平成19年1月3日 愛媛県須下 下のナガハエ

由良半島は地元のベテランが多い、
静かなところだ。気持ちも高ぶることはなく、
なぜか自然と穏やかになる。

渡船場に付くなり、無愛想な船長が声を
かけてきてくれた。

年に1,2回しか来てないのに、
憶えていてくれてちょっと嬉しかった。

釣り場@
冬場は季節風をまともにうけるため、
渡礁率は低い。そのため魚影は濃い。

年始で客が多いので、
まず竹が島に向かい、他船と磯割抽選を
して団体さんを竹が島の磯におろした。

竹が島には行きたくなかったので、
少しほっとした。

そして降りたのは「下のナガハエ」
一級磯だ。

釣り場A
11時の干潮とともに今回の旅の
ファイナル・ステージが徐々に姿を現した。

魚の活性は高く、矢引きくらいのタナでどんどん
あたってくる。

磯際には、80cmくらいの寒鯛の老成魚が
いついていてどきどきさせられた。

グレ、ヘダイ、ハゲ、ウマズラ、
色々と楽しませてくれるなか、
釣りたくないのを釣ってしまった。

バリ
そして大きなアタリもなく、納竿を向かえた。
船長が真顔で「大きいの釣れたやろ?」

と聞いてくるので、
思わず「バラしてしまいました。」
と軽く嘘をついてしまった。

今日はウスバエに真鯛名人がきていた。
最大72cm他4枚釣っていた。

5月に来たときもいたけど、
その時も釣ってたなぁ、さすがだ。

本日の釣果
由良半島はぼくの思い出の地。
はじめて海釣りをしたのもここ。

そしていろんな時にいろんな思い出がある。
今でもここに来ると心が和み、ウキウキする。

ここの磯で60cmの尾長グレを釣ることは、
ぼくの釣りにおいて避けては通れない道では
なかろうか。

須下の60cmポイントを少し紹介してみよう。

初めて海釣りをしたところ
「ナガハエ」

須下の港からでてまもなく、
半島から一際飛び出た磯。

港向きの磯際であたってくる。
反対側はハエ根がきついので、
かけても取れないでしょう。
それでも、
付け根部分で55cmをしとめてた人がいた。
時期は2月〜5月。

ナガハエ
「ナガハエの岡」

ナガハエに隣接する地磯。
潮が大きい日の干潮から潮が沖に動き始める
時が狙い目。

足元もしくはシモリとの間で食ってくる。
過去、ボロボロにやられた記憶がある。

時期は2月〜5月。

ナガハエの岡
「ムロバエ」

渡礁率の低さ、周りのシモリの多さから、
宇和海一の魚影を誇り、「グレの楽園」
とも言われる。

それなりの人が立てば、
必ず、50cm級を釣ってくる。

昔、もぐって貝をとってたとき、
この周辺を泳いだことがあるが、

物凄い大きいイシダイや青ブダイが
ウヨウヨしてて、怖かった記憶がある。

ぼくも一回立ってみたい・・・。

ムロバエ

とじる?