育児な女将

 今日は(なんだこの挨拶は)。女将でございます。よしなし事がなかなか 更新できない=書けない ので、自分が書きやすいようにと、 一応工夫・・・というか、努力というか、試行錯誤中。少しテーマを絞ってみたりして、分野わけしたらどうかしらねぇぇというわけで、 こんなコーナー作ってみました。「育児な女将」・・・ていうか、今、女将の生活にはこれしかないと云っても過言ではないくらいの密度で ”育児”な生活しているので、全部これに当てはまると云えばそうなんですが・・・・。どうなるかわかりませんが、 見守っていてください。そして、企画倒れになったら、影で笑ってください。(2000/3/13)

医者  2000/3/23
ためになる話  2000/3/13


医者(2000/3/23)
 お弁当の紹介のところにも書きましたが、今日・・・ていうか、さっき、はしかの予防接種に行ってきました。
 育児経験者の方ならご存じでしょうが、はしかの予防接種は普通一歳になったらすぐに・・・みたいに言われてますよね。 雲竹斎先生も、一歳の誕生日あたりにと思っていたのですが、これまた重複しますが、卵白のアレルギーのため、 ここまで伸びたのでした・・・・・・・が、この「卵白のアレルギー」っていうのがくせ者で・・というか、 女将が少々納得がいかないというか、これでいいのか!と思っていることがございまして・・・。
 と、申しますのは、雲竹斎先生は0〜1歳時、気管支喘息で自転車で比較的近所の総合病院に入院するまでは、 歩いて3分の小児科、いわゆる”町医者”がかかりつけでした。「でした」ってことは、 このところ行っておりません。別に喧嘩したとか、頭に来たことがあったとか、ヤブだとかいうことではなく、 鼻風邪程度の時には、その町医者の方に行っていたりもしますが、 入院時に、アレルギーテストや、アトピーの方も一緒に見てもらったりしたので、カルテも出来ているし、 待ち時間は宇宙的に長いけど、何かと便利だという理由で、もっぱら総合病院を利用するようになったからです。  で、生後半年くらいで卵白のアレルギーが出たときには、町医者で診てもらい、その後もその手の話になる度に、 卵白のことが話題になり、昨年、そろそろ はしかの予防接種を・・という時期に、 「ワクチンに卵白を使用する過程があるから、様子を見ましょう」と明言されたのでした。
 ところが、昨年の冬、鼻風邪をひいて、やはりその町医者に行き、はしかの予防接種の話になったとき、 「はしかはかかると怖いから、できるだけ早く受けた方がいいですね」という話になり、これはまぁ、当然の見解でしょうが、 その折に、再度卵白のアレルギーの話をした処、「いえ、はしかのワクチンに使われているのは、 卵黄 ですよ」と、 言われたのです。
 きちんと専門家に話を聞いたり、文献など当たっていない女将は、「卵白っていうのは、聞き間違いか・・・」と思いましたが、 こうしたことに関しては結構慎重なので、おっかしいなぁぁぁと、腑に落ちない気もしていたのでした。
 で、本日、総合病院の方で注射をしてもらったのですが、その問診の際、「ワクチンに卵白が使われていると信じ込んでいる思いこみママ」なふりをして、 卵白アレルギーの話をしますと、担当のお出かけ坊ちゃんみたいな医師は、「そうですね、卵白がワクチン生成(精製か?)の過程で 使われていますからね・・・」と言って、なんたらテストまで敢行したわけです。
 予防接種の前には、問診票に記入し、その後、実際に医師との問診があるわけですから、 逆に(卵黄がワクチンに使われていると)思いこんでいても、その場で正してもらえ、 いずれにしろ、なんたらテストなどして事なきを得たのでしょうが、「卵黄ですよ」と、 私の目を見据えて、断言した町医者のお言葉・・・・・どーーも、納得いきません。
 本来なら、女将も調査し、はしかのワクチンに卵白をどのような過程で使用しているか、或は、卵黄も使用されてるのか位は知識としてもっておくべきなのかもしれません。 なんといっても、我が子のことなのですから。それに、卵黄も卵白のなんらかの形で使用されているとすれば、 「使われていますよ」という言葉の意味を、各医師がどのように捉えているかということによって、 説明が変わってくる可能性はあるでしょう。
 でも、そうだとしたら、現に卵白のアレルギーのために、本来ならとっくに済ませているべき予防接種を伸ばしのばしにしている患者を目の前にしたときには、 全容を説明すべきなんじゃないでしょうかねぇ。説明義務っていうのは、何も 訪問販売法に引っかかるような悪徳業者のためだけにあるわけじゃないと思うんですけど。
 小さな町医者も、総合病院も、何故か患者が多く、医師が疲れがちであるという妙な共通点があります。 女将は「医者=偉い、賢い」と思っていないかわりに、「医者も人の子、疲れることもあるわよね」という、 苦労や疲労をねぎらう気持も十分に持っているつもりです。 だから、もしかしたら、あの町医者が「卵黄です」と言ったときには、ものすごく疲れていたのかもしれないとも思うし、 一瞬妙な勘違いをしたのかもしれないとも思いますし、何よりも、正確な知識を女将が仕入れるべきである(いまだに実行してませんが)という反省 の念も大いにあります。でも、やはり、医者は医療に携わるという面においては、”プロ”なわけですから、 患者に対する場面ではプロとしての責務を果たして欲しいと思うわけです。ちゃんと真相を知ると、町医者も正しかったということになるのかもしれませんが、 やはり、それでも、説明不足であったことは確かだと思うからです。
 
 おお、今回は妙にまじめですわね。このままアップすると、それこそ、 「独断と偏見にみちみちていることはもちろん、誤字脱字非常識無知無恥」ってことになるかもしれませんが、 こういう風に一気に書いた文章って、きっと、体温がそのまま伝わって、意外に面白い・・・んじゃないかという微かな期待を持って、 このまま掲載してみます。
 女将だって、まじめなことも考えるのだ、いひひひひ。 
TOPに戻る

ためになる話(2000/3/13)
 先日、雲竹斎先生のおむつ替えの際、夫がやってくれていたのですが、丁度出していたおむつが無くなっていたので、 新しいものの袋を開けなきゃいけなかったんです。 たまたま、いつもと違うおむつだったので、夫は開け方が一瞬わからなかったようで、 注意書きを読み、「ははぁぁ」と感心しながら、袋を開けたのでした。 そして、無事おむつ替えも終了しました後、おむつの注意書きなんてそうそう読む機会のない夫は、面白くなったらしく、 全ての注意書きを声を出して読み始めたんです。いろいろと、新しい発見があり、結構楽しんでいたようです。 あまりに楽しそうにしているので、女将も相槌をうち、雰囲気を盛り上げていました。そんな中、 「紙おむつは洗わないで下さい」という項目を読み上げる夫。しかも、洗ってしまった時の対処法まで記載してあり、 それを細かく読む夫。「へぇぇ」と、感心しながら聞く妻=女将。そして、読み終わった時、女将の一言「でもさぁぁ、 いくらなんでも紙おむつ洗う奴はいないよね」・・・・・・・・・いました、ここに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 さっき、洗いました。
 今日は天気がものすごく良く、しかも、天気予報では明日から下り坂みたいなこと云ってるし、 「こりゃぁぁ大物洗濯日和だ!」と雲竹斎先生のお散歩も後回しに、洗濯三昧の女将。 洗濯の合間には布団干しだの、掃除機だの、主婦の鏡のような働きの女将・・・。 三度目の洗濯を終え、「さて、これ干したら、休憩だ。昨日買ったアンドーナツ食べちゃうモンねぇぇ」と、 うききな気分で洗濯機の蓋を開け、中から雲竹斎先生のお昼寝用毛布を引き出すと・・・・・。
 皆さん、こんな経験はなかなかないでしょうから、詳細にお教えしましょう。
 毛足が2センチ弱の毛布の表面にかき氷のような物体がべっとり。「水が凍ったか?」と思うのも束の間、 さわるとむにゅっとした感触。瞬間、「こりはっっかっっっかっっかっっ紙おおおおおおおおお・・・・」と、 言葉にならない言葉を発しつつも、勘のいい女将は、謎の物体が高分子吸収体であることに気付いたのでした・・・・って、 子育て中のママさんだったら誰でも気付くわな。
 洗濯物に貼り付いた高分子吸収体は、固まり損ねたゼラチンのごとく、少々白濁して透き通り、ぶにゅっとした感触が、なんとも気持悪いです。 そのまま下水に流すとまずかろうとのおもいから、毛布片手に庭に出て、 ぶるんぶるん振り回しましたが、 ふってもふってもなかなか落ちず、しかも、あちこち飛んではそこにくっつくので、 着ていたパンツもトレーナーも、後からみたら髪の毛まで、高分子吸収体まみれ。 泣きたくなるような気分で、一緒に洗っていたクッションカバーを「くそぉ〜」と振り回していると、 窓の内側で見ていた雲竹斎先生はその様子がいたく気に入ったようで、うれしそーーーに、 たのしそーーーに声を上げてお笑いに・・・・・このやろーーーーーーーーーーー!と思う気持ちを抑えつつ、 近所を気にして「笑ってる場合じゃないのよ」と、笑顔で応える女将。
 その後の対処は、まさに、これを予知していたかのような夫の注意書き読みにより、 洗濯機の中の高分子吸収体を全て拭き取り、水を”高”の位置まで溜めて、一旦流し、 更に中を点検し、ついでに除菌スプレーをシュッっと一吹き、二吹き、三吹き・・・と、立て板に水のごとくに進みましたわ、おほほほほ。 ほんとは、一旦脱水してから、 はたき落とすように書いて有るんですけどね、そのまま流れていく分があると困るかなと思ったので、 外でぶるんぶるんした女将です。
 当初、該おむつは毛布に紛れていたのかと思いましたが、どーーも、後で処理しようと思ってすっかり忘れていた使用済み紙おむつを、 雲竹斎先生が拾ってゴミ箱に・・・・ではなく、洗濯機に入れてしまったようです。根拠は、その日、 洗濯機に水が溜まる間、せっせと掃除をする女将を後目に洗濯機を興味津々でのぞき込んでいた雲竹斎先生が、 あらってたたんであるタオルを”ぐわし”と掴み、洗濯機に放り投げようとした現場を取り押さえたからです。 その時、他にも何か入れてるんじゃなかろうか・・・・という考えが頭をかすめましたが、 確認せずにそのままにしていた女将の失策でありましょう。
 ちなみに、洗った紙オムツが付着した洗濯物を振るときには、 頭に三角巾みたいのを巻き、でっかいエプロンをし、できれば裸足に洗えるサンダル・・・という "いでたち"で臨まれるのが望ましいかと存じます。それと、使用済み紙おむつは速やかに処理しましょう・・・って、 そんなこと誰でもやってるわね。
 でも、高分子吸収体の処理なんていうなかなか聞けないお話・・・・・どお?ためになったでしょ。ぐははははは。
 
TOPに戻る