何気なくゲートを開いたら、何か出てきた。
そいつは二つある口をそれぞれに開く。
「世界の半分は『偶然』でできている。」
「残りの半分は『成り行き』でできている。」
偶然によってあらゆる要素は方向を定められ、
成り行きによってそれは移動していく。
移動する要素たちは偶然によって出会い、方向を変え、
やはり成り行きによって次の偶然と邂逅するのだ。
世界とは、実に簡単な図式でできている。
ただしその量は膨大で、繰り返しの回数も無限なだけなのだ。
こうしてアタシたちは出会い、行動を共にしている。
このクジラの唐揚げも、食卓についているミンナも、
数多の「偶然」と「成り行き」が織りなした結果なのだ。
……全てに感謝しつつ、いただきます。
アタシは全ての神。
でも、実際にはたった2つだけの神なのだ。