平成19年11月3日(土)(旧暦9月24日)
新島 アジアの大島

(曇り時々晴れ/北東の風やや強く 小潮)

(執筆:ダルマさん)
私(ダルマ)としては神津島へ行けず、式根島も台風の邪魔され、
再度式根島を釣行を企画したが今度は人数が集まらず鵜渡根へ変更になってしまた。
もし途中式根島へ連れて行かれても予定が元に戻るだけだ。

メンバーはダルマ、クラさん、M先生、バリくんの4名。
期待(久々の鵜渡根の予定)に胸ふくらませ10時前に練馬を出発した。
南伊豆釣りエサセンターでデジカメを忘れたことを思い出し(涙)

「例の黒いコマセ」を入手して3時40分下田着。
デジカメはクラさんの携帯で何とかできた。
港には思った通り人が多く不安がよぎる。

今日の船は「かねよ丸」。クラさんがせっせと荷物を船へ運び入れる。
当然だがすでに船室は人でいっぱい。カメも小さくロッドケースも入らないとのこと。
「また」鵜渡根まで外で座っていくのかと泣きが入る。

船尾に座っていると、船長が「入れないのか?」というので「だめですね〜」と返すと、
船室を覗いて「入らないとしぶきで濡れるぞ」と言って躁船室へ上がって行ってしまった。

中の人に詰めろとか言ってくれても良かろうに・・・
案の定、3人はしぶきを浴びながら寝ている。私は船室入り口の奥まったところでなんとか生き延びた。
ほどなくしてクラさんもたまらず私の横に移動してきた。

「もう鵜渡根に行くのはやめよう」・・・今回もそう思った。エンジン音が低くなり目を覚ますと目の前に島がある。

「あれ、ここはどこだ?」目の前にテトラが!
式根島か?違う、新島だ。
荷物を上げてみるとよさそうな磯である。
なにやらM先生が興奮している。

ここは「アジアの大島(ショシの大島または奥の大島)」
という「新島で一番良い磯」らしい!

もちろん管理人さんにも連絡を入れたが、
自分のことのように大喜びしていた。

早速仕掛け作りだ。
私は予定通りサーフトローリングの重りに弓頭のを付け遠投。
山さんにルアーでは食わないと事前情報を聞いていたのだが、

10投くらいして、気が済んだのでフカセへ変更。
この仕掛けは二度と使われることがないかもしれない・・・。

(1)でがんばるバリ君
早速仕掛け作りだ。
私は予定通りサーフトローリングの重りに弓頭のを付け遠投。

山さんにルアーでは食わないと事前情報を聞いていたのだが、
10投くらいして、気が済んだのでフカセへ変更。
この仕掛けは二度と使われることがないかもしれない・・・。

びっくりしたのがバリ君。
バッカンを持って磯先端(1)の低い場所に移動して
素早く仕掛けを作り、右手で竿を持って、
左手でコマセを蒔いている(カックイ〜)。
するとすぐにイナダゲット。
続けて大型ブダイもヒット。
今日のバリ君は何かが違う。

M先生とクラさんは船着きで。
左のM先生は、底がまで見えるすぐ前を必死に狙いながら、
「これはHKDと同じ。きっといますよ。」と狙い続ける。

一番にイナダをかけたバリ君

きれいにさばかれたカワハギくん
山さんのように11時までにクーラー満杯にしよう!
と意気込むだるまとクラさん。M先生は早々に
「僕は惑わされずに、あいつらを狙いますよ。」と。

そしてクラさんにヒット!
船着き右の根の際を2ヒロで狙ったところ、
25オーバーのカワハギが!

ここまで来てカワハギかい!
と思いながらも(でもうまそ〜。

後日談:肝を刺身にしてポン酢で食べたところ、激ウマ!)
私は管理人さんの「大物は一本半」の言葉に騙されて撃沈
(えぇ、へたくそなだけですよ!)。

針の塗装がはがれているところを見るとフグが居るようだ。
仕掛けがねらいのタナまで届いていないようだ。

M先生は本島向かいに足下から微妙に動く下り潮にのせ
右奥でイサキを食わせる(2)。

40は優に超える巨大なイサキだ!
足下から流れに合わせて釣れ始めたようだ。
私も横に入らせていただきイサキを狙うが当たりがない。

底かと思い棚を下げていくがダメ。

カドを攻めるダルマさん

船着きでM先生とダルマさん
巻き込みの風も弱くなったのでクラさんは(3)
へ移動してみるが効果無し。

精根尽き果てて10時に就寝。
船上(戦場?)での疲れで1時間3千円弱の睡眠を1.5時間とる。
(約5千円のお昼ね。ぜーたく。)

他のみんなは寝る間も惜しんであいつを狙うが、
釣れるのはイサキ、イナダばっかり。

だいぶん時間がたって上り潮がハッキリと左に動き出したので
M先生は(3)へ移動。
私が代わりに(4)を攻めてみた。
タナを1本前後で探っていたが、浅いのか?

と思い切って短くした1ヒロ半で明確な当たりが連発。
しかし素早くアワセを入れるが魚の重みを感じると
同時にすっぽ抜け。

無い頭で考えて、一拍おいてアワセを入れると、
今度はバッチリ針がかりした。
結構良い引きを見せて上がってきたのは巨大イサキ。

このパターンでもう1尾追釣。(塩焼き檄ウマ)

M先生船着きにて。後半左へ流れ出す

新島側の穴になっている方。取り込みは厳しそう
そういえば管理人さんがここの情報を送ってくれる
と言っていたことを思い出しメールをチェックしてみると
「竿一本で重たい仕掛けでシモリ際」とのこと。

いったいどこのシモリだ?とは思ったが、
アドバイス通り仕掛けを作り直して(5)のあたりを探ってみる。

結果としては1号のウキをロスト(涙)
12時過ぎにかねよ丸が来て
「うねりが入るから12時半になったらしまって」と通告された。
とうとう時間は12時25分。
クラさんは、残ったコマセ1袋、
とバッカンの中のくろいコマセ約2kgを撒いて(捨てて?)
最後の一投。

するといきなり引き込まれた。
「おっしゃー。」との掛け声に一同期待をするが、
「あれっ?すぐに上がってくる。」の言葉に一同落胆。

それでもあがってきた口太は40cmジャストだった。

唯一のクチブト

クラさんのお持ち帰り3種
帰りの船は船内で爆睡させていただいた。
気持ちよく目覚め、帰りにだるまさん行き着け(?)の回転すし
でニザダイを食べようとよったが残念ながらニザダイは品切れ!

タカノハダイ、シイラ、コショウダイ、ブダイなどに舌鼓をうちました。
今回の新島、私は初めてでしたが、
鵜渡根ねらいで新島や式根島となってしまっても
十分満足できる場所ではないかと思います。

帰りには「また鵜渡根(新島・式根島)に来よう」と思うのでした。
(釣果)
メジナ :40cm
イサキ :〜45cm
イナダ :43cm前後
カワハギ:25cm
ブダイ :リリース

(料理:ダルマ)
当日:イナダ=刺身まずい!
イサキ=刺身それなり

翌日:イサキ=塩焼き激うま!
月曜:イナダ=旨味が増した
(仕掛け:ダルマ)
マスタードライ1.5号
道糸4号orz、ハリス2.5〜3号×2ヒロ、
ウキ2B・1号・1.5号、針4〜7号

(仕掛け:クラさん)
マスタードライ2号
道糸4号、ハリス3号及び5号、ハリ7〜9号

(エサ)
黒いオキアミ

(教訓)
道具はよいものを買え!
特にバッカンは丈夫なものを!
メジナには、黒いコマセより白いのを使え。

とじる?