2011年11月4・5日  石川県手取川サケ有効利用調査


我が家の今年最後のイベントがやって来ました。
去年は雨にたたられ、竿を出すことさえままならない状況だったので、今回はせめて良いお天気であって欲しい!!
そして、欲を言えば、二日間の挑戦で二人で一匹釣りたい!!これが目標です!!
念ずれば夢は叶う(と、誰かが言ってたような)・・・・・・そして、終わってみれば二人で三匹!!大大大満足でした。


11月3日(調査前日)
家からの距離は、ほぼ580キロ、そのうち高速区間は540キロ、昨年の「土日祝日1000円」の割引料金が実施されていないので、
少しでも節約しようと、深夜割引を利用することにした。
出発を3日の午前0時過ぎにして、休憩をはさんで8時間の旅の始まりです。
そしてまた今回も、「ワンコ」が一緒・・賑やかな旅です(笑)
天気予報も「晴曇」その上季節外れの高気温の予報・・・もうこれだけで目標の半分が達成できてます(笑)


午前8時過ぎ、予定通り到着しました。昨年とおんなじ案内板です。
   
今日の調査員は約60名の予定だったと思う・・・さてどのあたりにいるのかな?
遠目に見ても「延べ竿」は上流付近が多いようです・・・・・行ってみますか。
最上流部・せき止めて流れを変えたとか・・ 6Pあたり・5月の大雨でできた中の島 ミノーでの一匹
午前中は、ほぼ上流辺りで、監視員のおじさまや、あの「細山長司氏」とお知り合いというおじさまや、事務局の方と釣り談義が交わされました。
そして、今回も調査前日に鮭の顔を見ることが出来ました(嬉)
(明日は偶然にも↓写真の方と隣合わせで釣行することに)
  タコベイト付き 
この方、この一日で5匹を釣りあげたとか・・・・なんとも羨ましい限りです。(しかし翌朝、一時間ほどその場を離れた間にクーラーボックスはなくなりました(驚))


この後、昨年訪れたお蕎麦屋さんへ・・・暖簾が出る前に既に行列が出来る人気のお店でした
開店前 十割そば 白山おろし蕎麦 
この後は、餌にする「サンマ」と、もしや必要となるかもしれない「磯ダモ」を買いに街中へ。そして今夜は早寝です(笑)


11月4日(調査一日目)
受付は6時45分となってはいるものの、昨年の経験からすればそんなことは言ってはいられない。
5時前にホテルを出発して、現地に到着してみるとやはり車中泊と思われる車が数台停まっています。
管理棟へ近づくと、昨日の「あの方」から「椅子を並べて順番を取った方がいい」と声をかけられた。
そして、運よくこの日は2番3番めの受付となり、「あの方」と並び位置で釣る(妙な)約束ができた。


受付を済ませて「あの方」に続いて狙ったポイントに降りてみると、近くにはルール違反の「場所取り組」がいるんです。
早速、ルール違反である旨を通告です!!しかも時間前に竿を振る!!・・・・誰でも怒るでしょう!?


開始を告げるサイレン間もなく、「あの方」がヒット・・・早々に♂をゲット。そして私のすぐ下手でも二人の餌釣り師にヒット・・♂と♀(♀は早々に生簀に運ばれます)
そんな中、師匠にもアタリが来ますが上手く合わせれずに二度のバラシ(涙)
そして、少し下流のルアーマンにヒット・・・♂だったみたいです。


私の立ち位置は、特に根掛かりもひどくなく比較的に良い場所のように思えます。・・・が、全くアタリがありません。(ポイントが外れているのかなぁ?)
そして、開始から3時間が経つころには、季節外れの暑さの影響もあるのか、誰一人アタリすらなくなっています。
どうやら、「本日終了」モードのようで、周りの一匹釣れた方々はあちこちへ情報収集に行く様子・・・余裕ですよね!?
明日は一段と調査員の数が増えるとわかっているので、この「最良ポイント」を確保することは至難の業、ならば今日頑張るしかないのです。
私と師匠は、休憩しながらも竿を振り続けます。
私は、朝一番はハデハデスプーン、そして陽が高くなると地味系にチェンジ、更にはフックの大きさまで変えたりしながら頑張ります。


そして、ふと「そういえば、まだタコベイト付けてなかったなぁ」と思い、付け替えた2投目・突然一気に引きます。
「うわぁ、きた〜〜〜〜」思わず声が出ます。あわててタモを持ち、掛けよる師匠。
一斉に周りからの視線が私に集中します。ロッドをしっかり握り、引き摺られないようにと踏ん張りますが・・・忠類で経験したやりとりとは大きく違います。
水深があるからか、小ぶりからなのか、比較的すんなり魚を引き寄せることが出来、無事にネットイン!!
思いもかけず、釣れた鮭・「カンカンカン」とアタリがくるからと聞いていたのに一気に食われました。

念願成就の初鮭です!!お腹からは、今にも卵が出ちゃいそうな♀でした。


 

しかし、♀だったため、早々に生簀に持っていかなくてはなりません。
「えっ、サイズも測ってないし・・・・・」「もうこの後、鮭には会えないかもしれんのにぃ・・・・」ゆっくり楽しむ時間はありません。
悩んだ末に、管理棟へ持っていくことにしました。管理棟なら、計測用の測りも、生簀もあるしね。
管理棟に持ち込むと、監視員のおじさまは、大物賞狙いでもない私の「初鮭」を快く出迎えてくれ、計測にも応じてくださいました。
 元気回復中 生簀へ走るおじさま・・さようなら〜〜!!
お腹に卵があるため、おでぶに見えます・・・64センチ(私にとっての釣りごろサイズと希望していたのとピッタリ!!)


その後、少々(変な)余裕がでたりして(大笑)、美味しく昼食の「いなり寿司」をいただきました。
結局、最終3時半まで頑張りましたが・・・その後は何のアタリもなく終了しました。
管理棟で、本日の釣果報告書とゼッケンを返してホテルへ。


11月5日(調査第二日目)
今日は昨日をはるかに超える100人近い調査員が予定されています。
昨日より早く行こうと4時半に現地へ・・・・すると↓のような状況です(愕然)車中泊なんですよね、みんな!!
 既に17個の椅子が並んでいました。
帰りの道中を考えると、今日の釣行時間は3時間程を予定していました。
この時点で既に意気消沈凹・・・・もうすっかり諦め気分になり、どのポイントを狙うか迷います。
しかし、迷ってもしょうがありません、成り行きに任せなければ。


受付開始の頃には長蛇の列が出来ています。皆が口にしているのは「今日は駄目だな!?」・・・同じ気持ちです。
受付を済ませた最初の10人程は、身なりから「餌釣り」と思われ、予想通り私たちが狙うポイントあたりへ移動していきます。
その後はほぼルアーの様子・・少し狙う場所が違うようです。
それなら運が良ければ予定したポイントあたりに行けるかも・・・大急ぎ向かいます。
道具もそこそこに河原へ降りてみると・・・師匠が欲しかったポイントのすぐ隣が空いています。すかさずゲット!!
私が、どこにしようか迷っていると、先に来ていた餌師の方が「その荷物は、場所取りの物だから、どかせばいいよ、ルール違反だよ」って。
それならば、そうさせていただきます(感謝)
お陰で師匠と私は、二人の餌師を挟んだ位置に立つことが出来ました。

 

しかも、釣行開始の7時前には準備完了。サイレンと同時に竿が出せます。
すると、なんと私の隣の餌師さん、1投目にヒットです。竿をしならせ&引きを楽しんで・・見事にネットイン。小ぶりな♂でした。
そして、ものの5分も経たないうちに師匠の隣の餌師さんにヒットです。これまた竿をしならせ&引きを楽しんで・・無事にネットイン。こちらは♀です。
河原の上にいた監視員さんに引き取られすぐさま生簀へ行ってしまいました。

その後は、私の二人下手のルアーマンにヒット・・・これまた無事にネットイン・♂のようです。
今朝は活性がいいようですね。・・・・何としても今日は師匠に釣れて欲しい!!と願ってみると、師匠がヒットです。
私は、慌ててネットを持って師匠の元へ。
しなる竿を写真に撮りたいと思ってはいましたが、今は無事にネットインすることだけに夢中です。
祈る私のことなぞ、構いませんって感じ・・・あっさりネットに入ります。・・・・・う〜〜〜〜やったね、良かったぁ!!
小ぶりですが♂でした。ならば、ストリンガーに繋いで写真撮影も後回し。高活性の時に頑張りましょう。
なんとここまで僅かに20分・・・・今日は行けそうですね(嬉)
 シロザケ ♂ 62センチ

自分の立ち位置に戻り、一旦スプーンをチェンジ&タコベイトも付け替えて&キャストの方向を少し上流へ向けました。
すると、2投目・・カンカンとアタリが。思わず竿を合わせます・・・なんとヒットしました!!
「師匠・・きました〜〜」と思わず叫びます(だって二人の間には二人の餌師さんがいるんですもの)
その声のせいで周りの視線を集めてしまいました。今日は、昨日の♀とは明らかに違う感触でした。
足元近くのテトラにもぐりこまれないように、なんとかネットイン・・・「やった!やった!♂だぁ」
この♂も師匠に預けてストリンガーに繋いでもらいます。
 シロザケ ♂ 60センチ

その後は・・・・餌師さんばかりにヒットするものの取り込み直前のバラシやスレ掛かり後のバラシなど・・・・そして釣れない(沈黙の)時間へ。
高活性の時間はほぼ一時間で終了・・たいていの釣り師は休憩です。私も朝ごはんに用意したパンを頬張り見学です。
一昨日に比べ昨日は、少し水位が上がった(ダム放流?)らしく、流れこみの位置が僅かですが下流へ変わっています。
それは正にポイントの変化に繋がるようです。
そして今日は、一昨日の水位に戻っていて・・・すると少し上流がベストポイントになるようです。
そんな会話をしている「完全装備の餌師さん達」・・・・川を見る目が違うんですね!?

師匠の♂ ochoの♂

 
そして、帰る時間がやってきた・・・でも今日は二人とも大大満足でした。
あの順番で受付をしたにもかかわらず、ほぼ希望したポイントに入れたこと・・・奇跡です。
そして、並んだ4人が一匹ずつ釣れたこと・・・奇跡です。
釣れたら・・・・♂が釣れたら持ち帰り(?)・・・思いもしなかった状況になりました。
食糧保管用に積んできたクーラーボックスはあるが、「氷」がない。監視員のおじさまから聞いた漁港近くの氷自動販売機まで買いに行くことにした。
そして、今日も釣果報告書を提出・ゼッケンを返して終了・・・この日の10時までの報告は↑の写真のとおり。(何匹まで増えるのかな?)
今回は(胸を張って)「1匹」と記入ができたこと・・・・本当に奇跡でした。
次回があるなら、「奇跡」ではなく「実力」と言いたい(笑)・・・・まだまだ無理!無理!

今回から「釣果に関するアンケート」を提出することになったとか。
どこのポイントで・何時頃・何センチ・♂♀を記入するもの・・・・そのために参加記念品は「メジャー」(しかし3m用ってのはいかがなものかと)

今回のヒットルアー・・・参考にはならないかも(汗)

醸造元でしか購入できない「本醸造生搾り」が今回のお土産


来年行くなら「平日」行きたい!!