あこがれの調子電鉄(作詞: フロイド・モリヤ)

色もあざやか、オレンジボディーで
国鉄ホームの、端っこ借りて
今日も行く行く、犬吠埼へ
老朽車両うならせて

早く乗らなきゃ、なかなか来ない
早く乗っても、押しつぶされる
窓ガラスは無し、ドアも閉まらないけど
構わないさ、急がーなっきゃ
日の出に、日の出に、間に合わない〜

あ〜夢か現か幻か、必殺、単線、三両編成
あ〜あこがれの、あこがれの調子電鉄

青い火花を、スパークさせて
闇に轟く、エンジンの音
犬吠埼は、もうすぐそこだ
老朽車両よ、もう一息だ

一度乗ったら、もう降りれない
途中の駅じゃ、もう乗れない
のろのろと走るけど、下りならフルスピード
それでいいのさ、電力節約
日の出に、日の出に、間に合わない〜

あ〜夢か現か幻か、必殺、単線、三両編成
あ〜あこがれの、あこがれの調子電鉄

駅員改札いるのか?あるのか?
箱づめ電車は、どんどん走る
『犬吠』までなら、340円で
3両目はグリーン車です

前の車両が、急行になって
後ろの2両が、各駅だ
その日気分で決める、車掌はすまし顔さ
そこがいいのさ、ローカル色まるだし
日の出に、日の出に、間に合わない〜

あ〜夢か現か幻か、必殺、単線、三両編成
あ〜あこがれの、あこがれの調子電鉄




■書始−75/06/28:曲有。 ◇「正」は、電車マニアでもあったので「アドラン銚子初日の出ツアー」を
コーディネートしてもらいました。アドラン本拠地も田舎でしたが、電車は3両以上で走っていました。
架空の調子電鉄を、オンボロ放題に書いているフロイド・モリヤは、ベーシストであり、絵が得意な奴です。
★注意★ 調子電鉄と似た名前の本物は、決して詩のような事はなく安全ですので、ご安心ください。

backindexnext