平成20年7月20日
下田沖 横沖根

(執筆者:ダルマさん)
天気:曇りのち晴れ
風 :北東そよそよ
潮 :中潮

せっかくの3連休、なにもしないで我慢できる性格を持っていない。奥さんはあいかわらず「何もしない」ことに生き甲斐を持っているらしく

四季を問わず「疲れた、疲れた」となにかに文句を付けているので一人で遊びに行かせて貰った。

で何をするかと考えたのだが、最近はバイクの分が「あまりにも」悪い!急なことで仲間も集まらないのがきついが、今回は釣りをチョイス。

天気も良く波も低そうだったので「もしやの平根」を狙って下田沖磯に決めた。他のブログを見ていると、そこの渡船屋は「乗れている」。

いつもの渡船屋はそんな雰囲気を感じたことがないのでちょっと換えてみた。

道中の餌屋で解凍を頼んでいたオキアミブロックが拉致されたらしく冷凍3枚を急いでバッカンに放り込んで(と言うかなにもできません)

やっと港に着くと結構な人数がいる。「くそ暑い中、釣りする人間なんか居ない」との淡い期待はもろくも崩れ

さらに、来るは来るはで港の最奥から出口まで車でびっしり!
ただし、ここの渡船屋、他とは違って仕切りが上手い。

事前にグループ分けをしていて、これには感心した。

順調に出船して横根に近づくと、総勢5隻。それぞれに15~20人はいる!

いったい、こんなに渡礁できるるのか?ちょっと多すぎやしないか?

それでもなんとかなるものらしく、釣りスタートとなる。

沖横根の西向きに船を着けて貰ったわけだが、じつは本日絶好の場所。

どうせ自分は一人。ここに6人だから余裕で構えてみなの行動を観察する。

港で話をさせて貰ったオジサンはナイスなポイントをせしめる。

3名様グループはいろりろと迷った末に船着きへ。

そしてその奥、先端側に1名。先端側は南からのうねりが入っており釣り辛そう
水道出口まで行けばポイントもあるが、

そんな変わらないだろうとまずは(B)で釣り始めることにした。

その前に凍ったコマセを砕くところから始めなきゃならん

しか〜し(3)に入ってくるドンザラシがきつすぎて釣りにならんことを理解

他の客も避けていったドンザラシ。

絶好のオジサンポイントを見ていると小さいがイサキを食わせてる

意地を張っていてもしょうがないので、

オジサンに一言断って右隣に入らせて貰う

本命は(2)の潮に乗せること。しかしあまりにもオジサンとの距離が短すぎ

仕掛けを右に寄せると(3)へ引っ張られてしまう。

速い潮の中、安定していたヨレ(ア)
イナリ下よりこちらに権利のありそうなところに潮のヨレ(ア)を発見。

足下にコマセを蒔いてもサラシがきつくポイント作りにならないだろうと

仕掛けを遠投して直接コマセ攻撃してみた。

イサキ! 30近い! いいね~~
コナガ! 30にはほど遠い。でも期待持てそう!リリース
イサキ! 25以上あるかな〜
コ、コナガ! かろうじて20オーバーしてるか。活性高そう! リリース
イ、イサキ! 20くらいか? やべ~サイズダウンしてきたぞ。リリース

まぁ、このポイントで釣れることは分かった。

ハッキリ言ってこの潮が続く限り釣れるよ!

そんなこんなで、仕掛けが右に流れると、となりのオジサンも釣り辛そうなので。

少しはサラシも落ち着いてきた水道に再チャレンジすることにした。
(B)で再チャレンジするが足下はサラシが押しつけてきてダメ。イナリ下の回る潮に乗せるもほとんど餌が取られない

微妙なアタリに反応できてもムツ(?)の子供。むふふ、予想通りここには魚は居ないようだ。しかし気になったのがイナリ下の釣り人たち。

私が居なくなったのを見て、これまた絶好の(4)の潮に乗せて釣りまくる!この時点で(A)に戻る可能性はゼロとなった・・・いっぱい釣ってね!

さてさて泣き言ばかりを言ってられない。時間もタップリ。今度は(C)へ移動。

足下を探ろうにも微妙に生えている右の根に巻き込む流れが出来て綺麗に沖(5)に流すことができない。

水道の中心を流して行っても「漫然と流している」感じがして魚が食ってくる気配がない。横根側は仕掛けも落ち着くが「ただそれだけ」のようで、

そちらで竿を出している方も足下を狙う気配がない。
なるべく手前側を(イ)方向に流すことを目標に仕掛けを投入。

あわせてコマセも入れていると、道糸がバチバチッと指を弾く。

反射的にアワセを入れ、根に気をつけながら寄せてくる。

あまり大物ではないが、小さくもない感じ。

慎重にやり取りして水面を割ったのは32cmのオナガ。

夏のオナガは元気がよい。もうちょっとサイズあると思ったんだけどガッカリ。

状況が良くなるかと期待したがこれ以降全く釣れない。

あれこれ試して竿1本半強で根掛かり覚悟のチャレンジ

モゾモゾッとしたこれまた超微妙なアタリをモノにした。

うっう~重いけど、引かな~い、こっこれはヤツか~~?

顔を出したヤツは本日最大となる40オーバーの「ポニョ」だった
あとは寝て、食べて、散歩して・・・最後に(D)ポイントで竿を出してみたが

既に魚の活性は完全に落ちているようで早々に道具を仕舞うことにした。

真夏の釣りは釣果よりも旨いビールが飲めればよい・・・か?

釣果
イサキ:25〜30cm3尾
オナガ:32cm1尾
その他:40オーバーのポニョ

(エサ)オキアミ9kg
    マルキュー・イワシパワーグレ遠投1袋、グレ増1袋
(仕掛け)マスタードライ1.5号、道糸2.5号、ハリス2号×2ヒロ
     針/喧嘩グレX7号、ウキ5B>B
(教訓)下田沖磯は渡礁した後の場所取りは早いもの勝ち
    遠慮せずに好きな場所に走りましょう!


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