菅生中学校区地域教育会議で、菅生中学校の生徒に英語と数学の学習支援を行いたいと、菅生中学校区地域教育会議 議長の柴原さんから話があり、自治会内で先生の希望を募り、稗原団地自治会から小生を含め四人のリタイヤ講師を推薦した。
  通称プラスワンの学習が昨年末よりスタートした。その評判を聞きつけ、東京新聞より取材を受けた。 平成21年7月4日の東京新聞に掲載された内容を次に示す。


地域の先生が活躍

宮前区菅生中の放課後教室

  川崎市立菅生中学校(宮前区菅生)で、地域の大人たちが放課後、生徒たちに勉強を教えている。海外駐在経験者が英 語、元エンジニアが数学を担当するなど、ご町内の力を結集した。放課後の"寺子屋"をのぞいた。   (堀祐太郎)

週一回補習 生徒ら「何でも聞ける」

  「ねーねー、これはどうやって解くの?」。子どもたちが気軽に尋ねている先生"は元機械エンジニアの板津昌且さん(七四)だ。
 長年、メーカーでテレビのブラウン管を図面から作ってきただけに、中 学生の数式はお手の物で「分母をそろえて通分してみよう」などと助言。 「孫とはあまり会えないので、こうした形で子どもとふれ合えるのは楽し い」と目を細めた。
 アットホームな雰囲気で進むこの寺子屋″は、題して「菅生プラス ワン」。地元住民らでつくる「菅生中学校区地域教育会議」が、昨年十一 月から続けている。
 生徒たちの学力の向上を目指し、現在は週一回、全学年で英語と数学 の補習″を開催。生徒たちは自分で必要な科目を選んで受講できる。
 板津さんの数学を受けていた一年生の鈴木美琴さん(一二)は「友達に置い ていかれるのは嫌だから。内申点のことを気にせず、何でも分からない ことが聞けるから役に立つ」と話し、同級生と机に向かっていた。
 同会議の議長で、自身も講師として参加する芝原尚子さん(五二)は「授業 で取り残された子どもたちを無償できめ細かにフォローする必要がある」 と説明する。家庭教師や学習塾はお金がかかる。そこで地域の力を生かす ことを思い付いたという。現在、講師はボランティアの約十人。教師を 目指す大学生から仕事をリタイアした七十歳代までと幅広い。
 英語を担当する黒沢克実さん(七〇)は元商社マンで、地元町会からの誘い を受けて二カ月前から参加。十年以上の海外駐在経験で培った英語を生か して指導にあたる。黒沢さんは、「せっかく覚えた英語を忘れたくない し、自分も知らなかった表現を覚えることもある」と語る。
 本職の教師ではないため、指導もフリースタイル″だが、同校の太田 啓子教頭は「結果的に子どもたちが勉強ができるようになってくれればい い」と言い切る。「教師たちは、放課後の部活動も監督しなければならな いので、地域の方々が放課後学習を支えてくれるのはとてもありがたいん です」
 「菅生プラスワン」について、他の地域からも問い合わせが相次いでい るという。今後、科目の幅を広げることも視野に入れているというが、芝 原さんは苦言も呈する。
「そもそも、授業で取り残されるようなことがあってはならない。地域が 出張らなくてはいけないことに、文部科学省は重く受け止めてほしい」
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東京新聞の記事