平成18年11月4日 由良半島 沖釣4番 → 2番

平日なので他の客も少ないだろうと、一番付けを沖釣4番にお願いしていた。
今日の潮は4番の潮。さて、何船がここを狙ってくることやら。

乗客は6人程だから、もしぼくが沖釣にいってもそんなに迷惑はかけないはずだ、
と思いながら船長の「本当に4番やる?」、他の常連の「今日の沖釣は潮はやいよ」
というイヤミったらしいアドバイス。

タンクとバリが初めて磯に上がったのはこの沖釣4番の大潮。
あのときは50cm級の尾長がウキの真下までウヨウヨと浮いてきたのに手も足もでなかった。
どうしてもここにリベンジをしたくて、2ヶ月前からお願いしていたんだ。

そしてやはり3船が4番を希望、三つ巴でジャンケン大会。ぼく「最初はグーします?」、
名釣会の人「なんじゃそりゃ?フツーでええんよ。」なんて緊張感のある会話。

せーの「ジャンケンホイ!!」「チョキ2つ、パー1つ」おおお、勝った。
もう一回「ジャンケンホイ!!」「グーとチョキ」そしてグーをだしたのはオレだ!!!
おっしゃっっ!!!!
船から見る4番、いつ見ても武者震いがする。

過去に幾度も洗礼を浴び、転けて腕に深い傷
を刻まれている程特別な思い入れがある場所。

目と鼻の先には上りのド本流が潮鏡を作りなが
らごうごうと流れている。

いざ宇和海のダイナミックな潮とリアス式海岸
の地形が織りなすゲームがスタート。

名礁沖釣4番
時間とともに潮の強さや角度が変わっていく、
2時間ほどで一旦潮がとまり、見覚えのある下り
が差し始めた。

しかし、エサが残る・・・。
潮鏡の奥にやる気のない口太がフラフラしてる。
奴らがエサをついばんでいるのか。

その潮もとまり、地釣方向の潮が入ってきた。
ハリスを2号に落とし手前にコマセを入れ、
トロトロ流れる潮に乗せていく。

ぼく
これは食いそうだなぁ。なんておもってると
いきなりウキが入り、手元までギューン!!
おおお、すげぇすげぇ、まさか食うとは、
これは50cm級か!!

しまった、ハリス2号に落としたんだ・・・。
手前のシモリに突っ込まれ、きわどいところで
浮いてきたのはクチブト35cm・・・。
魚の感触わすれてたみたい。

その3投後またきた。こいつは重たい。
これは50cm級・・・のウスバだった。

がんばる先生
先生はコツをつかんだらしい。
4番から3番の裏めがけて流れる潮で35cm
くらいのを5,6匹追加。

客の引き上げた2番に移動。
やっぱりハエ根の際を大きいのがうようよ。
コマセを少しずつ浮いてきた。

エサは残らない。食い気はある。
なんとか食わせられないかなぁ、と頑張ってる
と先生が3号ハリスを飛ばされた。

沖釣2番
暫くしてまた竿をまげ、ミギマキを釣る・・・。
だんだん先生がコツをつかんできた。
そして納竿間際、また先生に来た。
2.5号竿がグイグイ曲がる。

ハエ根があるが、これだけは獲って欲しかった。
先生、崖を走って下っていく、気合いで浮かせた。
しかし根際で再度突っ込む、終わったか??
いや、まだ繋がってる。「たのむ、すくってくれ!」
僕には「救ってくれ」とも聞こえた。

せんせいの実力
タモ入れ一発目失敗、二発目成功。浮かせたの
は目測50cmちょっと足りないの茶色い口太。
でも計ると43.5cm。とても大きく見えた。

さらば、沖釣。
また来るぜよ。

夕焼けと沖釣

本日の釣果

今宵の食卓

とじる?