たくさんのお客さん、強風、この二つを勘定して、

ほてい渡船の一番付けはホンバエに。

船内がどよめく。

ホンバエはすべてグループの客で埋まった。

そしてぼくは岡山のお客さんと地磯にあがった。

んで、どうぞどうぞ、と場所をお譲りした。

こんなとこ

まったく色気のない釣り座にはいり、

コマセが効きはじめるのを辛抱強く待った。

譲った所のちょい先にもう一つポイントがある。

でも、ぼくはここでコマセが効くのを粘った。

そしてアタリはおろかエサをとられることもなかった。

同礁者は４５ｃｍまでの口太を数匹拾って竿頭だった。

そっちのポイントに移動しておけばよかった。

（教訓）武者は一人で行くべからず

ほていのオヤジ