M さんの合格体験談 
「あなた、よかったわね。ラッキーね」
レックの合格祝賀会で、講師を務められたH先生の第一声でした。
それは、合格したことに対してではなく、私が、「・・あの、私、リストラに遭いまして」と言ったことに対してでした。
「リストラに遭ったから、必死にがんばって合格できたんでしょ。リストラに遭わなかったら、
まだ、次があるからとか、余裕があるとかで、必死にならなかったんじゃないの?」
続けて先生が言われた言葉でした。 あまりに鋭い言葉に唸ってしまいました。そのとおりだったのです
最初、社会福祉や社会保険って、ほとんどが申請式、知らなきゃ損、
勉強しとけば合格しなくても役にたつ・・・くらいの感覚で社会保険労務士の勉強を始めたのです。
それが、突然リストラの話が出てきて、それも、最初は減給くらいかな、と思っていたのが、
経営は完全に破綻していて従業員全員整理解雇、再雇用しても小遣い程度しか賃金は出せない・・・
ということがわかってから、とにかく文字通り、必死になったのでした。時期はお正月も近いころでした。
なんのかんのと理由をつけては、「できなくても仕方ない」「今日は付き合いの飲み会で酔ってるし」 と、
毎日、勉強もしていませんでしたし、土日も家事があるし、子供の話も聞いてやらないと・・・
なんて状態だったのが、何が何でも勉強しない日を作ってはだめ、それも一日3時間を目指して勉強しよう、
休日もできるだけ雑用はてっとり早く片付けて、6時間、7時間の勉強を目標にしようと心に決めました。
実際には平日2時間から3時間、休日は5時間くらいの勉強量だったのですが、それまでは平日1時間くらい、
休日3時間くらいの勉強時間でしたから、人間、やろうと思えばできるんだ、と思いました。
心構えも「通ったらいいな」ではなくて、何が何でも合格しないと次はない、と気合いが入りました。
いよいよ、生活の中で勉強がものすごい比重で迫ってきたのは、5月の連休が終わり、模擬試験が始まる前ころでした。
「とにかく合格することを第一において、難しいことは通ってから考えればいい」
という大野先生の方針を忠実に守って基礎を重点的に繰り返し勉強しました。
最初は一問一答カードを、次は過去問と選択式をいつも持ち歩いていました。
一問一答が、全部正解にならなくても過去問に移っていいと思います。
模擬試験はひとつの学校だけでなく、できるだけたくさん受けたほうが良いという
意見もありますが、私はレックの3回とほかもう一校の1回を受けました。
でも、私には、その一校の模擬試験はむつかしすぎて、返って自信を喪失して逆効果でした。
それまで積み上げてきたことが、どっと崩れてとても合格がおぼつかないような気がしてしまったのです。
大野先生に、「●●校の模試はレベルが高いので有名だから、平均点も低いはずだし、気にしないように」言われ、
少し気を取り直すことができましたが、特に初回の受験の方は、マニアックで高度な問題の出る模試はお勧めできません。
合格することより、高得点を取ることを目的とする方は別ですが・・・
直前になると、とにかく疲れで体調が悪くなってきて、精神的なプレッシャーや職場のリストラ話の進行度が気になって集中力が落ち、
とてもきつい状態でしたが、レックで知り合った友達や大野先生に励まされ、「苦しいのは自分だけではないんだ」とがんばりぬくことができました。
受験生の皆さんも、ぜったい合格を信じて、できるだけ勉強の時間をとってがんばってください。
お勤めしながら、非常に時間に追われる中、とにかく無駄なく、
基本中心の勉強に徹して見事に一発合格されました。
社労士を目指す皆さんの参考になるはずです!
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