レベル的には彩未と全く引けをとりません。不覚にも(?)スープも完飲です。680円です。

洋食屋経由すみれ店長の行き着いた一杯は濃厚かつ繊細●
ここ数年、純連系の狼スープ、彩未のように、純連のおいしい部分を保ちつつもコッテリ感を減らし、素材の旨味を上手く引き出し、純連系が苦手な人をも取り込み人気店へと成長させた店もあります。今回、紹介する麺工房 千寿もそんな純連系の一つ。店主(写真右下)は14年間、洋食屋で働き、その後すみれにて店長を経験し、2002年2月にこの店を開店させたそうです。今回は味噌を注文。店には午後2時頃に着きましたが、平日にもかかわらず15分ほど、店の外に並びました。さて肝心の一杯ですがスープはコクがありながら、スッキリ。札幌の味噌でスープを完飲したのは、大連以来です。具も半熟煮玉子のトロリ具合、砂糖醤油で味付けしたメンマ、柔らかすぎないバラ肉チャーシュー。一柳製麺の熟成玉子麺もスープとの相性も良く、バランスの取れた一杯です。彩未が純連ライトであれば、千寿は純連マイルドといった具合です。彩未との一番の共通点は厨房での店主の仕事振りです。その集中力には圧倒されそうです。彩未同様に、立地条件は良いといえませんが、美味しければ、客は来る事を証明している店の一つです。

スピカから東急ハンズ方面へ進みビルの地下へ

・札幌市中央区
大通西8−2−39
北大通ビルB1
・日曜休
・11時〜18時