を大事にして女性一人でも気軽に入れそうな雰囲気です。今回、食したさんま節醤油は魚介系ですが魚独特の臭みはまったく無く、魚介の旨味が薄味の醤油に溶け込みそれでいて隠し味的に使われている背油が満足感をアップします。隠れ家的な店です。

         ●無化調の功罪●
化学調味料を使わないこと。タレやスープに使わない、というのが前提だが調味料に元々入っている場合もあり線引きが難しい。これはラーメンサイトで調べた無化調についての説明です。無化調に対する解釈は大きく分けて2つあると思われます。一つは素材の旨味をそのまま味わって欲しいと願うもの。もう一つは子供でも安心して食べられるようにと願うものです。ビジネスとして捉えた時は、素材の採れる産地の気候や時期によって味にバラつきがでるので商売としてリスクが出る確率が高くなります。一口に豚骨といっても冬と夏では骨の栄養分が違いますし又、野菜などは天候によって価格が高騰したりして毎年、同じ値段で提供するのは厳しい時もあります。健康面でも化調の強いスープを飲むと舌がしびれたり動悸が起きたりして自分はともかく家族を安心して連れて行けない気になります。とはいえ実際に行列のできる人気店は無化調の店はまだ少ないと思います。普段の食生活でグルタミンソーダに慣れている舌の人が無化調ラーメンを食べると物足りなさを感じるようです。私の゜友人'の一人であるしお家の店主はめん吉時代は無化調でしたが好き嫌いがはっきり別れ、客足が伸びませんでしたが化調を使い麺も岡田製麺にして函館人向けにアレンジして今の地位を築いた例もあります。個人的には無化調店を応援します。