平成19年8月18日(土)(旧暦7月4日)
鵜渡根 二つ根

(中潮、満潮7時半、干潮13時半、緩やかな上り/下り潮)

客は少なそうだけれど、キツとチョウチョウオの大群が怖くてどうしても二の足が踏み出せなかった8月の鵜渡根、
そしていつの日か渡礁することを夢見ていた名礁「二つ根」、
ダルマさんがお知り合いになった山ちゃんさんがこの灼熱の名礁へ釣行され、レポートを送ってくれました。(感謝)

「苦労潮」の神子元島のレポートを読ませていただき、状態よさそうと判断し、
前日に伊豆下田フィッシングに電話したところ、「神子元より、島のほうがいいし、すいてるよ〜」という話、
また七島丸出船ということなので急遽鵜渡根に変更。
3:30出船、ほとんど揺れることなく5:00ころに鵜渡根に到着。まずカツオに底物二人上物一人渡礁。

次に「モノキに行こうか」と呼ばれたが、この夏一番の気温の予想、しかも足場の狭いモノキはふらっとしたら・・・と
相方N氏がふらっとしても大丈夫な(笑)二つ根に変更。
ウノクソに上物一人下ろし、船は二つ根へ。二つ根で底物一人と我々二人が渡礁。

潮は利島方向にゆっくり。二つ根にしても緩すぎなので、やや心配になる。
底物の人は船付けに竿を出すとのことなので、われら二人は反対側の潮上に。
N氏は新島向かい先端に、私は離れ側のサラシに陣取る。

そそくさと準備して早速こませを足元に投入するとサラシの切れ目からイスズミらしき魚を確認。
続いて小型青物、タカベ、チョウチョウウオを少し確認。予想よりずっとエサ取は少ない。

でははじめようかなと思ったらN氏は早くも30cmクラスのイサキを連発。
続いて35cm前後のチョロマサが入れ食い状態に。
私もほどなくチョロマサが釣れ始める。

30cm以下はリリースしてしばらく続いた後、サラシの中で強いアタリ!強引に浮かせるとお約束のイスズミ、45cmクラス。
そのまま40cm前後のイスズ混じりでチョロマサの入れ食いに。

しばらくして今までにない重いアタリ!!
「まぁ、奴だろうなぁ・・・」と思いながらも、かけたら取るの精神で浮かせると水中でキラッ、っと銀色に光る(><)
「やっぱりなぁ・・・」タモ入れし(重!)、計測すると51CM、しかも尻尾を思いっきり伸ばして(笑)。

ハリスを替え再投入するとすぐに同じアタリ。今度は50cmジャスト。
さすがに連発は疲れたので、ジュースで一服。
N氏も50,52cmと釣上げ、がっかりして一休みに入る。
N氏と交代で私が釣りだすと今度はさっきより一段と強いアタリ。
横では「イスでしょ?」と笑いながらN氏がタモ入れ準備。

「でもまだたたかないよ〜。」
と言いながら浮かせにかかったところで痛恨のハリス切れ・・・
根ズレでした。尾長なら60UP間違いなしですが、
残念ながら「イス」でしょう(笑

N氏は足元を切り捨て沖に流しだすも、イサキ以外反応なし。
しばらくすると潮がさらに緩くなり、チョロマサも消えアタリも止まる。
私は逆にキワぎりぎりを真下に狙い落としていくと、
今までと違う鋭いアタリ。

「きたかっ!」と思ったが元気に走り回るので、
何かと思ったら35cmクラスのカンパチ。

サイズ以上に元気でうれしかったのだがこちらは続かず
メジナの反応もなし。パン、ジュースでひと休みに入る。
そんなことをしていると今度は潮が新島方向に動き出し、またまたチョロマサが廻ってくる。
しばらく釣った後、サイズに変化ないので、贅沢にもひと休みし、プチ泳がせ(?)の準備をする。
底物の人の状況を伺うと、サイズは40cm前後だが4枚のワサをあげていた。

またすぐに潮が緩くなり、反対の利島方向に流れ出す。
このときに先ほど準備した「プチ泳がせ」をスタート。
PE4号の道糸、12号ハリスにプロヒラマサ12号の針で、
スーパーで買った15cm前後のアジを付けてただ流していると、ウキに変なアタリがあった後、
道糸が強烈に走った!! まったく予期していなかっただけにかなりあせったが、
ベールをオープンにしてフリーで走らすと、100mほど走ったあとで止まる。
「ひょっとしたら取れるのか?」なんて思いながら反撃開始。
巻いては出されをくり返しながら徐々に引き寄せてウキが見えるところまできたところで急に軽くなる。
「あ〜ぁ」と思いながら回収すると12号ハリスがギタギタに擦れていた。


根ズレでしたが、ハリスはなぜか透明でなくにごっている、ハリス全部根ズレした??。
「チャンスは1回なんだよなぁ・・・」なんて言いながら再投入すると、またアタリ。
今度も同じやり取りを繰り返して、やはりハリス切れ。
石物の人が見に来て、「なんだかすげーのがきてるね、魚が何かみたいからぜひ釣ってよ!」
なんて言われテンションあげてがんばるも数投アタリなし。

もうこないな、なんて思いながら流し続けると先ほどより強いアタリが!!!
今度こそと思い、しっかり送り込んでから大きくあわせ、ベールオープンで走らせると、
今度はぜんぜん止まらない(汗
やばい、高いPEが全部もっていかれる・・・なんてケチなこと考えてると止まってくれた(笑。
また同じで巻いては出し、を何度も繰り返したあと、結局バラシ。
回収すると今度ははち切れの模様。また今回もハリスは変色していた。

その後アジがなくなるまでやるも、あたりなくジ・エンド。
結局魚の正体もわからずモヤモヤが残っただけでした。
正直冗談で準備したもので、まさかほんとに食ってくるとは思わなかった・・・鵜渡根おそるべし。

その後メジナ狙いに戻るもあいかわらずチョロマサが食ってくる。
再度潮向きが変わり、新島方向に流れ出してしばらく、N氏がやや沖でかける。
沖ではイサキかトビウオのみだったが今回は明らかに引きが違う様子。
浮くと今日初の尾長、40cmだった。続いて40cm弱をあげ、N氏も私も今日初めて本気が出る。

さらに次は「今度は結構元気だよ!」といってタモ入れしたのは45cmの尾長。
この時期としてはまぁ合格点。私も、と思い同じ場所を流すもなんとか30cmを1尾あげたのみ(泣
N氏との腕の差を痛感する。

N氏はその後も尾長を2連発。しかし長くは続かず段々トビウオがより、
ポイントはトビウオの入れ食いに。そのなかから55cmのシイラを釣上げた。

その後は状況変わらずチョロマサとイスのみ。
13:40分に船が迎えに来て納竿。
帰りはやや風が出てきて、少々潮をかぶったが気持ちがいいので甲板で寝転がりながらしばし睡眠。
帰ってほかの状況を聞くと、

鵜渡根カツオ:メジナは35cmまで、イサキ多数
 ウノクソ  :イスの猛攻でチョロマサ、イサキのみ
底物は各磯で40cmくらいのワサを皆さん釣上げていた。
神子元は目立った釣果なし、ということでした。

当日の釣果(二人の、というかだいたいN氏の釣果・・・)
尾長メジナ 30〜45cm×6
イサキ   30cm前後×10
チョロマサ 30〜40cm×いっぱい
チョロカンパ35cm×2
タカベ   20cm×3
トビウオ  いっぱい
イスズミ  50〜52cm×5
      40cmクラスいっぱい
シイラ   55cm×1

当日の仕掛けほか(私)
メジナ狙い:メガドライM2 3−52P
      トーナンメントISO−Z2500
      天狗ウキ各種
      道糸4号
      ハリス4〜6号。
      針各種8〜10号

プチ泳がせ:BB−XオナガSP4号 
      BB−XオナガSP8000 
      キザクラGTR
      道糸PE4号
      ハリス12号
      針プロヒラマサ12号

コマセ   オキアミ15kg
      配合エサ2袋
      オキアミまとめ2袋

エサ    加工オキアミ2パック
      半ボイル(当日かなり食いが悪かったのでほとんど使わず)
      スーパーの小あじ(冷凍物)1パック
とじる?