
七釜漁港を望む 七釜漁港での最長寸 : 27.5cm

27cm弱のキス 最長寸となった29.5cmのキス
総合公園前
定置網位置から一押しポイントの岩場方向を望む



6月6日〜8日まで、長崎崎戸大島に大キスを狙いに釣行。崎戸大島は空港より車で1時間30分程度の距離で
平成11年に橋で陸続きとなった所で、投げ釣りを行う人がほとんどいないという島である。
崎崎戸大島は大島と栃浦島、崎戸島の三つの島から構成されており、車で30分程度で端から端まで行ける大きさである。
今回、竿を出したのは大キスポイントで有名な黒瀬から島内の竿が出せる場所及び陸地側の七釜漁港を試しに実釣を行った。
事前に2回も大島にある釣り道具屋に餌を電話で餌(石ゴカイ)を頼み、確認したのであるが6月6日の当日到着して餌をもらいに行くと
餌が無い。無いと言うよりか餌を間違えている、最初からケチが付いた模様。急遽餌屋を探してもらい、車で40分ほど逆戻りし無事餌を確保。
また、島に逆戻りで、2時間近く時間のロス 痛い。
とりあえず、先ずは黒瀬にと向かったが到着してみると一番のポイントに先客が・・・・、やはり平日でもお馬鹿は、私だけでは無かったようで。
仕方がないので、黒瀬の中で良型がつれるという定置網に移動して竿を出して見ることにした。
ところが、海の中はしもり根が多く釣れるのはベラオンリー、挙句に糸に海烏ならぬ本物のカラスが釣れ(糸に絡む)黒瀬に見切りを付け場所変えとした。
次は、総合公園前である。岩場を伝って徒歩約10分、すると浮きフカセ釣りのお方がおひとり ご挨拶をして竿を出すも・・・・・?
お魚が掛からず挙句に根係が、こりゃだめだと早々に撤退。
この日最後は、有望ポイントである公園前。公園まで車で、ポイントまでは歩いて2分程度の楽チンポイントでお気楽向けの好い場所である。
ポイントは南方向に開け、かなり沖に瀬があり潮通しが良いところで手前2色程度でしもり根が存在という場所であった。
早速、竿を出し右30度程に6色程度投げゆっくりさびいてくると5色を切ったところで、中々のいい当たり。そのまま引き上げてくると23cmの良型のキス(時間は15時)。
こりゃお魚さんがいらっしゃるわと、俄然元気が出てくる。次に正面に投げてさびいてくると3色ゾーンでとってもいい当たり、しかしキスのあたりではないが。
お魚さんが針に乗っているのを確認し急いで巻き上げると、良型のカワハギ。此処のカワハギは遠慮が無いというか、元気が良いというか中りがものすごく明確、
餌獲り名人という印象が吹っ飛ぶ。外道でもうれしい良型のカワハギが釣れるのはありがたいが、此処は遠くまで来ているので本命を釣らなければと正面へ打ち込む。
ゆっくりさびいて来ると、4色ゾーンで本命のいい当たり(カワハギもいい当たりをするので感覚が鈍る)、針にかかっている感じはカワハギでは無く間違いなくキス。
急いで巻き上げると、本日一の27.5cm。うれしい一匹である。その後も竿をだすも、カワハギばかり(〜28cmまで釣れる) 宿が判ら無くと困るので17:00に終了。
6月6日の釣果 キス : 27.5cm 23cm の2匹 カワハギ : 22〜28cm 6枚 ベラ : 5匹 カラス: 1羽
6月7日の行動
先ず、宿(崎戸本郷)の前が良さそうなのでAM5:20〜竿だし。普通なら5時前からの時期であるが、距離が西にずれているので30分ほど日の出が遅いのである。
当然、日没もその分遅い。朝食までの2時間ぐらいと思い、竿をだすが、釣れるのはカワハギばかり。それも良型、引きは抜群であるが・・・。
結局朝食までに釣れたのは、カワハギのみ(8匹 : 〜28cm) 、宿に持ち帰り夜の食卓に出してもらった。
この日は島全体を釣り歩いたが、結局ポイント確認に終わってしまった。びっくりしたのは、太田尾漁港で深さ1m弱の所で岸壁の壁に沿って黒い物体(40〜50cm)が
いるので、近づいて覗くとマゴチが横たわっていた。全く無警戒の状態でいた。余程すれていないのか?釣り人がいないのか?
本日の釣果 キス : 18〜23cm 6匹(ほとんどお帰り頂いた) カワハギ : 21〜27cm 14匹
6月8日
この日は天気予報が悪く、雨。そこでポイントを公園前に絞り、5時30分より竿出し。
開始早々、カワハギのお出まし。くじけず打ち込むと、6:00に待望のキス登場 サイズは27cm弱。まずまずの良型をゲットし、気分良く続ける。
6時40分ごろ、この日一番の大中り 間をおいてあわせるとスッポ抜け、アチャー何たるしくじり。空模様も怪しくなり始めたので
気分を取り直し、投げ続けるもカワハギの歓迎があり・・・。そうこうするうちに、7時25分に大きな中り しっかり針に掛かっていることを確認して巻き上げると
29.5cmの尺足らずの大キスが顔だす。これから思うと、6時40分の失敗がつくづく痛い。
この後、2号店(平手)さんから激励のお電話を頂いたが キスの中りが遠のき雨も降り始めたので場所変えを行った(8時30分)。
公園前釣果 キス : 29.5cm 27cm 20cm カワハギ : 22〜25cm 4匹
初めての場所なので、帰りの事も考え島を出て七釜漁港に向かった。七釜の奥に大きな湾があり、この入り口が船でのキスポイントらしいので車で行ける
場所として漁港を選んだ。この中りから、雨も強く振ったり止んだりの状態になってきた。漁港は、紀伊長島の海野に似ていて投げるも中りが無いので
漁港の北側に潮が引いて歩いて渡れる岩礁帯があるので、そちらに移動。岩礁帯の正面はしもり根が多く、左45度以上が砂地であった。
第1投目、偶然にも左45度方面に投げるといきなり大きな中り。急いで上げると、27.5cmの立派なキス。此れはいると思い、打ち返すも、釣れてくるのは
23cm以下のキス。やはり、大きいキスから食って来るらしい。雨も強く降り出してきたので、長崎での釣り此処であきらめた(12:00)。
釣り人が少ない(地元の人はやらないとの事)ので、全く場荒れがなく外道も魅力的なカワハギが良く釣れる所であった。
ポイントを探せば、五島・対馬まで行かなくても尺オーバ、良型のキスを数多く釣れる所と思われる。遠方(大阪、東京)から来られる人もおられるとの
宿の話であったが、それなりの所であった。機会があれば、また行きたいものである、今回行った6月上旬前後が餌獲りもいないベストのシーズンではと
思われる。