『探索27日目の日記』


    何気なくゲートを開いたら、何か出てきた。
    そいつは二つある口をそれぞれに開く。

    「世界の半分は『偶然』でできている。」
    「残りの半分は『成り行き』でできている。」

    偶然によってあらゆる要素は方向を定められ、
    成り行きによってそれは移動していく。

    移動する要素たちは偶然によって出会い、方向を変え、
    やはり成り行きによって次の偶然と邂逅するのだ。


    世界とは、実に簡単な図式でできている。
    ただしその量は膨大で、繰り返しの回数も無限なだけなのだ。



    こうしてアタシたちは出会い、行動を共にしている。
    このクジラの唐揚げも、食卓についているミンナも、
    数多の「偶然」と「成り行き」が織りなした結果なのだ。

    ……全てに感謝しつつ、いただきます。


    アタシは全ての神。
    でも、実際にはたった2つだけの神なのだ。