平成18年11月27日 愛媛県中泊 インキョ


昨日のウネリがまだ残っている。
中泊はまた当日欠航になるかもしれない。

日振も由良も欠航。
中泊は長濱渡船だけ船を出す、他は欠航。
だけど、由良半島の須下なら確実に出る、

という状況。これは、正直迷った。

一か八か、当日欠航覚悟で中泊を選んだ。
尾長釣りとはそんなもんだ(釣ったことないけど)

そして、ここの釣果速報
「今年初の60オーバー」って、一発ドカンと・・・。

長濱渡船
沖に出るとちょっとウネリが残ってるけど、
やれるみたいだ。

「ノコギリ」、「コケ西」に団体さんを、
「コケ西の奥」に1名、そして僕は「インキョ」へ。

「今日小潮の上げやけん、入れ食いやぞ」
と船長、僕も経験上そんな気がした。

大潮だと潮が沸いて釣りにならないのだ。
その潮だと申し分ない。

インキョ
まだコケ(右写真)方向への潮が差してない。
コマセを入れると際も沖もキツだらけ・・・。
サシエが3秒と持たない。

潮が差すまでの辛抱だ。
待つことしばし、まだはいてこない。

弁当船がきた、「何枚でた〜?」
まだ潮が・・・。辛抱強く待つ。

よ〜く海を観察すると、潮が弱すぎて、
ここでは流れずに、水道の途中らへんから、
本当にゆっっく〜りと流れている。

そして「コケ西の奥」の客の竿はグングンと海面に
突っ込んでいる。何枚かタモにおさまった。
そして相当デカイのをばらしたようだ。

コケ方面の水道
そしてやっとこさサラシの先で竿をひったくる
アタリ、おっしゃ、来たか!?と思えば、キツ。

もう一発ギューン!!と引っ張り込まれた。
と思ったら掛かりが浅かったか、針はずれ。
どうせキツだろ。もうだめなのか、と思った。

そしたら、神様が最後のチャンスを与えてくれた。
残り20分、コケ方面から下げ潮が入りはじめ、
源氏側にある大きなサラシとぶつかり始めた。

これは本当にラストチャンスだ。
時間は約10分、コマセは残り10発程度。
一番得意な仕掛けでアプローチしてみる。

仕掛けはきれいにサラシの下に滑り込んでいく。
そしてサシエも残り始めた。

源氏方面のサラシ
すると、サラシの下に白い影が見え始めた。
尾長だ!!!しかも、で・か・い!!!

無我夢中で一投一投にすべてをかけたよ。
餌が残る、もう少し仕掛けを落としてみる。

頭をかじられた、あと一歩、もう一歩で掴める。
でも、耳を澄ますと遠くから渡船の重低音が・・・。

終わった、結局、尾長の顔を見ることなく、
この遠征は幕を閉じた。

本格的に尾長釣りをはじめて約1年が経つ。
沖目で46cmまでは仕留めた。

けれど、50cmオーバーの地付きの尾長って、
本当に難しい。

ほんの一瞬の時合いを見極める目、
それに運もある程度必要だ。

ぼくらの旅路はまだまだ先が長そうだ。

コケ東
(昨年の同時期に65cmが出てた)

中泊の沖磯群

ナガハエ(オオダコ・コダコ)
昨日30〜45cmが2人で50枚出たらしい

中泊の岡磯群

中泊港、ああ、無情

とじる?