平成21年8月1日
三浦半島 HIS
| (レポート:管理人A) | ||
| 「あ〜あの磯にいってりゃな〜」なんていわずに、その日に与えられたフィールドで結果を出せるかどうか。 8月といえば居島のシマアジ。しかし居島といえば、南風が前提条件。しかしながら今日の風は、北東2〜3m。やってやれなくはないだろうが、過去の失敗が僕を悩ませる。第三京浜に乗ってもまだ決めかねていた。そこでハマちゃんが言った。「そんなリスクに高い金は払えない」」と。そうだ、教訓はいかすべきだ、と僕もなんとか自分を説得して、逆に北東風が好条件となるHISにやってきた。 今日はいつもと違い濁りがはいっている。チヌが釣れそうな感じだ。魚の活性も低く、小魚たちは岸から離れようとしないし、午前中は木っ葉も顔を見せない。今日は駄目か、ダメもとで居島にでもいってりゃ・・・とどうしても考えてしまう。数時間後、トドメを刺すように、南風がふき始めた。、やっぱり居島だったか、と。 いや、後悔なんかしていても何も始まらない。その日に与えられたフィールドで結果を出せてこそ本物だ、と。昼頃になって、ようやくハマちゃんと二人で腹を括った。 作戦はこうだった。二人でコマセを拡散させず、一点にポイントを作るように心がけた。それから1時間後か、根掛かりかとおもったらなんか生命反応。浮いてきたのはタコ・・・。これを皮切りとなり、時合いへ突入。ウキがスパッと入った。次は「魚」の引きだ!!!水面を割ったのは、35cmのメジナ。 数投後、今度はウキにわずかな変化。アワセを入れると、激しく抵抗。今度も良型のメジナだ。丸々と太った37cm。時合いだ、今なら釣れるはず。若かりしころ、M先生とチヌ釣りで研究を重ねた、絶妙なウキ下調整とアタリを出すためのラインコントロールをハマちゃんにも伝授。そしてついにハマちゃんにチャンスが到来。ウキにわずかな変化がでたらしい、アワセをガッツリいれると、1.5号の竿が根元からいい感じで竿が曲がっている。 根掛かりではない。竿にもまだ余力がある。やや強引に寄せるも、だいぶ左へと走っている。浮いてきた、これはデカイ!足元に入られかけるが、なんとか凌いだ。タモを差し出すがスルー、これで失敗したら恨まれる、反対の手にもっていた、結びかけのハリと糸を置き、全身全霊でタモ入れ、そして、入った!!!デカイ!!!軽く47cmはある、50cmあるのでは?計測すると49cmだった。ここでこれは、はっきりいって、すごい・・・。 |
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口太35cm |
はまちゃん |
口太49cm |
| まだいるはず、と頑張る。またハマちゃんの竿が曲がる。次はタコ。そして短い時合いは過ぎ去っていった。その後、ハマちゃんはいつもの泳がせを準備。ぼくは、冷凍イワシでマゴチを狙ってみるがダメ。ハマちゃんの泳がせの竿が倒れている。泳がせていた海タナゴに、かなりでかいタコがくっついていた。しかもハリ掛かりしているわけではなく、吸盤で魚を捕まえているだけ。お気の毒なタコだ。 そして夕マズメに突入、沖にエサトリがいない。チヌ釣りのメソッドに変更。春秋ウキに、ハリス2ヒロ、ガンダマを段打ちし、オキアミはハリにまっすぐ刺す。コマセは少量、海底で跳ねるエビを演出。これまでM先生とチヌを釣ってきた方法だ。一投目小ムツは誘った時に竿先でアタリをキャッチ、二投目のベラは、誘いを入れて少し潜ったウキがゆっくりと浮いてくるが、その沈んだウキの元に戻るスピードの微妙な変化でキャッチ。 数年ぶりにやるが、この2匹で感覚が戻ってきた。さらに数投目、誘ったときに竿先でアタリをキャッチ。シャープな引きを見せる。竿を叩くのでメジナじゃない。ひょっとして、チヌか?浮いてきたのは・・・まさかの真鯛!!!ここに真鯛がいるとは思わなかったので、エキサイトしてしまい、思わず「ナイ○ウタモ!ナイ○ウ タモ!」系なことをやってしまった。すこしエサをとられはじめた。さらに沖に仕掛けを入れ、誘いながら戻してくる。 2回くらい、ウキに妖しいアタリはでるもハリ掛かりせず。オキアミをまっすぐ刺しているのをわすれていた。そしてチヌだったのかもしれない。最後の最後、穂先でキャッチしたのか、ウキでキャッチしたのか、記憶が定かではないが、これはというアタリがあった。アワセを入れた瞬間、疲労していたのか、道糸が飛んでしまった。最後の春秋ウキ、なんとか回収することができた。 この釣り、M先生と数年前に随分とやったが、もう一回いろいろなところで試してみようとおもった。 |
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タコゲット |
真鯛37cm |
今日の釣果 |
| (教訓) ・絶妙なウキ下調整が大切 ・夕マズメ、エサトリが消えたらチヌ釣り的なアプローチで ・魚のエサを減らしてでも水分を・・・。 ・口太は冬の魚。夏に食べるなら、すぐにハラワタを出すこと。 (仕掛け) ・制覇1.5号、道糸2号、キザクラ0号or春秋ウキorへら用、ハリス1.7号、競技チヌ1号or一発チヌ2号 (エサ) ・チヌパワー、おからダンゴ、ヌカ、オキアミ |
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