(私設美術館) 荻崎正広コレクション ゲイ・アートの家 (Private Museum) Ogizaki Masahiro Collection 《 The House of Gay Art》
2005.4.17開館(Opening)
《年末年始の休館のお知らせ》(2024.12.9)
2024.12.16(月)から2025.1.6(月)まで、休館します。
2025.1.9(木)から通常どおり開館します。
よろしくお願いします。
ゲイ・アートを主にした、自宅を用いた隠れ家的な私設美術館です。
平野剛、長谷川サダオ、稲垣征次、稲嶺啓一(東風終(こち・しゅん))、波賀九郎、三上風太、冬陽(とうよう)、高蔵大介、佐武郎、三島剛、ヤギシンゴ、jiro、内藤ルネ(佐原サム)、岩上大悟、神宮寺拳(じんぐうじ・けん)、四聖鰆(しせい・さわら)、奥津直道を始め60名程の作家による、
合わせて210点を越えるコレクションで、絵画、写真、彫刻、陶磁器その他に渡っています。
又、矢頭保(1928~1973)の写真集『裸祭り』、『OTOKO』、『体道』(初版本)、更に、円谷順一(通称、大阪のおっちゃん)(1971年没。享年54才)(二転三転して恐縮ですが、姓の読み方を「えんたに」から「えんや」に戻します。それらの経緯をブログ「円谷順一」探訪行(その1) に載せましたので、参照してください)が撮影したアルバム90冊以上、ネガフィルム多数を含め、それらとも関連し、合わせてアルバム160冊以上、ネガフィルム、スライドフィルムともに多数を所蔵しています。 (円谷順一の作品は、おもに、初期の「薔薇族」(本誌)や、「青年画報」(ともに第二書房刊)などに掲載されています)
美術品を通して、男の心身の放つエロスにじっくり向き合ってみるのも、一興かと思います。是非ご来館ください。
なお、画面右手上段の絵は、長谷川サダオ(1999年没)の『赤い地の中のきしむ四肢と河童(かっぱ)』、
右手下段の写真は、冬陽(2006年没)の『薄(すすき)の中で逆立ちする真裸』という作品です。
また、下の左側5点のモノクロの写真は、上記円谷順一の作品です。その右の3点は、名前が特定できないのですが、円谷よりやや若い世代だと思われる、やはり大阪で活動した写真家の作品です。
ちなみに、比較的新しく入手した作品(もう何年も以前のものも含め)としては、甲秀樹(こう・ひでき)の絵画(1点)、森栄喜(もり・えいき)の写真(2点)、
四聖鰆(しせい・さわら)の絵画(1点)(これまでのものを合わせると5点)、同写真(1点)、岩上大悟(いわがみ・だいご)の写真(6点)(これまでのものを合わせると10点)、
田口弘樹(たぐち・ひろき)の写真(1点)(これまでのものを合わせると2点)、toboji538の写真(4点)、田亀源五郎(たがめ・げんごろう)の絵画(1点)(これまでのもの<ポスター>を合わせると8点)、湯川富夫(ゆかわ・とみお)の写真(5点)(これまでのものを合わせると12点)、 稲嶺啓一(いなみね・けいいち)((東風終(こち・しゅん))の写真(1点)(これまでのものを合わせると34点)、安貴之(やす・たかゆき)の写真(1点)(これまでのものを合わせると3点、 神宮寺拳(じんぐうじ・けん)の絵画(2点)、藤田竜(ふじた・りゅう)の絵画(1点)(これまでのものを合わせると7点)、 大川辰次(おおかわ・たつじ)の絵画(2点)、奥津直道(おくつ・なおみち)の絵画2点(これまでのものを合わせると7点)、西ノ宮翼(にしのみや・つばさ)の絵画(2点)、 晩三吉(ばん・さんきち)の絵画(2点)、内藤ルネ(佐原サム)の絵画4点(これまでのものを合わせると11点)、 ヤギシンゴの絵画1点(これまでのものを合わせると5点)、木村べんの絵画1点(これまでのものを合わせると4点)、稲垣征次(いながき・せいじ)の絵画3点(これまでのものを合わせると8点)、加嶋誠(かしま・まこと)の絵画6点、津田広樹(つだ・ひろき)の写真2点、竹岡研一(たけおか・けんいち)の写真3点などです。
画面下一段目左から、甲秀樹『江戸浮世絵巻「大漁」』(絵画)、森栄喜「Crows and Pearls(カラスと真珠)2」(写真)、四聖鰆「大漁鰆展」(絵画)、岩上大悟「白壁の前の裸」(写真)、田口弘樹「Kouta 03/08」(写真)、toboji538「RH-.0006」(写真)、田亀源五郎「『ラグビー部OBの特権』より」(絵画)、四聖鰆「脱兎白白図(だっとはくはくず)」(絵画)という作品です。
二段目左から、四聖鰆「生臙脂(ショウエンジ)」(写真)、湯川富夫「陽の射す二つの尻―おぎおんさぁ(祇園祭)(鹿児島市)(2010.7)」(写真)、湯川富夫「尻の群れ(同)」(写真)、稲嶺啓一(東風終(こち・しゅん))「尻の肉の盛り上がるボディビルダー」(写真)、湯川富夫「担(かつ)ぐ尻たち―おぎおんさぁ(祇園祭)(鹿児島市)(2011.7)」(写真)、安貴之「奥行きのある担(かつ)ぐ裸群(らぐん)―江の島天王(てんのう)祭(2009.7)」(写真)、稲嶺啓一(東風終(こち・しゅん))「暗褐色の裸群(らぐん)(静岡県伊東市)(2003年頃)」(写真)、岩上大悟「全裸で立つ若い半身(奥多摩)(1975年頃)」(写真)という作品です。
三段目左から、岩上大悟「たたむ若い四肢(奥多摩)(1975年頃)」(写真)、稲嶺啓一(東風終(こち・しゅん))「両の腋(わき)の下を見せる若い男(1986年頃)」(写真)、神宮寺拳「立って交わる二人の男」(絵画)、(同)「腰を下ろして交わる二人の男」(絵画)、藤田竜「立ち、一方では眠る男たち」(絵画)、大川辰次「矢に射られる若い裸」(絵画)、稲嶺啓一(東風終(こち・しゅん))「くつろぐ若い力士たち―自衛隊習志野駐屯地相撲大会(2012.8)」(写真)、安貴之「攀(よ)じ登る白褌(はっこん)―七日堂(なのかどう)裸まいり(福島県柳津町<やないずまち>)(2012.1)」(写真)、奥津直道「鞍馬の火祭り(2013)」(絵画)という作品です。
四段目左から、西ノ宮翼「祭男Ⅲ」(絵画)、(同)「ヌードⅡ」(絵画)(雑誌「ジーメン」2009.2(No.155)掲載の佐武郎氏の写真による)、晩三吉「両の腕を上げた壮年の男」(絵画)、内藤ルネ(佐原サム)「昭和初年は春の暮れ」(絵画)(雑誌「薔薇族」1980年4月号掲載)、藤田竜「学生服の裸の胸元」(絵画)(雑誌「薔薇族」1972年3月号の表紙絵)、安貴之「砂浜に立つ円の裸身―玉前(たまさき)神社 大寒禊(みそぎ)(千葉県一宮町<いちのみやまち>)(2013.1)」(写真)、ヤギシンゴ「黒と緑の男の裸体」(2015.7)(絵画)、
稲嶺啓一(東風終(こち・しゅん))「頂点の白褌(はっこん)の尻―的(まと)ばかい(四王子神社)(熊本県玉名郡長洲町)」(1995年頃)(写真)、同「屈(かが)む尻の両たぶ―豊田天下祭(愛知県豊田市)」(2000年頃2月)(写真)という作品です。
五段目左から、奥津直道「鯛(たい)」(2017)(絵画)、稲垣征次「少年ボクサー」(2003)(絵画)(ただし、この「少年ボクサー」は今回新たに入手した作品ではなく、以前入手したものです)、加嶋(かしま)誠「二人の中年」(2018)(絵画)、津田広樹「海の男たちのピラミッド」(1980年代)(写真)、同「海パンの若いランナー」(写真)(1990年代)、加嶋(かしま)誠「背中」(2019)(絵画)、奥津直道「昇龍(のぼりりゅう)」(2011)(絵画)、同「祭り/若者」(2018)(絵画)、竹岡研一「そそりながら静まる半身(はんしん)」(2020.10)(写真)という作品です。
六段目左から、翔(しょう)「滝と向き合う生身(なまみ)の滝」(2022.5)(写真)、gon(ゴン)「流れに寄り添うなめらかな肌身」(2020.6)(写真)、gon(ゴン)「吊り橋に立つ引き締まった四肢」(2021.11)(写真)という作品です。
(〒334-0004)埼玉県川口市辻606-2 鳩ヶ谷スカイハイツ907 (合併により市名が変わりました) TEL048(283)1267
坂本敏夫(本名)(玄関には、本名の記された表札と、「荻崎正広コレクション」という看板が掛かっています)
荻崎正広(おぎざき・まさひろ)(筆名) (著書)『夢幻の野へ』(鳥影社)(1983年)(小説集)、『彼方の海辺へ』(鳥影社)(1991年)(小説集)、『吹き荒(すさ)ぶ生身(なまみ)の森へ』(文芸社)(2000年)(戯曲集)、『能楽哀恋集(のうがくあいれんしゅう)』 ((株)22世紀アート)(2021年)(戯曲集)。(電子書籍)(キンドル)(kindle)(宣伝になりますが、クリックするとアマゾン(amazon)のこの本を購入できるページにつながります)他。
開館日 毎週(月)(木)(金)(日)の四日間(祝祭日などに関わらず)(ただし、つごうにより閉館する場合は、ご了承下さい)
開館時間<午後>1:00~5:00 入館料700円
[交通]
埼玉高速鉄道(地下鉄南北線と接続)鳩ヶ谷駅西口(2a出口)から徒歩10分。
JR西川口駅東口で国際興業バス。 4番乗り場 鳩ヶ谷公団住宅行き。3番乗り場 東川口駅南口行き、鳩ヶ谷車庫行き。4番、3番ともに南鳩ケ谷七丁目下車。徒歩7分。 (乗り場は駅前から1ブロック離れています。駅前の1番乗り場から出る鳩ヶ谷車庫行きは、南鳩ケ谷七丁目は通りませんので、ご注意下さい)
案内図の拡大
(マンションの玄関口を入ると、正面右手にエレベーターがあります。9階で降り、右手に曲り、3軒目です)
分かりにくい場所だと思いますので、電話いただけたら幸いです。
右上の案内図も参考にして下さい。
お問い合わせや、「ブログ 荻崎正広World」についての感想、その他、電話、メールなどにて気軽にお寄せください。
メール(E-mail)(パソコン=PC)
携帯電話(cell phone)のメールアドレス tuyuhara57vg@docomo.ne.jp
(なお、来館当日に連絡いただく場合は、電話048(283)1267か、上記の携帯にメールいただけると助かります)
(荻崎から)
『別冊薔薇族 青年画報 3』1980年冬号(第二書房刊)には、「男性ヌード写真を日本で最初に撮っていた男―今は亡き円谷順一の思い出の作品集」と題して、円谷順一の大判の作品6点が載っています)
また、当ブログ《アートに欲情しよう!(その3)神宮寺拳の巻》 の「追記」に記した画帳(作品帳・ポートフォリオ)(一冊)を、当館で保管しています。
神宮寺氏の、30点ほどの原画を含めご覧いただくことができます。
更に、上記の比較的新しく入手した作品の欄にも載せましたが、2011年12月の時点で、同氏の原画2点所蔵しています。
また、これまでと同様、当館の一角に、同氏の「薔薇族」(本誌、増刊号、青年画報の1980年から1982年にかけて)に載った作品を撮影したコーナーを設けています。
更に、最近(2020年6月)、富緒(とみお)一郎氏からデッサン作品(1997年頃制作)を合わせて123点ほど当館に寄贈してもらいました。
同氏は、星野悠二(ほしの・ゆうじ)の名で、「薔薇族」の表紙を1977年2月号(49号)から1977年12月号(59号)まで描いています。
下の2点は、同氏のデッサン作品です。
なお、上述の円谷順一と、名前を特定できない大阪の写真家に関して、どのような事柄でもいいのですが何かお知りの方(モデルになられた方も含め)、お伝えいただけたら幸いです。
《季刊の美術雑誌『プリンツ21』(2005年冬号)と、雑誌『バディ』(2005年7月号のP97)、同じく(2007年8月号)の「伏見徒然草」、又、石川貴一氏が刊行している個人文芸誌『薔薇窗』16号(2007年9月刊)、に当美術館が紹介されています。参照していただけたらと思います。「薔薇窗」(ばらまど)は、当サイトにリンクされている「ヴィオラ☆マニア」の中の「花」を御覧下さい》
更に、上記津田広樹氏が、「おたぽる(OTAPOL)」に連載しているコラム「薔薇族だった時代」の第23回「~鳩ケ谷にたたずむゲイアート美術館~」 に当館が紹介されています。
この段の左右の画像は、雑誌「バデイ」(2019年3月号《最終号》)に掲載されている、
当館所蔵の作品です。 左の画像は、同誌P.128、右の画像は、P.129です。
昭和の作品をという編集部側の意図によって作品が選ばれ、撮られています。
「バデイ」は1994年から2019年まで、25年間に渡って刊行されました。
私も誌面から多くのものを得ることができました。
長い間、ご苦労さまでした。
(2024.12.9 更新)
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(Link更新 2011.7.28)
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