平成19年7月21日(旧暦6月8日)
中泊 ナガハエの沖(夕釣り)
小潮(満潮11:30) 水温21.5℃
| 最終日、親父と中泊の夕釣りに。最後、ダメもとで沖磯(ノコ、コケ)で勝負を したかったが、乗った船は岡行き。 気持ちをコデ島に切り替えた。しかし、わたった磯はナガハエの沖。 春先にシモリの間を流すと大型の尾長が釣れるらしい超一級ポイントであるが、はたしてこの時期どうなのか・・・。 最終日にまったく知らない磯に来てしまい、不安がよぎる。 緩やかな下げ潮がナガハエの真ん中あたりにぶつかり、そこから左右に分かれて沖へと流れている。 コマセを入れてみるとエサトリの姿は見えない。 これはよい釣りができそうだと思いきや、しばらくたつと、手前は黄色いオセン、沖はキツがウワーと沸いてきた。 沖目でキツが沸いているのが見えると、やる気が失せる。 |
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![]() ナガハエ |
![]() ナガハエの沖(右の先端) |
| サシエが一瞬でなくなる。 親父は先端から沖のシモリ狙い。 ぼくは手前(バッカンの場所)から、 先端にかけての磯際と水道狙い。 コマセを手前にいれ、潮上から仕掛けを馴染ませて、 足元のエサトリの下のタナを狙ってみる。 ものすごく釣れそうな磯際だ。 |
![]() 釣り座 |
| ウキ下は竿1本半。一発あたったがハリ外れ。 そしてなにやら尾長らしい魚がかかった。 そんなに大きくはない。 待望の尾長ちゃんが釣れた。 ちょっと小さいが茶色い居付きのようだ。 足元のエサトリの下に尾長がいることが判明。 きっと大型もいるだろう。そう信じて頑張った。 そして一際大きなアタリ。 浮かせたらサンノジだった。 |
![]() 水道で食わせた |
| 夕マズメになり、 なにやら尾長らしき魚影がチラホラし始めた ような気がした。 ウキ下を1、2ヒロに浅くして、これを狙ってみる。 ところがハリがついたエサはエサトリともども 相手にしてくれない。 魚はたくさんいるのにそのまま 原型で残ってくるようになった。 頑張れば結果が出そうだったので、 じっくりと際をせめてみることにした。 |
![]() 尾長36cm |
| 一方沖目狙いの親父は、勢いがない潮に苦戦。 コマセは僕が足元に入れたものが沖まで 流れているようだ。 沖を狙うと竿2本のウキ下だと根掛りしたり、 カサゴ、ベラが釣れてくる。 シモリの上を狙えるようにウキ下を少し浅くした。 そして潮どまり前後、ウキが消しこまれた。 アワセを入れたがベールを閉じ忘れていたようで、 道糸が一気にはじき出された。 外れたかと思ったが、魚は付いている。 |
![]() オヤジ格闘中 |
| しかもこのナチュラルオープンベールのおかげで、 魚が戸惑っている。若干手前に走ってきてくれた 気がした。 イサキではない、釣り座を移動しやりとり開始。 かなりの重量感。グイグイと寄せてきた。 そして水中に白い腹が見えた。 キツか・・・と思いきやシマアジだ!!! しかもなかなかのサイズ。 タモ入れ成功。これには驚いた。 引き続き同じポイントを狙った親父、イサキを釣った。 |
![]() シマアジ50cm |
| ぼくは磯際にチラホラ見える白っぽい魚影が 気になって、磯際を狙い続けた。 そして潮がわり。 ゆっくりと沖のシモリの方向へ行く潮が入ってきた。 とても狙いやすい。小潮だから狙えるのだろう。 僕の足元は完全に潮裏に。 そして先ほどのシマアジと同じパターンで、 親父のロッドがひん曲がった。 アワセを入れると一気に竿を伸されてしまい、 口元を飛ばされた。 あの切れ味は間違いなく尾長であろう。 |
![]() 上げ潮は左から右に、その先にシモリ |
| 残り10分、ここまで磯際を攻めたら、最後まで頑張りたいという葛藤はあったが、 潮がとまり釣れそうな気がしない。一回だけ沖に仕掛けを入れてみた。 良型のイサキがヒット。もう一回だけ入れてみることに。 親父の釣り座へ移動、すると足元からいい潮が出ていた。 迎えの船が見えたが、沖磯から撤収なのでまだ5分は時間はある。 足元からコマセをいれ、沖のシモリを意識して流し込んでみる。 ラスト一投で釣れるわけないよな、でももう一回だけチャンスがほしいな、 などと考えていたらスパッと見事にウキが入った。 スプールを手で押さえてアワセを入れた。 臨戦態勢に入り、シモリから一気に引き離そうとしたが、かなりのパワー。 ベールが起こされて道糸がバリバリバリッと引き出されてしまった。 焦る僕、もう一度ベールが閉じようとしたが、また起こされてしまい道糸が出される。 それでもなんとか閉じて、引き寄せにかかった。 フッと軽くなった。シモリに持っていかれたか・・・、と思ったがハリ外れだった。 アワセが入っていなかったのだろう。納竿した。これは悔しい・・・。 うわさのオジサン(赤い魚)を食べてみた。 一見池の鯉のようで抵抗感があったが、味がよく、歯ごたえがあり、なかなかおいしかった。 「バラシ上等、ボーズ上等、男は黙ってナカドマリ。」 |
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![]() オジサン(左)とシマアジ(右)の刺身 |
![]() 本日の釣果 |
| えひめ渡船 (仕掛け) ぼく 制覇2号、道糸3号、ウキ5B/B、ハリス2.5号2ヒロ/1ヒロ、アワセ尾長8号/グレイズム8号 親父 Gチューン1.75号、道糸3号、ウキ5B、ハリス3号2ヒロ、ボイルグレ8号 (エサ)ボイル6kg、ジャミ4kg、ボイルグレ(配合) (教訓) ・足元がだめなら沖のシモリ狙いの可能性、シモリ際に必ず大型はいる ・沖のシモリ狙い、コマセは沖に直接いれず足元に(エサトリ対策) ・根ズレしたら2.5号も3号も一緒。だったら道糸・ハリスとも2.5号でよいのではないかと思った。 ・ブラックストリームは弱いがあのしなやかさは他にはない気がした。 ・ベールの扱い、緩い潮で尾長を狙うときはクローズにするか、片手をベールに添えておく。 ・中泊は絶対に小潮まわりだ。 ・あきらめずに頑張っていると、日に1度や2度は巨グレのチャンスが巡ってくる。 ・拘らずにアタリが出た人の真似をした方がいいかもしれない。 |
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