●函館人にアレンジされた一杯  龍青●
かつては湯の川で隆盛を誇った龍青。こちらの一杯は中華ながら、すっきり函館ラーメンがベースになり、そこに足し算として豆板醤や挽肉、ほうれん草などの具材が坦々麺としての息吹を吹き込んだかのような一杯です。辛さも程ほど、ピーナッツやゴマもそれほど前に出さず同店の控えめながら旨味はしっかりという姿勢がこの一杯からも感じ取れます。客の年齢層が広い同店だけに辛さや中華調味料を控えめでいい意味で万人向けな味付けです。
函館市桔梗4-15−6 TEL0138ー46ー5350

   ●食べ応えのある坦々麺  頂狼飯店●
昨年の12月に本格的中華の店としてオープン。同店のサイトでは麺類にも真剣に取り組んでいる印象を受けます。その一杯は見た目鮮やか、具もたっぷりで食べ応えあり。龍青の一杯がスッキリであればこちらはコッテリ系。油分も多めです。同店の花田シェフは坦々麺の生みの親、陳健民の子息の陳 建一氏とも交流があるそうです。さて、個人的な感想ですが、甜・酸・麻・辛・苦・香・鹹の四川料理、味の七要素のうちどれに当てはまるのか、舌の記憶に残りづらいと感じました。公式HPはこちらへ

  ●やっと見つけた  中国料理 四川●
坦々麺コーナー7件目は七飯町の四川。結論から言うと個人的に納得度NO1でした。見た目はシンプルながら、まずはスープ、四川七要素が順番にハーモニーを奏でます。麺は玉子麺の熟成品。この店のシェフは横浜で四川を十数年学び、平成元年に地元でこの店を開店。地元の人向けにアレンジした一杯です。これにコーヒーがついて750円です。コーヒーもドリップされた本格的なものです。チャーハンや焼そばも興味が湧きます。近いうちに取り上げます。
Tel 0138−65-8800