平成19年6月8日 神子元島江の口右(夜釣り)

6月8日晴れ。
待ちに待った神子元夜釣りに行くため、ミスターKと二人12時に手石港で磯路丸に乗った。
当日、同船から夜釣りに向かう人は5名。金曜日ということもあり少なめだ。
私たち以外の二人組は本場、一人だったおじさんはアンドロの向かいのヘイに降りるとのこと。

ポーターが「江の口にするか、本場にするか。」と聞いてきたので、一昨年の夜釣
りでいい思いをしたとはいえ、今日は風もなく、荷物も多いので「本場でお願いします。」といった。
しかし、ポーターが船長にそれを言うと「江の口のほうがいいぞ。」とのこと。
ここは船長に従いましょう、ということで江の口に降りることにした。

着いてみると、江の口といっても一昨年釣った江の口とは違い、湾奥に向かって左手にある江の口、
う〜んここで釣れるのかぁ、江の口にしておいてよかった、と思いながら、ミスターKと二人、
クーラーボックス2つ、ロッドケース2つ、バッカン4つ、磯バック1つという大荷物を降ろした。

ポーターは去り際、昼間は船着きで、夜は逆側の高いところで!と言って去っていった。

当日は、旧暦4月23日の小潮。GWに行った神津釣行の際、海央丸船長の言った
「釣りは旧暦23日以降だ。」との教えを忠実に再現すべく、休暇をとってまで臨んだ釣行である。
小潮ということで潮はゆるくしか動いてない。初めて乗る磯にやはり期待は高まってくる。

ポーターによれば、夜はサバの猛攻があるのでコマセは少しだけ磯際に撒けとのこと。
サバの猛攻はGWに神津でも体験済。この際も(というか後から)海央丸船長から
「サバが口を使う前にイサキの棚まで落とすよう重めの仕掛けにして竿一本半から二本で。」
とのアドバイスをもらっている。夜はこれだな、と考えていた。(ニヤリ)

くらさん

ミスターK
早速仕掛けを準備すると、なんと1.5号外ガイドのトップガイドが破損
(竿が折れたわけではない。)!幸先悪いな、と思いつつロッドケースを除くも、
後は夜釣り用のマスタードライ2号と3号。(あとはちゃっかり置き竿用に5号竿も。)

仕方なく、2号竿でつり始める。仕掛けは、道糸2.5号、ハリス2号、
ウキは今日デビューのタクマ0号で。コマセを巻くと、タカベなどの餌とりがいるものの、
そんなに多くはない。

先につり出したミスターKはいきなり35オーバーのイサキをあげた。
(この人前に横根に行ったとき、俺の横で40のイサキあげてた。)
うーーん、うらやましい。俺もがんばる。 ウキが入った。合わせる、オッとメジナか?
やはりメジナ、これが本日最大の38cmのメジナとなった。

しかし、2号竿で38じゃ、大人が子供と対決してい
るようなもの。ぶりぶり巻いて、最後だけ大事に玉入れした。
ミスターKは、快調にイサキの釣果を延ばすが、なぜか私はメジナばかり。

私の竿にもイサキちゃん食べて、と思いながら釣りをしていた。
しかし、あたりはあるもどうも針がかりしない。

ミスターKに「なかなか釣れないんですけど〜。」と聞くと、「イサキは向こう合わせで。」
というミスターKからアドバイス。すると、きましたきましたイサキちゃん。

2週間前の石取根釣行の際には、道糸がバリバリと出ていき、ウキがスパッと入ったが、
今日のウキはスパくらい。潮も緩いので、道糸バリバリとはいかないが、
でもなぜか当たりはきちんととれる。
こんなに潮が動いてないのにどういうことだろう。これもやはり旧暦効果か?

突然、沖目を流していたミスターKの竿が曲がった。ものすごい勢いで沖に走る。
管理人さんから聞いた中泊のポーターの話を思い出す。
「60オーバーのメジナの場合、糸を出してはダメ。とにかく竿でためる。
これでため切れれば魚はあがってくる。大概は切られてしまうが、ため切れたときだけ、
60オーバーはあがるんだ。」とのこと。この情報は、ミスターKに伝え済み。
ミスターK踏ん張る、踏ん張る、ふんばるーーーーーー!ブチンッ!ざんねーーん!


が、俄然やる気となり、私は磯際を攻める、するとガッガーっと足元に突っ込むあたりが、
スプールを戻すとき一瞬うまくいかず、スプールをバチバチバチと跳ねながら糸が出て行った。
何者かーー!絶対糸は出すものか!直結も完璧なはずだ!
ハリス2号はちょいと細いけどね・・・不安的中。ハリスのチモトから糸は切れた。
ざんねーーん!

また磯際で来た。今度は磯際を左から右にグーーーっと移動してから磯際に引き込む。
ばれた。ざんねーーん!


今度はミスターKにきた、これも左から右へ走ったあと突っ込む。がんばれミスター!
やったあがってきた。あ!あおい!○んの○だった。。。。きっと俺のもそうだろう。


そんなこんなしてるまにあっというまに18時半となった。日没は19時だ。

そろそろ移動しなくては。後ろ髪を引かれる思いで、高いところに移動した。
移動中、ミスターKは、「こわい。たかい。おもい。」等々ぶちぶちぶちぶち文句を言ってた・・・。
確かにあまり足場がいいとはいえないが。

二人で竿を出すには足場はいいが、高さは6m前後ある。
これでかかったらどうやって玉入れするのだろう、と思いつつ、
私は右側のさらし付近を狙い、ミスターKは左側の沖目を狙った。

するといきなり来た。ガツンと。
思い切り合わせるが、実は道糸2.5号、ハリス2号のまま。
みごと一発で持っていかれた。


私のニュー電気ウキ「真っ白ちゃん」は、そのまま流れていってしまった。
(1時間後に船着き付近に真っ白ちゃん到着。玉入れして無事回収。よかったよかった。)

その後、イサキはぽつぽつ釣れていたが、とにかく蚊が多くて集中できない。
虫除けとムヒを交互に塗りながら釣りを続ける。

今日の満潮は23時半。
がんばっていると来ました24時。右側サラシ手前付近、竿下1本半でガツンと当たり。
今は道糸4号、ハリス4号、針尾長9号だ。今度は負けるものか、と思いやりとり。
しかし、すごい力。足元に向かってガンガン突っ込む。
こちらも負けじと糸を出さず、とにかく竿のためを信じて、糸を巻くときは膝を折り、
その分糸を巻いて、ゆっくりスクワットで立ち上がる!
一度磯際の根に張り付かれたが、運よくすぐにすっと離れた。
魚体が見えた!でも暗くてよく見えない。
なんだ?ミスターKに玉入れを頼む。ミスターKここでも「おちますよ。こわい。」
といいながらも、なんと玉入れ成功。すぐに竿と玉を交換し、磯上まで魚をあげる私。
白くでっぷりした腹を見た以外、重さ以外に相手を知ることができない。


真鯛かな、と期待しつつ見ると、わからない魚!ガーーン!みんなに秘密で釣りに
来ていたが、仕方なく携帯で写真を撮り、管理人さんとだるまさんに連絡。
魚はフエダイと判明。食べれるかどうかわからないが、とりあえず持ち帰ることに。


しかし、激闘を制した心身がこんなにも満足感を与えてくれることを初めて知った
日となった。こんなの覚えたらもう離れられません!
その後30分くらいは、足腰フラフラ、手首は痛い、という、
もう喜びようしかない疲労感を癒してた。

次の一発を求めて、今度はミスターKが右側のサラシで釣りを開始。
イサキは釣れるものの、メジナのあたりは全くなし。
雑談をしながら釣りをしていたところに、ガツン!とあたりが。
また竿が弧を描く。ねばるも竿が真っ直ぐに伸びている。うーん、またもやバラシ。
迎えが来る4時まで釣りを続けたことはいうまでもありません。

当日のタックル
マスタードライ2号
 (昼)道糸2.5号、ハリス2号  針6〜8号。
 (夜)道糸4号、ハリス4号   針オナガ9号
餌(2人分)
  オキアミ30kg、アミコマセ8kg、集魚材6袋。(おまけ青イソメ)

迎えの船
(釣果)
尾長メジナ40cm弱×3
イサキ38匹
フエダイ50cm

イサキもメジナもうまくて家族に大人気。
フエダイの味は、銀鱈のようでした。

本日の釣果
とじる?