平成19年5月12日 愛媛日振島 22番&アカシバエ

ちょっといつまでたっても釣れない尾長ちゃんに
疲れてきたので、親父と一緒ということもあり、
今日は久々に日振島にやってきた。

毎年、5月前半はまったく魚がいない日振だが、
今年は足元に大きいのが見えている、
でもなかなか餌を食べない、

これを狙うとボーズだから、
沖のポイントとかいろいろと狙ってみたほうが
いい、という情報をつかんでいた。

浜崎渡船にやってくると、
土曜にもかかわらず客が少ない。

船長に、できたらカモメ島まわりの21番に
あげてほしい、と伝えた。

5船が矢が浜沖で抽選、
磯割りには21番がはいってなかった・・・。

14番にする?22番にする?
と船長。21番にカゴの客がわたると、
やりずらいよ、と。確かにそのとおり。

でも、22番にした。
なんでかというと、小学生の時、
初めてわたった磯がこの21番、なのだ。

こんなところにわたるのか!!!
という驚きとともに、潮がガンガン流れていて、
足元にタカベやウマズラや、
大きい魚が見えていて、その時のトキメキが
いまでも残っているから、
どうしてももう一度たってみたかった。

さらに言うと、その時22番では大きいマダイ
が釣れていた。

ちなみに21番と22番の水道には、
毎年秋になるとメーター級のシマアジが居つき、
本流のカゴ釣りでは毎年90cmオーバーのマダイ
が数枚仕留められている。

地形的にも大型尾長が足元のエグレに
いついていてもおかしくない、
日振の一番九州寄りの超一級磯だ。

磯に渡ると、さっそく下げの本流がさしていた。
足元からながしてみると、親父にアタリ。

30cmくらいのマダイ。
そして夢中になって仕掛けを巻きすぎて、
Gチューン1.75号の穂先を折られてしまった。
高いマダイに・・・。

そして日が昇ると、
ものすごい数のグレが本流の中を乱舞し始めた。
サイズは35〜大きいもので50cm近くある。

沸きグレ、ではない。
時間とともにどんどん数が増え、
磯中をグレにかこまれてしまった。

しかし、この子たち、餌に興味がない。
事前に釣具屋からこの情報を仕入れていたから、
狙うようなことはしなかったが、

21番の客は必死に狙っている。
おそらく産卵行動かなにかなんだろう。
サシエはおろか、マキエにも興味がないみたい。

この子たちは狙わずに本流のさらに先を狙う。
と、潮目の付近で道糸が走った。

首を振っている、マダイかな?
サイズは、40cmだった。

その後、巨大なウマズラハゲを3枚ゲット。
ものすごいいい潮が入っているのに、
いつとんでもない一発がきてもおかしくなさそう
なのに、大量のグレを恐れてか、
ほかの魚が一切入っていないようだ。

マダイも姿を消してしまった。
11時に干潮の潮どまり。
せっかくだからここに残りたかったけど、
親父が変わろう、といったので上げ潮釣り場に
変わった。

次にきたのはアカシバエ。
良型のグレが濃いところだ。

早速本命の潮が、磯際から先端を回り込み、
沖にでている。

そして沖には無数の沸きグレが水面でたむろ
している。今度のはさっきとはちがって沸きグレ
だ。

親父は沸きグレを、僕は磯際から流して、
先端の回りこむところで一発をねらった。
いつも大型をかける時の必勝パターンなんだが、
どうやらベラしかいないよう。

2人とも力尽きて昼寝した。

しかし、おびただしいグレの数だった。
日振中、これらしい。
梅雨グレシーズンが始まるとともに、
いっせいに食い始めるだろうとのこと。

気持的には、
唯一こころ残りの21番周辺にいけたので、
日振を卒業したような気持ちになったが、

この魚影をみてしまったからには、
また釣れない尾長に疲れたら、
今度はシーズン中にもう一度足を運んでみたい
とおもった。

しかし、あわただしくて、殺気立っている中泊
に比べると、磯渡しひとつとっても、
ゆっくりと時間が流れていて、不思議だった。

磯割りの抽選と、
船長が客の顔を見て磯を決めるのと、
更に見回り2回というシステムは、すばらしい。

(仕掛け)
制覇1.5号、道糸3号200m、
ハリス2号2.5ヒロ、3Bのウキにガン玉、
Jクッション、グレ6号

(エサ)
オキアミボイル2枚

(教訓)
朝釣り、夕釣りして夜更かしした
翌日の朝釣りは辛い・・・

朝焼け

14番

22番(左)と21番(右)

ぼく

本流

潮どまりの22番から磯代わり

アカシバエ

アカシバエの釣り座
潮は磯際から先端を回りこんで沖へ

本日の釣果
とじる?