大潟村日記

       大 潟 村 山 友 会





           
                   恒例雪の森吉登山
                                           2010年3月8日


          「石森避難」は2階建てのはずが屋根まで雪があった。小休止後、頂上を目指した。


 「白きたおやかな峰」は、北杜夫さんの著書です。春夏秋冬、条
件が良ければ大潟村から森吉山を眺めることが出来ます。大潟
村に移住後、この山を見るにつけ私はこの言葉を思い浮かべて
います。このたび我が「山友会」は、春とは名ばかりのその「森吉
山」へ登ってきました。
                                       
 午前7時、男女会員15人が、マイカー4台に乗り合い北秋田市
の阿仁スキー場へ向かいました。9時過ぎに「ゴンドラ山頂駅」
に到着。準備運動の後、頂上を目指しました。
                                       
 山頂駅付近の気温は−5度。小雪が舞い、風が吹くと体感温
度はさらに下がります。顔の露出部分や指先が冷たく、雪山の
厳しさを痛感。帰宅後、3日経過しても両手の指先のシビレ感が
治まらないままです。
                                       
 今年は時期が遅く、樹氷はすでに崩れていましたが、樹氷が着
いたアオモリトドマツは、幻想的な美しさでした。雪面は圧雪状
態、登山靴で歩行は出来ますが、場所によっては非常に滑りや
すく、アイゼンが必要と思いました。何人かは、スノーシューや山
スキーを装着しましたが、私を含め大半の会員は登山靴だけ。

                                          
 約1時間後、ほぼ中間地点の石森避難小屋に到着。小雪の中
で水分補給と小休止。小屋に入る為には、二階窓から入らなけ
ればならないほどの積雪です。ザックを置き、身軽にして山頂
を目指しました。
                                       
 夏山登山と違い、冬は最短コースを登れるので時間が節約
されます。が、やはり冬山は厳寒と視界不良などの悪条件で遭
難の恐れもあり、冬山登山は、厳しい極限の世界だと改めて
考えさせられました。写真撮影のため小型デジカメを携帯しま
すが、きつい登りや寒さ、指先の痛みからカメラを取り出す意欲
も失せるほど。カメラ自体、バッテリーの低下から作動せず苦
労しました。
                                       
 雪道のルートはガスで視界が悪く、最後尾を歩く鈴木会長は
迷いやすい地点に目印となるポールを立て、下山時に備えます。
約1時間で山頂に到着。「ヤッタゾー」の満足の声が。全員で記
念撮影。直ちに石森避難小屋まで下り、小屋のストーブを囲み
冷えた体を温めながら昼食を。
                                       
 今回初めて下山途中、小林名誉会長と鈴木会長を講師役に、
「雪洞づくり」の訓練」を実施。最悪の場合を考慮、緊急避難とし
て身に着けて置くことが大事。会員の目つきは真剣そのものでした。


   「石森避難小屋」から頂上へ到る斜面。もう少し時期が早ければ一面に樹氷が広がっていた。
  山頂目指す「大潟村山友会」会員たち。
    森吉山の山頂。標識に吹き付けられた雪が凍っている。
 避難小屋で暖を取り一息、楽しみのお昼。   雪洞つくりの訓練







        
             山友会今年最後の行事 なべっこ
                                    2009年11月10日



 大潟村山友会は先月下旬、紅葉登山で三階滝(森吉山)へ
行って来たばかりですが、今年度最後の行事として恒例の「な
べっこ」が催されました。仲間たちと友人と秋色たっぷりの豊か
な自然に囲まれて鍋を囲み、越後の酒を味わう至福の一時で
した。
                                          
 行く先は大潟村からマイクロバスで1時間程度の八峰町の白
神・二つ森登山道の入り口にある「ぶなっこランド」です。真瀬
川の渓谷がありとても良い所です。12人が参加、渓谷を散策
後早速鍋を作ります。、鈴木会長が用意したカモ1羽と地鶏4
羽を使ったキリタンポ鍋が2種類。会員が育てたキノコや野菜
などを、マタギの山刀で下ごしらえ。手際の良さ一致協力の団
結力は「山友会」のお家芸です。
 鍋が煮上がり東屋風の屋根の下で「なべっこ」の宴の始まり。
ビールにワイン、日本酒、熱燗をしてフグのひれ酒も登場して宴
は盛り上がります。鍋も取り分けて熱々をいただきました。
                                       
 夏の厳しい暑さ、霧と降り続く雨の中、疲れ切って肩で息をし
ながら歩いた山々。きつく苦しい山歩き、何でこんな苦労をする
のだろうと後悔しながらも頂上に立ち、山を下るときの爽快さ。長
い冬期間の休止、来年の再開を期して「なべっこ」を心ゆくまで
楽しんできました。
                                        
 村に帰り、運転役で飲めなかった会員を慰労しようと当然のこ
とながら反省会もしました。朝、少し辛かったのはそのせい?





        
                 秋、恒例の「紅葉登山」
  2009年10月29日



稲刈りも終わり山々は紅葉真っ盛り。紅葉の便りにせかされ
るように県内の名所を見て回りました。そんな折、「山友会」か
ら「紅葉登山」の案内が舞い込みました。
                                      
 久し振りの「山友会」との再会、男女合わせて20人が参加し
ました。目的地は北秋田市・森吉山の一角「三階の滝」。麓ま
でマイクロバスで行き、ダムでせき止められた太平湖を船で
渡ると小又峡。そこから約30分ほど歩いた先に「三階の滝」
があります。健脚ぞろいの会員にとってはちょっと物足りなさ
もありますが、紅葉を眺め鍋をつつくのが「紅葉登山」
この滝は文字通り3階建てのように流れ落ちるところから名づ
けられたように思います。紅葉のピークには少し遅かったの
か、すでに葉が散り始めていました。滝で思い思いに写真撮
影後、さあ昼食。野外料理の達人たちが用意したこの日のメイ
ンはバーべキューとダマコ鍋でした。河原に陣取り、深まる秋
を眺め、親しい人たちと過ごす一時は心休まるものです。
                                      
 帰りは同じ森吉山の一角にある「秘湯・そま温泉」の露天風
呂で汗を流しました。ここも入り口は男女別々なのに風呂は
一緒、というのが面白い。落ち葉を浮かべた露天は趣十分。





           
                   三ツ石山登山
                                                2009年8月18日


     小モッコ山(1,467b)手前の丘で昼食後岐路に着く。小高い岩山が三ッ石山頂


 お盆休み、大潟村へも都会から帰省した人たちが大勢いた
ようです。多くの家々で久し振りに肉親が再会、墓参り、盆踊
りや行楽などで楽しんだようでした。どこの家庭でも何かと忙
しかったことでしょう。自身にとっても今は若きころの懐かしい
思い出です。
                                     
 帰省客が帰り、元の静けさを取り戻し、あとは秋の刈入れを
待つばかり。それではと「一つ、山でも行こうか」と山友会の
有志10人が、岩手県雫石町の三ッ石山(標高1,466b)への
日帰り登山をしました。
                                     
 朝5時、女性会員3人をまじえた総勢10人が2台の車に分
乗し、秋田道から角館を経由、仙岩トンネルを抜けて岩手県
へ。約3時間半のドライブで三ッ石山への登山道入り口に到
着。すぐに身支度を整え歩き始めました。40分ほど舗装した
道を歩きいよいよ山道へ。「熊出没危険」の看板が真新しい。
 20分ほど歩くと汗だくに。しかしこの一汗を乗り越えると体
が慣れて楽になる。山道を登りつめ、三ツ石山荘直前の水
場におかれたひしゃくは盗難防止のためかずしりと重い。し
かし水は冷たく、涼味はこの上なくうまかった。山荘から三ッ
石山山頂へと向かう。直下の道は急で一直線、かなりこたえ
る。
                                    
 山頂からは岩手山や乳頭山などが望める。8月とはいえ
じっとしていると体が冷えるためさらに奥1,467bの小モッコ
山を目指す。稜線はなだらかな下りで、疲れも吹き飛ぶよう
な山歩きを楽しむことが出来る。汗を流した者にだけ許され
る至福のひと時。
                                     
 昼食は小モッコの手前の小高い岩山で。一口飲んだ冷た
いビールが体に染み渡りうまい。下山後の楽しみは温泉。こ
の日は編張温泉でした。


  三ッ石山頂で記念撮影。 右上は小モッコ山と樹海を背景に三ッに向かう。 石の写真、動物の顔に見えませんか?三ッ石山頂に連なる岩山
                  三ッ石山頂近くの岩山。ギボーシが咲く山頂付近。  三ッ石湿原に隣接する三ッ石山荘



           
               新潟・弥彦山岳会と森吉山、八幡平登山
                                                  2009年8月8日〜9日


 7月下旬、大潟村山友会は県外交流登山として新潟方面へ行っ
て来ました。その際に弥彦神社に詣で、松明行列にも参加、八海
山登山をしたことは本ホームページでご紹介しました。
                                        
 その弥彦村から弥彦山岳会一行23人が、森吉山と八幡平登山
を目的に秋田に来られました。山友会からは鈴木隆二会長、小林
収顧問など有志7人が案内を兼ねて合流し交流をしてきました。
                                        
 一行は新潟港から深夜、バスごとフェリーで出発し翌朝秋田港
に到着しました。その足で阿仁スキー場へ向かい森吉山へ。ゴン
ドラを乗り継ぎ頂上を目指しました。越後の荒々しい山に比べ、秋
田の山の穏やかさと杉の美しさに一行は感激していました。
「花の百名山」と称される森吉山です。ヤマユリやギボウシ、ツリ
ガネニンジンなどの花々がまだ見ることが出来ました。頂上で昼
食。下山後は田沢湖へ回り「辰子像」を見物し、宿泊先の玉川温
泉に入りました。
                                        
 「1年前から予約した」と聞きました。現在では玉川温泉は全国
に知られる存在です。同山岳会の会員たちも岩盤浴に大変興味
を持ち、早朝から楽しんでいました。
                                        
 翌日は八幡平へ。源太森から山頂、八幡沼周辺の湿原を歩き
、ニッコーキスゲなどの高山植物も見ることが出来ました。藤七
温泉で山の汗を流し、東北道経由で新潟への帰路となりました。


          
                森吉山


  「花の百名山」森吉山で出会った花たち。  頂上まじかで列を整え最後の頑張り
  ニッコーキスゲ                      ギボーシ                    ヤマユリ
  
 山頂で記念撮影                                                      玉川温泉で懇親会


           八幡平


    八幡沼に向かうなだらかな湿原、ワタスゲが残っていた。                        黒谷地から頂上を目指す
 湿原の植物を保護する木道。          八幡平頂上から八幡沼に向かう。先頭が大潟村山友会員
  八幡沼(右上)に近い斜面に咲くニッコーキスゲの群落。  山で湯を沸かし、コーヒーをサービスする山友会会員









         
                        新潟・秋田交流登山
                                                 2009年7月25〜28日
 村は田植えも終わり、様々な団体の活動が再開しました。
「大潟村山友会」も、ここ数年続けられている新潟・長岡ハイ
キングクラブとの交流登山として八海山、谷川岳登山に3泊
4日で行ってきました。
                                     
 女性会員5人を含む総勢17人が25日早朝5時半、マイク
ロバスで新潟を目指しました。途中「道の駅」に寄ったりしな
がら約6時間ほどで「弥彦灯篭まつり」が行われる弥彦神社
に到着。さらにロープウェーを乗り継ぎ、弥彦山で行われた
「高頭祭」に参加しました。「高頭祭」は長岡出身の高頭仁平
衛の遺徳を偲んでおこなれる慰霊祭。日本山岳会の創立に
尽力し、後に会長を務めた方です。
                                     
 引き続き弥彦山岳会の登山祭にも出席、日が暮れて山頂
から麓の弥彦神社まで約2時間ほど松明を手に山道を下り
ました。

 2日目、日本酒好きには良く知られた銘酒と同名の「八海
山」登山。越後三山の一つで、山頂に八ツ峰という険しい岩峰
を連ねる修験の山。八海山ゴンドラを利用し、山頂駅からの登
りになる。6合目の女人堂を経て、9合目の千本檜小屋まで約
2時間の厳しい登りでした。急斜面、鎖場ありの難コースでした
が、見事な雲海が印象的でした。この夜、宿泊した塩沢町の山
の宿「雲天」は六日町の庄屋の豪邸を移築した民家。夕食は、
山菜には慣れ親しんでいる会員たちも感激するほどの多種多
彩な山の幸でした。
                                       
 3日目は谷川岳登山。しかし訪れた谷川岳は、前日からの雨
が降り続き、さらに霧に覆われ、やむなく登山は中止と決定。
徒歩でマチガ沢、一の倉の大パノラマを仰ぎ見てきました。天
候がよければこの稜線を歩く予定でした。
                                       
 最終日は大河ドラマ「天、地、人」の主人公、直江兼続ゆかり
の与板城や「兼続 お船ミュージアム」を見学し、夕刻無事大
潟村へ帰りました。


  「松明行列」に参加、弥彦神社まで山を下りた。「高頭祭」の「山友会」会員。  「八海山」からの越後の山並み
       雲海が続く越後の山々。                              修験の山らしく急な登りが続く
 「八海山」9合目の「千本檜小屋」。後ろが八ツ峰の1つ地蔵岳。「八海山」から下りると冷たいスイカが待っていて一同感激
 明治15年に建てられた庄屋を移築した「雲天」の大広間。    夕食、鮎の塩焼き、大皿に盛られた山菜料理
  ロープウェーで約1,300bの谷川岳・天神平へ、雨と霧で登山は中止。 遭難した登山者の名前が刻まれた慰霊碑に手を合わせた
   切り立った岸壁と残雪、一の倉沢の圧倒的な存在感。









       
                     春山登山 森吉山

                                                          2009年3月5日
 3月に入り、農家ではそろそろ農作業の話題が出始める頃。
作業が本格化する前に大潟村山友会だは、樹氷を見るため
森吉山への春山登山が恒例行事になっています。
                                     
 氷点下まで冷え込んだ朝、公民館に集合した参加者は男
性9人と女性1人、計10人。3台の車に分乗してマタギの里
、阿仁を目指しました。途中、昼食の鍋に入れる馬肉を買い
9時前には阿仁スキー場に到着。
                                     
 村には雪は無いのに森吉の麓はまだ一面の銀世界です。
経営難から今シーズン限りで運行が停止される予定のゴ
ンドラで中腹へ。晴天にもかかわらず気温マイナス5度。
 雪が硬く締まっていたため、カンジキやスノーシューを
履く必要がなかった。暖冬のせいもあり樹氷はすでに融
け、緑の枝が顔を覗かせていました。途中、避難小屋に
荷物を置きさらに頂上を目指します。11時頃には全員頂
上で記念写真。風が強く大寒気温はマイナス10度かそ
れ以上。避難小屋まで下がり昼食の馬肉鍋が最高の御
馳走でした。
                                   
 雪の森吉はまた来シーズンまでしばしの別れ、とりわ
けゴンドラが無くなると麓から登ることになり、気軽に入
山出来なくなりそうです。



左の山頂が森吉山の頂上。私が撮影したので私は写っていない。
樹氷平付近ではもう樹氷の面影はない。  サクラの花が咲いたような霧氷が美しい
       山頂の標識を前に記念撮影。    空気中の水分が凍って標柱にへばりついていた。





      
               山友会今年の締めくくり なべっこ登山

                                                             2008年11月13日

 山友会では今年の締めくくり行事として「なべっこ登山」を
計画、山歩きをしてきました。

 6月、父が亡くなり山行きは自粛してきましたが、久し振り
に参加しました。村から車で1時間半ほどの形成(はぎなり)
ダム上流の三郎山です。鈴木会長以下13人が参加しまし
た。

 紅葉に彩られた深い渓谷をマイクロバスで走る。形成ダ
ムを越え、林道を分け入ると形成キャンプ場です。冷え込
んだ朝、雪のように見える一面の霜を踏みながら登山道入
り口へ。低い山ですが勾配がきつく、体力の衰えを実感し
ました。約1時間で頂上到着。雲一つない青空。遠くに八郎
潟残存湖が一望できました。


 「なべっこ登山」の名前が示すように、山は早々に下り、
キャンプ場で鍋料理を囲む「大人の遠足」です。

 大鍋にガスコンロも持参しています。女性会員を中心に
手分けして調理開始、手際がよいのは入植以来の伝統で
す。出汁の決め手は鶏がら、旬の豊富なキノコとヤマイモ
鍋と、もう一つは馬肉と大根の鍋です。馬刺し、漬物なども
あり、小春日和のポカポカ陽気の中、気のあった仲間同士
で味わう鍋の旨さは何にも勝る秋の味でした。冗談も混じ
り、腹が痛いほど笑い転げ楽しんだ一日でした。

 余韻覚めやらず、村に帰ってから居酒屋で「反省会」で
す。ここでもしっかり反省したことは言うまでもありません。



     周りの樹木で頂上に見えませんが狭い岩山にのって記念写真。この笑顔が全てを表しています。
    キャンプ場で鍋料理を囲んだ。鍋はキノコ、鶏肉、ヤマイモなどと馬肉とダイコンを煮た2種類




                     村民登山 森吉山
                                                  7月12日

 今年の「村民登山」は花の百名山で知られる森吉山でした。大潟村体育館が主催する村恒例の村民登山です。

 私も申込みをしましたが、30人の定員オーバーで参加を諦めていました。その後キャンセルが出たため参加が
可能となっていましたが、父の喪中でもあり取り止めることにしました。 午前6時半、村の大型バス「かけはし」で
出発する一行を見送りました。





      2008年度キラキラ塾新緑登山 「男鹿・里山ハイキング」
                                                    6月14日

 大潟村教育委員会主催の「キラキラ塾」。今年は男鹿半島の里山トレッキングでした。参加希望者が50人を超えた
ため大型バスでも乗り切れず、マイクロバスを用意しました。

 小さな子供さんや小学生と親たちが中心で会員がサポートする恒例の行事です。途中「岩手・宮城内陸地震」により
震度4の有感地震があり心配するハプニングもありました。珍しい植物や地理について案内人の熱のこもった説明に
耳を傾けながら、男鹿半島の景観を楽しみながら約8`の全行程を歩きました。ゴール後、海を見ながら昼食。会員
が前日採った竹の子で鍋をつくり、おいしくいただきました。


 男鹿といえば海、というイメージが強いのですが、半島中央部はまさに里山の趣が強く、ほとんどの村民も初めてという。
 道沿いに桑の木。熟した実はおいしい。        八望台で休憩後、ご記念写真



      
                   春山登山     森吉山の樹氷

                                                   2008年3月3日


 今年度初の「大潟村山友会」行事は、北秋田市の森吉
山で樹氷を見る「春山登山」です。しかし、春山とは名ば
かり、東北秋田ではまだまだ厳しい「冬山」そのものでし
た。

 午前7時、公民館に参加者12人が集合。3台の車に
分乗し阿仁経由で森吉へ向かいました。灰色の空から
は雨交じりの小雪が舞い、前途の多難さを予感させる。
2時間ほどで阿仁スキー場に到着。太陽が時々顔を出
し、天候の快復を予感させる。しかし、天候回復の淡い
期待は無残にも打ち破られる結果に。
ゴンドラで山頂
駅を目指すころから強い吹雪になった。




 気温、−5、6度とさらに厳しくなるばかり。かんじきを
履き山頂付近を目指す。積雪は2メートルを超えるよう
だ。樹氷平でモンスターと称される巨大な樹氷は吹雪と
ガスでかすむ。東京から来たパーティーもいたが、私た
ちは安全を考えて登頂を断念、神社近くの避難小屋で
休憩と昼食をとる事にした。

 厳しい冬山の様相、容赦ない寒さ、初めてのかんじき
など初体験ずくしの中で見る樹氷。久々の山友の仲間
との再会が暖かい春山登山でした。下山後は恒例の反
省会?。
                                  
 何を反省するのか?との声しきり。


 
      ゴンドラ山頂駅から少し登ると樹氷平             樹氷平からさらに高くなると樹が少なくなる





         
                  大潟村山友会 19年度総会

                                        2007年12月19日 ポルダー潟の湯で
 山友会の今年一年を締めくくる総会兼懇親会が19日、
温泉施設「潟の湯・多目的ホール」で開かれました。鈴木
会長、小林名誉会長はじめ役員、会員約30人が出席、
事業計画や予算について報告と質疑がありました。
                                  
 鈴木会長から19年度事業報告、会計担当から収支報
告が行われ満場一致で承認されました。


 さらに、次年度事業計画案並びに収支予算案が報告、
承認されました。
                                   
 その後は懇親会になり全員で乾杯、鍋をつつきながら
の宴会となりました。話題は楽しかった山の想い出や近
況に及び楽しいものとなりました。いつものことながら二
次会はホテル。ここでも終始話題は尽きず家族的な雰
囲気で遅くまで語り合いました。







                  紅葉・ナベッコ登山
                                          2007年10月29日

 大潟村山友会。今年最後の山行は「なべっこ登山」、ほどほどに山を歩き、その後は鍋を囲む趣向です。

 今年は毎回雨に降られての登山でした。今日は・・・・・の期待も空しくまたしても雨、それも雷まで。白神
山地の青森・西目屋へ抜けるつるべ落し付近で紅葉を楽しみ、その後雨のため白神の国設キャンプ場へ
移動。
炊事場や東屋もありましたが、ドシャ降りの中でキノコ鍋とキリタンポをつくり「なべっこ」の始まり。
大の大人がママゴトにも似た野外の宴で大いに盛り上がったことでした。

 夕方村に戻り、さらに反省会?と称して夜の部も大盛況。みんな、お酒にも強い、強い。家族のような山
仲間とのふれあいのひとときでした。






                 新潟・秋田 鳥海山登山交流会
                                             2007年10月21〜23日

 新潟県長岡市の長岡ハイキングクラブと交流をしてきた大潟村山友会は8月、平ガ岳・尾瀬縦走登山をしました。
今回は舞台を秋田・鳥海山に移しての交流登山となりました。
 21日、約20人の山好きが象潟市の「道の駅」で合流し法体の滝を見物後鳥海荘に投宿して夜の」懇親会。翌日
は激しい雨の中、祓川登山口から頂上を目指した。賽の河原付近から積雪、さらに強風のため8合目で安全のため
登山を中止して下山することに。翌23日、獅子ガ原湿原を散策後、来年の再会を約して交流会を終えました。


登山当日は強い雨でしたが、翌日は鳥海荘からも雪の山頂がくっきり。一帯は紅葉も見頃でした

 祓川登山口は強い雨と風が吹荒れていた。ヒュッテで朝食後出発。雲の隙間から一瞬
陽がさした。登山道は、前夜からの雨に洗われていた。

1500メートル地点、8合目の避難小屋で休憩。記念写真を撮って下山。








 
             県外登山 新潟・平賀岳 田代岳登山、尾瀬縦走 
          
                                  2007年8月28日〜31日
          


 小雨の中、急勾配の連続。カメラを出すゆとりもない  悪戦苦闘の登りの末尾根筋に。
  越後の山、新潟県平賀岳山頂を背景に。乙女平の湿原で
  妖しいまでにキレイな花。尾瀬で沢山見かけた花の名前はトリカブト
 尾瀬ガ原を行く。朝5時出発、登山口着午後3時の強行軍
 平坦で穏やかな尾瀬も、そこにいたるルートには岩場があり
 足がすくむような地点も。
  私の山仲間、山友会のメンバー。雨風強く、強行軍。
  尾瀬ヶ原で
 朝5時から歩き始めて午後3時前に福島側登山道に到着
 長岡山岳会が冷えた缶ビールを用意して出迎えてくれた






          
                     森吉山訓練登山
                                      2007年8月22日

 山友会県外登山の尾瀬行きを前にトレーニングを兼ねた森吉山登山をしました。午前7時、村をマイクロバスで
出発した山友会の総勢12人、5合目までのゴンドラが運休のため9時過ぎから山頂目指して登山を始めました。
濃い霧と小雨は次第に風を伴って強くなるばかり。頂上に立ったメンバーです。
  
      森吉山頂上。ガスと強風でカメラを構えるのに一苦労したほど
  花の百名山のとおり。リンドウが咲き乱れていた  雨もガスも山友会にはつきもの
 わずかに晴れ間も。木道の上でティータイム  濃いガスと雨風。昼食はこんな所でも




         和賀岳・薬師岳連山登山 
   
                             7月23日〜24日

 いよいよ本格的な山のシーズン。和賀岳から薬師岳縦走はかなりハードと言われていた。個人的な用事で京都から
帰宅、徹夜で準備をして参加。雨こそ降らなかったけれど、相変わらずの曇り空。薬師への長い登り、尾根筋で一息。
しかし、登山道が整備されていないのでひどく難渋しました。
 下りの過程で初めて経験する膝の痛み、歩けなくなるほどの激しさでしたが、どうにか無事下山。温泉でいたわるもの
の、翌日も再発し辛い山行でした。歳ですかね。






         村民登山  秋田県・駒ケ岳登山 
    
                              2007年7月14日

 恒例の大潟村村民登山。子供たちも交えて村のバスで行ってきました。登山道までは
シャトルバス、相変わらず雨の山でした。

  
    ガレ場に群生するコマクサ。恋焦がれたコマクサとの出会いは鮮烈でした。
 秋田駒直下に豊に水をたたえる阿弥陀池。秋田駒頂上へは奥の山小屋から左へ登る
   山腹ではまだニッコウキスゲを見ることが出来た
 至るところにシャクナゲ。
 淡いピンクが美しい
 阿弥陀池の小屋から頂上まで一気に駆け上りバテてます




         山友会、キラキラ塾の十二湖ハイキング。 

                                     2007年6月3日


 新緑のブナ林を行く十二湖ハイキングは、普段接することが少ない村の子供たちや
母親たちとの交流の一時でもありました。天候は小雨、でもブナ林では傘が要りません。
 湖を巡るトレッキングもさることながら、タケノコ汁の昼食も楽しいものでした。

      村の子供たちを交えたトレッキングの列。ブナの葉が雨をしのいでくれる
    湖の水面に移る新緑が美しい       
 前日、会員が採ったタケノコで鍋を作った。山友会得意技
    サンタランドで村の子供たちと昼食を食べた