平成21年7月25日
初島 第一堤防
| (執筆:管理人) | |
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伊豆で気分転換をしたい、というハマちゃんの希望と、新規開拓をしたい、という僕の思いが交錯、
三浦某所にでもいけば釣れるのは確実だけど、そこは敢えてエサトリ地獄の初島堤防へきた。 活発なエサトリの下に大型がいるが、サシエが届かない。そんなやつらをダンゴでねらってみる。 二人で腹をくくって、ダンゴと最低限のオキアミ以外は何も用意していない。 |
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| 最初に竿を曲げたのは、 「キョウイチ君」こと、10cm程度のアイゴ君。 今日一番の引きになるかもしれない、 と、ハマちゃんが名づけた。 カワイイものだった、最初の一匹までは。 このキョウイチたち、ダンゴをいれると、 まるで茶色い竜巻きのように、群がってくる。 |
初島第一堤防 |
| そして、1時間後には、キョウイチ腹掛け、キョウイチ背掛け、尻掛け、などなど、もうやりたい放題である。 更に、恐れていた早い潮が入ってきた。これにより根掛かり係数が急上昇。もうお手上げである。しばし昼寝。 でも、ハマちゃんと2人でがんばった。時折姿を見せる50cm級の観光メジナに元気付けられながら。 灼熱の太陽の下、まわりでは、同世代の若者Gが、レンタル竿やジェットスキーで、キャーキャー騒いでいる。 なぜだか自分らは、長靴をはいて、エサまみれになりながら、自分の父親くらいの年齢の釣師たちと並んで、 竿を持つ。ここまできて釣らずに帰れるかと、12時間、交代交代で、この無法地帯にダンゴを投げ続けた。 水深は、手前の基礎石の上で竿1本、10m先で竿2本、20m先で竿3本。 たった一度だけ、チャンスはあった。よりによって、僕がちょっと、別の場所を試しにいったときに、 足元を狙っていたハマちゃんがついに襲われた。そいつは、ハマちゃんのウキを5cmくらい沈めた。 ハマちゃんがアワセをいれると、右手前のテトラめがけて一直線、グイグイ絞り込まれ、 1.7号の竿は海面に突っ込んでいたようだ。30秒くらいの攻防の末、無念のハリ外れ。 その後、ハマちゃんの泳がせの竿にもアタリ。これもハリス6号根ズレで切られてしまった。 夕方になり、状況は一変。キョウイチ(ミニアイゴ)たちが姿を消した。オキアミをまくと、 そのままそこに沈んでいく。すると、どこからともなく、50cmくらいの魚がウワッ!と沸いてきて、 エサに群がっている。サンノジに混じって、確実に大型メジナもいる。 一発食わせたが、なぜだかアワセた時に道糸が飛んでしまった。 次の瞬間、キョウイチと入れ替わりでネンブツが沸いてきた。デカイやつらとネンブツ、 海の中はすごいことになっている。およそ30分程度、2人で必死でがんばってみたが、 ダメだった。 |
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| ハマちゃんは悔しがりながら、 そして僕は、試すべきはすべてやった、 と、自分を慰めながら、家路についた。 新規開拓に失敗のリスクは付き物だけど、 当たるとうれしいものだ。 来週も、そういう釣りになりそうな予感。 (教訓) ・初島は夕マズメが熱い。 ・どこにいっても夕マズメまでがんばれ。 |
テトラ側 |