平成16年11月23日 横浜 根岸湾

(執筆者:タンク)
当初は彼女と「ほのぼのフィッシング」を予定していたのだが、
諸事情により単独で乗り込むことになった。

場所は前回ナカナカのポテンシャルを感じた根岸湾。
片道10分以内でいける上に、車が横付けできて大変便利な釣り場である。
ちょっと離れたアークス根岸店で餌を仕入れ、現地到着は午後4時前後。

予想通り釣り場は海釣公園状態でファミリーやら常連が投げ竿を出して楽しんでいる。
カレイ釣り場としてもそこそこ有名な場所だからねぇ。
一番有力とされる東電横の近くに車を止め、でかい台船の横のポイントに入れてもらう。

常連っぽいお兄ちゃんが玉ウキで海タナゴと戯れていた。
潮は澄み気味で、1ヒロぐらい下で小魚が餌をついばんでいるのを確認。
のんびりとタックルをセットしていたら小魚の下にひと回りでかい黒い魚を目撃。

「今日はもらったわ」そう思いつつもあせらずじっくりとハリを結ぶ。
辺りはだんだん暗くなってきた。
「がんばって黒鯛釣って下さいね」そう言ってお兄ちゃんも釣友と共に帰っていった。

さあ実釣スタート。水深は竿一本。潮はトロトロと左から右に流れる下げ3分。
遠矢ウキにはいつも使ってる3Bの足はつけずに、
ちょっと重めの仕掛けで底付近を丹念に探ることにした。
海面から突き出した足元の鉄柱の脇にコマセを入れ誘いをかけつつ流す。

仕掛けを回収するとみせかけてゆっくり引いてくるといきなりガツンときた。
一投目から幸先がよろしいが、上がってきたのは親指ほどの太さのアナゴ君。
まさかウキフカセで釣れるとは・・・。

同じように流していくとケミがもぞもぞした後ゆっくり沈んで動かなくなった。
2秒後にガツンとアワセを入れると浮いてきたのは38センチの黒鯛。
わずか三投目にして本命ゲット!

今日はコマセに混ぜるオキアミを少なめにしたのが良かったのだろうか。
場所が場所だけにちょっと嬉しかったのでストリンガー行き決定。

その後、ここ特有のばかでかいボラがヒットしてしまった。
場所を休ませながらパラパラ餌を撒き続ける。

アタリが止まってしまったので20メートルほど離れたポイントに移動。
そこでも生命反応はなし。

ふと最初のポイントを見るとすでに常連らしき人が入っていた。
どうやら俺が移動した瞬間に入ってきた模様。とりあえず彼の横でもう一度リトライ。
足元のポイントは占領されていたので沖目の流れにコマセを撒いて遠投してみる。

その二投目あたり、仕掛けがなじんだ直後くらいにウキがズドンと入った。
結構強い引きだがボラではなさそう。「黒鯛か?」とも思ったがそこまで重くもない。
タモを使わず一気に抜き上げると、そこそこのサイズの魚がぶっ飛んできた。
「まさかグレ?」でもない。

まじまじ見るとぶっくりと太った「メバル」ちゃん。メジャーを当てると30強ある。
もちろん自己記録更新。

その後も同じポイントで粘ってみる。手前近くまで流れてきたあたりでまたもズドン。
今度も26の「メバル」ちゃん。
その後も20ちょいのやつを一尾追加して気持ちよく納竿。

ひさしぶりにストリンガーが重くなった一日でしたとさ。ちゃんちゃん

・・・でもなかった。
充実した釣果に気をよくしすぎたために生きてるうちに巨メバルの正確なサイズを
写真に収めずに冷蔵庫に入れてしまったため、

翌日に再度計ると29.7センチまで縮んでやがるよ。
まあ、意地を張っても仕方がない。

ここは潔く報告するか・・・ってことで「目録」メバルは幻とあいなりました。
結果よりも目標が残ったということでヨシ。

(エサ)オキアミ1キロ+ジャミ1キロ+オカラダンゴ半袋+三浦黒鯛
(釣果)黒鯛38、巨メバル29.7(30.5)、メバル26&21、ボラ60、小アナゴ×1
(教訓)縮む前に測れ

とじる?