遂にやってきた!!我が家の今年一番のイベント・それがこの「手取川サケ有効利用調査」なんです。
渓流釣りを始めて以来、ずっと憧れていたこの「サケを釣りたい」という思い。
師匠に教えてもらった「餌釣り」では、私の体力では太刀打ちできそうにない「鮭」
もしや「ルアー」であれば私にも可能性があるかもしれない。
そう考えて、管理釣り場でのトレーニングをはじめて今年で3年目。
しかし、年に数度しか持たないルアー竿なのに、そう簡単にいくものではないことぐらいよくわかっています。
カレンダーを眺め、とりあえず有給をとりやすいこの日程で初挑戦(というより体験)を敢行することにした。
参加は「応募」⇒「多数なら抽選」で決まる。それでは、比較的少ない平日を狙ったが確実だろう。
想いは通じた。募集締め切り時点で定員以下の応募しかないから「ばんざ〜い、行けるぞ!!」
そして、準備は・・・「鮭用タックル」なんて二人とも全く持ち合わせていないし(汗)
いったい何をどんだけ用意するんだ??=なんといっても「冬彦の部屋」管理人さんでしょう!!(感謝)
そしてひと月かけて「ネットショップ」&「オークション」&「か○○釣具」etcを利用して準備。
(カメラに収まった以外にも予備的にライン・フック・スプーンなど更に補強済)
師匠:餌釣り用タックル

ocho:ルアータックル (すべては根拠のない独断で用意。まあ体験用ですから・・・)


出番のなかったタックル(次回は是非とも使いたいです)
さて、準備万端(?)いざ出発です。
今回は、初参戦なので、是非とも前日の現場の様子を見学したくて土曜日深夜に出発。(初の遠出となるワンコはやや興奮気味です)
ナビに行き先をしっかり設定すると・・・行程はなんと約580キロ!!・・まあのんびり行きますか!!
途中は助手席で眠る気満々の私だったけど・・・・眠れません(これまたワンコ同様に興奮気味かなぁ(笑))
これが最後のSAという「尼御前SA」で朝食を済ませ、宿泊先を確認した後にいざ現地へ。
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「うぉ〜〜〜来たよ!」「着いたよ!」「ここだよ!」「やってるやってる」ってどうでもいいような歓喜の声(大笑)
管理棟の前で運よく「鮭」の入った大きなタモを持ち込む二人連れに遭遇した。
綺麗な魚体だったけど「小さい」らしい・・・計測の結果は65センチの♂・で、お持ち帰り。そのまま車のクーラーBOXへと向かわれた(羨)
それからおよそ3時間上流へ、下流へと様子を見て歩く。
意外なことに、「スプーンにサンマ」「ウキにスプーンにタコベイト」etcとなんでもありのタックルに驚いた。
ワンコの散歩を装う二人連れを見ても「明日の参加者」と気付かれることはなく・・・・お天気に恵まれいい見学でした。
そんな中そろそろ現場を離れようかとしたとき、目の前のルアーマンに「ヒット」の声がかかった!!
思わず前に出てそれをカメラでパチパチ。
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体高のある立派な魚体に近くの人たちから写真撮影の依頼が殺到・・・なんともほほえましい光景だった。
(75センチ、4.8キロの♂:この時点の最長&最重量)
その後、上司に頼まれた地元の銘酒を買いに現場を離れた(ついでに昼食も)

約二時間後、現場へ戻ると川は大きく減水し、釣り人も激減していた。
この時点で、管理棟の黒板に書かれた釣果は、♂6匹・♀3匹・・・この日はこのままの釣果でした。
さて、いよいよ初日(11月1日)
待ちに待った朝、前日夕方から降りだした雨はなんとかあがったものの、降水確率は70%の曇&雨
5時前に現場に到着してみると、車中泊と思われる車が数台。
そして、うっすらと見える川は、昨日監視員さんが話していたように水位が30センチ以上もあがっているようです。
身支度をして、ワンコも散歩。6時前には10人ほどの列ができています。

受付を済ませて河原へと向かいます。
師匠は、昨日の見学で決めたポイントをほぼ確保。
でも、キャストに自信のない私は周りを気にしながらどこにしようかとウロウロ。
結局、無謀にも師匠からは100mも離れた位置をキープ。
これなら隣には誰も来ないだろうと安心したのもつかの間、わずか3mしか離れていない位置に1人入ってきた。(え〜〜??)
しかし、7時の合図とともにキャストを始めると、なぜか私を挟んで両隣でお祭り騒ぎが始まった。
二度三度となると、嫌になったのか左側のおじさんが離れて行った(安堵)
しかし・・・私はもちろんだけど、見える範囲に「ヒット」の歓声が上がりません。
私の右隣のおじさま・・・昨年の爆釣経験者らしく落胆ぶりが酷いんです。
師匠を見ても新竿にしなりはなく・・・真ん中あたりのお兄さんが、僅かにしなった竿の「うぐい」に周りの笑いを独り占めしています。
なんとか隣に迷惑をかけることなくキャストができるようになったので、師匠に状況報告に。
すると、師匠は「少し前あたりがあった。お隣のおじさんが証人だよ」と・・・
おまけに、川に立ち込む師匠の脇を「サケ」が泳いでいったと・・・・(泳いでいてもねぇ・・・)
10時になろうとする頃、急に雨雲が近づいてきたかと思うとものすごい雨と風・・・吹き飛ばされそうです。
慌てて道具を持ち車へ避難します。
暫く様子を見ますが状況は回復しそうもなく、撤収する人も増えてきたので、一日目の終了を決断(悲)
なぜかルアー竿の師匠しか撮影しておらず(詫)
この後、ホテルで着替え&暖かいラーメンでお腹を満たし&車のトラブル解消に金沢のディーラーへ。
金沢の観光でもと思うも、風雨の中ではそんな気にもなれず、終了時間間際に再度現場へ向かってみた。
すると、そこにはフライマンさんの車が・・・・(やはり来てたんだ)
ホテルに戻ると更にもう一人のフライマンさんとお話することができ、楽しいひと時でした。
二日目(11月2日)
夜中じゅう、ホテルの窓をたたく雨と風に二日目の釣行は中止かもと不安いっぱいで目覚めた。
ん?雨の音が聞こえない。飛び起きて外を見ると、なんと雨も風もありません。
しかし、川はどうなんだろうか?今日はホテルで身支度を済ませて現場に向かいます。
まさか今朝は誰もいないだろうと思いながら現場へ向かうとやはり数台の車がいます。
車からうっすらと見える川は、昨日以上・想像以上の増水です。もしや「中止か?」

監視員のおじさまたちが集まって川を見ています・・・・・そして「実施」を決定・3番4番で受付完了。
さて、河原へ降りてはみたものの、どこも全く同じような状況です。
でも、昨日聞いた監視員さんの情報から下流域をキープします。すると後続の人が次々と下流域にやってきます。
少しでも流れの緩やかなところを狙うんですね。

今日は、昨日同様、去年爆釣したというお兄さんが隣です。(22gのスプーンしか用意してないそうで、既に諦め気分です)
昨日27gのスプーンをロストしてしまい、今日はもう30gのジグだけが頼りの私。
今日は、自分の足さえ見えない泥水なので、サケにも見えるはずはありません。
匂いで気づいてもらうしかないだろうと、師匠のサンマをつけて誘います。
開始して一時間が経った頃、師匠の竿にあたりが来ました。が、ヒットはできず・・・・
その直後、背びれが見えました。
私も急いで、その辺りを流します。すると「カン・カーン」とあたりが・・・やはりサンマが齧られていました。
おそらく師匠と同じ「サケ」だったと思います。これが二日間で私の唯一の「サケ」との接点でした。
そして、10時を迎えるころ、僅かに雷が。すると師匠は軽く感電したようで手にしびれを覚えます。
初めての感電・・・危ない!危ない!納竿です。
私は、もう少し楽しみたいと思っていましたが、またもや風雨がやってきました。
いよいよ初体験も終了の時がやってきました。
二日間ともに、管理棟に提出する報告書には「0匹」の記入です(涙)
この期間は、119人が挑んで、僅かに3匹という最低条件の結果でした。
(余談ですが、二日間で私以外に女性を2人見ました)
しかし、なんとなくもしかしたら私にもできるかな?と感じれた「サケ」・・・・・来年も必ず挑戦します。
「サケ」には会えなかったけど・・本当に楽しい楽しい二日間でした。ありがとう!!
後ろ姿ですが、今回のochoです(照)
早くも来年のカレンダーが気がかりです(笑)