事件2つ(2000/4/18)



 こないだから書きたくて書きたくてたまらなかったのですが、 先日、そう、4月13日。たしか西城秀樹の誕生日・・・いや、10日だったかな?10日は和田アキコ(子?)か? ま、いいや、ともかく、13日。朝からよいお天気で、前日に一歳年をとった女将は上機嫌で(ほんとかよ、うはははは) 布団を干しておりました。すると、カラカラという軽快な音に続いて、かちっとちょっとくぐもった音が・・・・・・・・・・・・ そう、テレビや雑誌ではよく拝見しておりましたが、やられました。
 女将は2階のベランダに閉め出されてしまったのでございます。
 当初は、実感が無く、「これが噂の・・・これでよしなし事のネタが一つ・・・」などと、呑気なことを本気で思ったりしておりました。 と言うのも、雲竹斎先生が、吐き出し窓の付近で、鍵をくちくち触っていたので、 「これはもしかしたら、意外に簡単に開けてもらえるかも・・・」と思っていたのでした。 でも、当然のことながら、甘かった。
 しばらくは鍵を触っていた先生でしたが、女将のところに来たいのに、女将が開けてくれないという風に勘違いしたのか、 はたまた自分が閉め出されたかのような気分になったのか、そりゃぁぁぁもう、野獣のごとくにごろごろと泣きわめくばかり。 いくら呼んでも、叩いても(窓を)いっこうにおさまる気配はなく、 女将は「っつたく、誰のせいでこうなったとおもってんのさ」と、理不尽なことを思ったりもしたものでございます。
 一旦は、桜の木を伝って、庭に降りようと、決死の覚悟でベランダの隅にある小型の冷蔵庫(なんでこんなもんが・・・・)に足をかけました。 が、幸いにも、その直後、お隣の奥様が帰宅された気配があり、続いて、階下の窓を開ける音が聞こえました。 かなり恥ずかしかったのですが、そんなこと言ってる場合じゃないので、 「○○さぁ〜ん、お隣の女将です〜〜、二階のベランダにいるんですけが・・・」と、 声をかけました。そうして、大家さん宅へ行ってもらい、玄関の鍵を開けてもらい、 更に窓の鍵を開けてもらい・・・・と、ことなきを得ました。よくぞ、玄関のチェーンを かけていなかったもんだと,自分を誉めたい気持でした。
 しかしながら、雲竹斎先生は、ただでさえ半パニック状態で心細いのに、知らない人が家に入ってきて、 自分のそばまで来たので、大家さんが気の毒なくらい爆泣きし、女将はもーーー、恐縮しすぎて、 でんぐり返ししそうでした。

 そんなわけで、あまりに恥ずかしく、恐縮した女将は、これからも、こういうことが無いとも限らないと考え、 また、泣きわめく雲竹斎先生をおさめるのに精一杯で、きちんとお礼を言えないままになっていたこともあり、 手みやげもってお隣と大家さんに御挨拶に行こうと、駅前まで手みやげを買いに出ました。
 と、その帰り。っなっなななっなななななんと、雲竹斎センセったら、 お子ちゃまモデルのプロダクションに、スカウトされちゃったんですね〜〜〜うはははははっはは♪ 「スカウトなんですが・・・」とかなんとか声をかけられた時、一瞬「え?私のこと?」と・・・・・ 思わねぇよ、ふんだ。
 もちろん、かつて消費生活センターで相談員をしていた女将でございますから、 新手の悪徳商法かも・・・との疑いは拭えず、終始疑いつつ話を聞きました。が、 しかし、自分のことなら、例え本当のスカウトだとしても、一笑に伏すに違いない事態に、 子供のことを「お可愛いので」「存在感がおありになる」などと誉められてしまうと、 「ちょっと話だけでも聞いてみるか」と思うあたり、かなりの親ばかでございますわよね、うほほほほ。
 しかも、後日連絡をするという先方の言いなりに、名前と電話番号を教えてしまうという、 ”元”とは言え、相談員の風上にも置けない愚行にでてしまったあたり、自らの親ばか度にあきれつつ、 でも、ひょっとしたら本物かも・・・・・・と、ほんとーーにどうしようもない親ばかぶりを発揮してしまった女将でございました・・・・・ と言いつつ、「電話が来たらなんて返事しようか・・・・・・」と、いまだに、かすかな期待を抱いている、 親ばかを通り越して、馬鹿な親の女将です、いひひ。

 とまぁ、このような事件が立て続けに起こった日でございました。    
TOPに戻る