平成19年5月11日(夕釣り) 愛媛中泊 ノコギリのオカ

午後は長濱渡船。
平日で客は少ない。

「午前中ひので使ったんかな。どうやった?」
と聞かれた。
「コケの東やったけどだめでした。
一発もっていかれました。」

と答えれば、
「コケの東は特別難しいんよ。」

でも、僕にはそれが理解できなかった。
とてもやりやすいように思えたが。
まだまだ未熟なのだろう。

「ノコでもコケでもいけるで。
でも今日の潮やったら絶対コケの西やけんな、
昨日の客が3発やられとるし、
うちのポーターも60かけて、
タモ入れまでもっていったけど、
浮いてきたのて足が震えて失敗した。
コケ西に行こうわえ。
逆潮のコケ西、出るけんな。」

そこまで言われれば、俄然気合が入る・・・。
午前中、波が高くてコケ西は波を被って
いたから、暑いけどカッパを来て完全装備に。

一番付けはインキョだったのか、
ひので渡船とガチンコしてしまった。
じゃんけんで負けた。

そしてポーターさんがぼくの荷物を
ホースヘッドに出し始めた。

船はノコのオカへ最初に付けた。
あれ?ポーターさんが何か言ったけど、
僕に言ってたのかな?よく聞こえなかった。

そしてノコに付けたら、
「赤○さん、はやくおり、おり!!!」

オオオオオ、オレ!!!!????
頭の中がコケ西、でもここノコだし。
一瞬思考回路がとまった。

めちゃくちゃ足場がわるいところに、
一瞬で荷物を降ろされ、

船はコケの二階へ向かい、
さっきじゃんけんで負けた2名の客を渡した。

うっそだろ!!!
いきなり巡ってきたビッグチャンスに、
武者震いがした。
去年、ここで67cmが出ている。

当然、そのポイントで竿を出すことにした。
すごい向かい風、だけど潮は沖に向かって
程よい感じで出て行っている。

さてやるぞと思った瞬間、
いきなり顔面にバチャーンと潮が。
ズブヌレ、カッパ着といてよかった・・・。
のっけから洗礼を浴びる。

コマセを多めにいれ、様子を見る。
一部は沖に流れるが、
ちゃんと磯際に入っていく。

ウキ下は、魚が浮いてくるのが見えても
必ず竿1本半〜2本と強く言われていた。
確かに、午前中アタリが出たのも、
それくらいのウキ下だった。

風と潮が強いので、
5Bと3Bの段打ちで磯際に仕掛けを入れる。
最初磯際にステイし、払い出しに乗って、
沖に出て行く。

そして第一投目から道糸が走った。
浮いてきたのは40cmくらいの口太。

ふとコケを見ると、二階の客のロッドが
ひん曲がっていた。キツだったようだが。

そして本命らしきアタリがないまま、
風がどんどん強くなってきて、
潮も逆になり、このポイントをあきらめた。

次に入ったポイントは、本流。
逆になった潮が緩むまで、本流を狙うことに。
しかし、アタリがでない。

風に邪魔されて、ちゃんと流せない。
本流もあきらめた。最初のポイントに戻るが、
風がさらに強くなっており、立っていることも
ままならない。

そうこうしているうちに時間が過ぎていく。
迎えがくる30分前、最後のポイント、
魚がいなさそうな潮裏で竿をだしてみた。

磯際はいい感じになっている。
コマセを多めにいれ、少し軽めの3Bにして
1本半のタナをねらってみた。

するといきなりウキがスーとはいっていった。
アワセを入れるとロッドが根元から突っ込んだ。
もはや曲がるというより突き刺さる感じ。

キツキツに閉めていたはずのドラグから
ラインがギー×3と引っ張りだされ、
ヨリモドシの結び目がブレイク・・・。

気を取り直して2投目、
ウキドメまで仕掛けがはいると、
そのままウキが沈んでいった。

思いっきりアワセをいれると魚が乗った。
今度は逃がすまい、必死で止めにかかると、
口元を飛ばされた。

反動で、よろめいて海に落ちそうになった。
かなり強烈だった。

こんな所にいたとは・・・。
5分後、船が見え、納竿した。

突然振って沸いてきたチャンス、
モノにすることはできず。
まだまだ修行不足かな。

出船

ひのでと

ノコギリ(前日撮影)

ノコギリのオカ(前日撮影)
最初に竿をだしたポイント

最初のポイント(釣り座より)

コケの二階の客の竿が曲がった

次のポイント
本流狙い

最後のポイント
潮裏

ノコが遠ざかっていく

さらに、

さらに、、、

さらに、、
(仕掛け)
制覇2号、道糸・ハリス3号、あわせ尾長7号、ウキ1号〜3B

(餌)
ボイル2枚、ボイルグレ1袋
とじる?