平成19年12月15日(土)(旧暦11月5日)
石廊崎 長津呂湾の出口左

晴れ/南西の風ビュンビュン/小潮

(執筆:ダルマさん)
とりあえず「南伊豆で」とこのところ鵜渡根とか遠征釣りが多かったので、予算的にも手軽な南伊豆/石廊崎に釣行した。
実はこりもせず3日前に鵜渡根に予約を入れるが、ISFから電話を頂き出船不可との連絡を頂いた。

黒い船なら出られるかもと電話をしたが船長は出てくれない。
何度電話してもダメ。HPをよく見ると一番上に「出船しません」と書いてあった。

なら、西に強いのは石廊崎、外浦、川奈・・・なにがなんでも南に走りたかったので橋本屋へ電話することに。
奥さんから、こころよく「だいじょうぶですよ」とのお言葉を頂き12時練馬を出発した。

東京では風が吹いていない。かわりに雨が降り出した。用賀の入り口ではなんとなく雪っぽい。
どんな一日になってしまうのだろうか・・・クラさんはグーグーと気持ちよさそうに後ろで寝ている。

私はガンダムのDVDで気を紛らわしながら一人走り続けた。ずっと・・・。
さすがに釣り人は少ない。
神奈川あたりから雨もやみ、
風もなく「これで西風ビュンビュンか〜」と思いながら、

3kg(650円)×3枚、ダイワの配合を2袋。
そして「アサリ」と「ジャリメ」を購入して本瀬港に到着。

さすがにここまでくると崖の上の方は風が
ビュンビュン吹いている。
この音を聞いているだけで気が滅入る。

船長が到着する釣り人が集まる。
3名+3名+2名+2名+3名+2名?
全員で15名くらいと少ない。

<朝の状況。6時を過ぎているがかなり暗い>

ポイント別状況
港を出てもまだ風裏なので
あまり波にもまれることはなかった。

一番遅くに予約を入れたと思われる我々は
当然船長の指示で4番目に渡礁。

石廊崎は不案内なのでどこだか分からない。
2年前の向かい側と言えばわかるだろうか。

あまり奥まったところではないので、
そんなに悪い印象はなかった。
【ポイントA】
目の前のチャラン棒のある根から沖まで狙えそうな場所。
まずはクラさんが釣り始める。
潮が動いていないとぼやいている。

沖を流れる潮も、引かれる潮も何もないのか?
左の切れ込みからサラシが出ているが
好影響は無いのだろうか。

結局ここでは餌取が数尾出ただけで終わったしまった。
しかし、1名なら広範囲に探れる良さそうな場所のように感じた。

<背中から強風が吹き付ける。海に落ちそうで怖い>

<船着き。沖にある根まで広範囲に狙える>
【ポイントB】
ダルマは船着きで釣り開始したところ。
どうしたことか、今日は一日浮気をせずに
この場所で釣り続けていた。

足下には3m位で根が張り出している。
クラさん同様、コマセを打つも、真っ直ぐ下に沈下していく。
風とは若干だが逆に流れているような気もする。

ほとんど潮が効いていないようだ。
まずは際を2〜3ヒロで探るも、ほとんど餌が戻ってくる。

5〜10mの範囲も様子を見てみたがまったくだめ。
タナをどんどん下げていき、
チャラン棒のある根との間を1本で狙う。
アタリだ!久しぶりのメジナらしき魚とのやりとり。でも軽い(涙)。
マスタードライが綺麗な弧を描いているが相手は簡単に降参して上がってきた。クチブトの28cm(リリース)。

とにかく何かしら釣れるのは楽しいことだ。もう一度同じところへ餌を投入。また同じように食ってきた!
反応も同じようなサイズ。今度は尾長の27cm(リリース)。

地合か? 腕を上げたか?最近、イナダの猛攻以来の連続ヒットで顔がゆるむ。続けて同じ所に仕掛けを流す。

またまたヒ〜ット!「よしゃ〜狙い通りだ〜」。しか〜し、完全に気がゆるんでいて雑なやりとりになっている。

カワハギ仕掛けを準備しているクラさんに「また来たよ。タナ1本だ・・・あれ?」
ってバラシちゃいました。バラシても余裕です。

クラさんと並んで釣り始めますが、全く釣れなくなりました。逃げた魚が仲間を避難させたのでしょうか。
中盤、アサリ餌を取りだしてカワハギ狙いに変更です。というかこちらが目的だったりして。

クラさんが5号のインターラインに同付き仕掛けをセット。それを拝借して釣り開始です。
根の上は魚が見えませんので先の落ち込みを6〜10くらいで探ります。底を取って、時折誘いを入れながら様子を見ます。
道糸が10号と太くて感度が鈍いですが
「カンカンカン」とアタリが来ます。

タイミング良くシャクってヒットです。
久しぶりなので結構引きますね。

楽しい!すぐに2尾目を追釣しますが、
なかなか後が続きません。というかアタリが無くなりました。

このときクラさんが(E)で釣っていて、
10尾くらい数をそろえてから声をかけようと
思っていたのですが・・・。

もっと広範囲に探った方がよいのでしょうか。
あそこには最初の2尾しか居なかったことにしましょう。

<本日の本命、カワハギくん。もうちょっと数が欲しかった>

<ここもじっと我慢の釣りでした。>
【ポイントC】

(B)から水道を飛び越えて渡ることができます。
釣りやすい場所ですがなかなか釣果が上がりません。
若干サラシがあるのですが、低水温で逆効果だったのでは。

後半、粘るクラさんがまともなサイズらしき魚と格闘しています。
あわててタモを持って走り寄ります。
チャンスはそう多くないことが分かっているからです。

良い感じでやりとりしているのを羨ましそうに見ていたのですが、
水面を割ったの魚は「アイゴ!」。またやっちゃいました(笑)。

魚を見たとたんに緊張の糸が切れたのか、バラシ。
まぁ、針を外す手間が省けたってもんですよ。
35cm位はあったので、本日の最大魚でした。
【ポイントD】
(C)にいたクラさんが、気がついたらいない?
海に落ちたか??おぉ〜あんな高いところにいらっしゃる。

なぜか釣りずらそうな高場へ上り釣りをしています。
どうやら(C)が釣れないので現地調査(笑
に主眼をおいたようだ。

<ここもすぐに撤収していった。(C)へ移動するクラさん>

<移動が面倒だが、景色は最高。>
【ポイントE】
クラさん、またまたいなくなる。(A)の左の突端に出るつもりだ。
ここは岩にへばりつきながら渡る危険な場所だ。

よい子はまねをしないように。
さらに左は広めのワンドからサラシが出ている。
沖はもちろんワンドの中も良さそうに見えた。

さらに向こうに烏帽子が見える。
そんなに遠くはないので、ポイントとしては悪くないのだろうが、
結局釣れなかったようだ。

しかし、あの場所で昼寝をする勇気に脱帽です。
その他、烏帽子が釣れていたようです。
○バルのメンバーさんが44cmのメジナを1枚、
そして42cmの石鯛を釣り上げていた様子。

数はそんなに釣れていないようだったが、
実力の差をまざまざと見せつけられた。
渡礁もとてもなれた感じで見習いたいですね。

<こちら(B)も灯台を目の前に癒される釣り場です>
そして二次会へと。
あまりの魚の活性の低さに(活性を上げられなかった)釣り方も散漫になり、コマセが大量に余ってしまった。
こんな時に限って量の増える配合エサを入れていたりするものだ。しかも2袋。

東に向かって車を走らせながら、釣りができそうな場所を探すことにした。
南西の風はますます強くなってきている。

【須崎】
港の駐車場から磯に入れた記憶があり向かった。まずは恵比寿島の調査。ここは足場も低く、この風で大荒れである。
釣りは自殺行為。風に煽られて車のドアが壊れるような勢いで閉まりました。

【板戸】
ここから渡船が出ているようで、数名の方が帰り支度をしていた。
堤防の裏側に回り込むと波が足下を洗うような所に立っている人が1名。
手前の根の向こう側を釣っているが、黒鯛だと思われた。ここも釣りづらそうなのでパス。

【白浜漁港】
堤防では釣りをしている方がいた。私たちは調査のために磯に入ってみたが、カジメ林で水深もあまりない。
黒鯛やアオリイカは善いかもしれないが、メジナは無理そう。もうちょっと歩くと水深のある良さそうな場所を発見。
コマセの跡もある。しかし当日はすでに日陰となり寒いので断念した。(次回チャレンジか!?)

【水産試験場の磯】
北東側は釣りになるようだが先行者がいらっしゃった。東側は先端に出ることができず、ここも断念。崖下にいいゴロタ場が!
しかし車が入っていけず、二次会にはつらいので断念。(尾ヶ崎ウイングの下です。)

<二次会の真っ暗闇>
【片瀬】
ゴロタ場が見えたので急行。車を止めて観察すると、
ゴロタの真ん中に短いが堤防が出ている。
しかも人が居ない!目の前まで行くとしっかり駐車場まである。

エサ屋も目の前だ。完璧である。釣り場まで歩いて1分だ。
水深のなさはおいていて、
空が暗くなり出す前に釣りの準備をしなければとあせる。

なんとクラさんは電気ウキを用意してきている。
すぐに暗くなってしまい、
あたりも何も取れないので電気ウキを借りることにした。

しかし、あたりがない。オキアミエサがとられない。
なにか起きるかと期待してジャリメを投入。取られている。

今度はアサリ。針に3つぐらい数珠崖にしてみた。
取られる!なにかは居るようだ。
だが結局その何かの姿を見ることもなく7時に納竿とした。
【釣果】
クチブト28、尾長27、カワハギ、ベラ、キタマクラ、アイゴ

【料理】
カワハギ:
当日料理するもやはり2〜3日置いておいた方がよかったか。

【エサ】
3kg(650円)×3枚、配合2袋(二層グレ、全層グレ)

【教訓】
初心に戻れ! グレがいないときはハゲを狙え!
【仕掛け:ダルマ】
マスタードライ1.5号
道糸2.5号、ハリス2〜2.5号(2ヒロ)
ウキ2B、1号、針4〜6号

【仕掛け:クラさん】
マスタードライ2号 道糸4号
ハリス3〜5号、シエラ1.75号、 道糸1.8号、ハリス2号
ダイワ5号、道糸10号、出来合いの仕掛け(ハゲ用)
ハリ 4〜9号、浮き2B〜3B
とじる?