平成17年6月12日 伊豆 横根(稲荷下&裏本場)

ダルマさん、クラさん、ミスターK、M先生、ぼくの5人で横根に渡った。

稲荷下から沖横根にかけて大きなサラシがでている。
これに乗せて50mほど沖にあるシモリまで運んでやるとイサキがポツポツと。

少しずつ潮が入ってきた。それは時間がたつにつれどんどん速さを増し、
大きなサラシを全部引き連れて沖横根方面にぶっ飛ぶ激流と化していった。

あっという間にスプールが空になってしまう。
そのサラシと本流の潮目を流してやると、イサキと30cm前後の尾長が食ってくる。

そして120mほど流したところでひときわ大きな魚信。
食わせた棚が少し深かったのか、根に張り付かれてしまった。
それでも、だましだまし引っ張ったり緩めたりしているとまた動き始めた。

本流の圧力がすさまじい。制覇1.5号はグイグイ曲がる。
やっとこさ浮かせたのは口太41cm。


そして裏本場ではミスターkが40cmほどのイサキを釣っていた。
クラさんもハリスを落としたら一発ブチ切られるアタリがあったそうだ。

クーラーの中はいい感じで彩りが添えられていく。
今日はイマイチ要領がつかめないタンク先生。
「沖磯はもういいや」と言ったか、言わなかっ
たか、記憶が定かではないが、終了間際に
なってぼくのとなりに竿を出しに来た。

先生の軽い仕掛けは向かい風に押し戻され
図らずとも足元のシモリ際に落下。

そしてコマセを打とうとしたその時だった。
まるでウインチで引き込まれるかのように
M先生のメガドライ1.7号は海に突っ込んだ。


横沖根方面をみる(KSさん)
先生、思わずレバーを緩めたら、
怒涛の走りでシモリに一直線。

必死でレバーを引くがもう止めようがない。
ガチャガチャガチャブルルルルルルッ!!!
とリールは壊れんばかりの音を立て逆転。

なんとか臨戦態勢をとろうとしたが、
ヤツは既にシモリを回っていた。

その間、3秒あったかなかったか、
隣で見ていて「壮絶」の一言だった。


震える手でサシエをつけようとするM先生。
でも、船はもうすぐそこまで来ていた。

茫然自失となり、横根を後にする先生。
程よい疲労感と満足感に包まれるぼく。

晩飯
正体がなんだったのかわからないけど、M先生と僕が尾長に狂い始めたのはこの日からだ。

(本日の釣果)
口太41、30〜25cm多数、尾長31〜25cm多数、イサギ39〜30cm多数、タカベ

(ぼくの仕掛け)
制覇1.5号、道糸3号、ガン玉5B、ハリス2.5号×2ヒロ、小磯7号

(M先生の仕掛け)
メガドライ1.7号、道糸3号、ハリス3号

(ぼくのエサ)
オキアミ3kg×3枚

とじる?