「亮」と、いう字を見ると
山、花、動物などの話を
口を尖らせて夢中で話す
ソバカス顔を思い出す
「亮」は、人体実験が好きで
「マスは何回かけるか?」の
実験結果を手紙で報告した
「12回目からは水しか出ない」
「亮」は、リボンちゃんが好きで
クラスの椅子取りゲームで
転んで見えた毛糸のパンツを
大興奮で何度も何度も話した
「亮」は、遠い四国の山で
30メートルも滑落して死んだ
もし「亮」が生きていてくれたら
私の人生は1.5倍楽しかったと思う
■書始−17/10/24:曲無。 ◇「亮」に、沖縄の動物・直物の図鑑2冊を送った。「亮」は、与那国島の世界最大
の蛾「ヨナグニサン」を見たいと言ったので、「早く沖縄へ遊びに来いよ」と言ったが、遂に実現しなかった。