N さんの合格体験談
(再受験の時に気をつけたこと)
とにかく先生のアドバイスは忠実に守ることです。
私の場合、以下の点に注意しました。
講義前に必ず予習する。
最終目標はテキストの精読。
答案練習は極力早めに受ける。
模擬試験の点数は気にせず復習に重点をおく。
また、昨年のテキストに書き込んだ板書やメモを今年のテキストに書き写さないことにも注意です。
写す作業は時間がかかるが理解の助けにはなっていないのに、書き写し作業を終えた
テキストを見て満足感が出てしまい、それ以上の熟読をしなくなる傾向にあると思います。
時間の許す限り授業はなるべく複数回受けるようにしました。
複数の講師の授業を受けると自分の苦手部分を補完できることも多いと思います。
テキストの精読は、最終ページまで丁寧に行うようにしました。
特に基金・連合会・罰則など読む回数が少なくなりがちになるところは意識して読むようにしました。
また、講師が授業のときに配布してくれる(大野)レジュメは、精読のたびにテキストの横において活用しました。
レジュメは自宅にたまりがちで「また後で」ときれいにファイルしたまま眠ってしまうことが多いですが、
テキストの文字を追いながら(大野)レジュメの図解・具体例を参照すると
何度も読むたびに理解度が深まるっていくことに気づくと思います。
よく1000時間勉強が必要と聞きました。
また合格者の話によると平日は2〜3時間レックの自習室で勉強、週末は
自習室の空いている時間全部勉強しないと無理とも聞きました。
しかし、どうしてもそんなにまとまった時間がとれない人もいると思います(私です)。
そんな人は電車に乗っている20分、バスの10分、バスの待ち合わせの15分、
始業前の15分で毎日細切れの時間を収集していって、自己満足するとよいと思います。
時間は、まとまって使わなければならないと誰も言っていません。
そして20分しかないと思うと集中力が高まる(と思うようにする)ので、
めげずに細切れの時間を探して勉強を続けていくのがよいと思います。
スケジュール管理として5月の連休を目処に答案練習と過去問題集・
選択式マスターを一巡する目標を立てておくようにしました。
答案練習・過去問題集・選択式マスターは何度も繰り返し丁寧に復習していきます。
どうしても「何回まわせるか?」に終始し、問題が空回りし出すこともあるので意識しながら丁寧に解いていきます。
また6月ぐらいになってくると受講生たちの会話に他校の問題集・参考書を見せびらかし自慢する声が気になり始めます。
時間的にも答練・過去問・選択式を丁寧に復習するだけで余裕がないはずです。
問題集の数を揃えて安心するのではなく、数を少なくしていかに丁寧な復習ができるかに執着していくほうが良いと思います。
問題集をすべてやりつくしたと思ったらテキスト精読の時間にあてていきます(そんなに時間に余裕はないと思うが…)。
学校の授業数が少なくなる頃、顔見知りが増え教室や自習室で聞こえてくる雑音
(他の学校情報・ダブルスクールの自慢・参考書等の情報など)が多くなりますが、
その情報に焦らない・惑わされないよう心掛けます。
直前期に「便利ノート」「早分かり…」「横断…」と便利な一冊を持ち歩く人が多く、
講釈する人が出始めて、焦りが出てきますが、
そんな誘惑は振り切ってテキスト精読に一心不乱になることをお勧めです。
各テキスト最終章は手薄になりがちです。
そこも丁寧に読んでいけば、色んな教材に手を出す時間はなかなかないはずです。
模擬試験は、いつも慣れ親しんだこところばかりで受験するのではなく、
環境、雰囲気の違う他校で受験するのもいいと思います。
見知らぬ環境・不慣れな環境での自分の適応能力の確認作業をすることで本番での適用力が養われる感じもします。
模試の点数も気になりますが、あえて気にせず、簡単に復習して
あまり点数へのこだわりや問題解説に食いついて読むのは避けたほうがよいと思います。
また、勉強方法について同じ考え方を持つ友がいると心強いです。
長丁場なので、何度もくじけそうになったり、迷いが出てきたりします。
そんな時に方向修正を行って(又はお互いに)いけるとベストです。
複数回受験になればなるほど、自己に没頭し周りが見えなくなったり、
方向修正しなければならないのに気が付かなかったりすることもあると思います。
そんな時に「気づかせて」くれる友ほどありがたい人はいないと思います。
最後に「合格」とは、ある人がこう言っていました。
――粘り強く強い意志をもって長い道のりを頑張ってきた人への金メダルです――
オリンピックのように4年に一度のチャンスではなく、毎年チャンスは巡ります。
最後の模試まで「あと一歩」のコメントをもらっていた私にもメダルが授かりましたので、
ゴール目指して先生について行ってください。応援しています。
講師のコメント
Nさんは再受験で合格を勝ち取りました。
再受験者向けの実力完成講座に出席して頂きました。
仕事しながら時間をやりくりしながら、熱心に勉強されていた記憶があります。
合格者に共通するのが最後はテキストの精読である点、
色んな雑音に惑わされず、基本を大切にする姿勢があると思います。
また、NさんはTさんと一緒に頑張っていた記憶があり、
ご友人とともに合格されたので喜び倍増だったと思います。
合格発表後、ご友人と一緒に挨拶に来ていただき、僕も本当に嬉しかったですね。
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