![]() (その1) 幼い子供の頃のこと、 結婚そして出産、 戦中戦後の厳しい生活、 hako さんの長い人生の中のエピソード。 そして、 今、毎日の生活の中に生まれる新しいエピソード。 介護の合間の「エピソードの小部屋」にようこそ! ![]() |
さくらんぼの木 takoさん、貴方は夢を見ますか? 私はよく見ます。 子供の頃のことをね。 役場に大きなさくらんぼの木があって 村の子供が登って食べたの 役場の人は窓から見てるだけで あの頃は何にも言われなかった。 食べ終わると口の周りが紫になるので 川に行って洗ってから家に帰ったの ![]() |
柿ノ木 これもよく見る夢 村のお寺に 大きな大きな柿ノ木が何本もあったの。 それにいっぱい柿がなったの。 家のもん、親類縁者、出入りもんみんなで 荷車に乗って、 大きな籠をいくつも積んで 柿もぎにいったんだよ 柿はいっぱいとれた 渋柿だったから 縁側や蔵に置いとくと だんだん甘くなった 夢はそこまで。 (食べるとこはないの?) 食べるとこまでは見ないね (食べるときは私も呼んでね) |
編み上げの革靴 小さい時、 父が東京に行く人に頼んで、 私と姉に編み上げの靴を買って来てもらった。 紐を結ぶのが大変だったけど、 どこもあたらなくて、ぴったりだった。 とても気に入って、 今思うと自慢だったんだね。 履かないで、手にぶら下げて みんなに見せてまわったんだよ。 ある日、 その靴を履いて母の実家に、姉と二人で遊びに行った。 村の中を通って、土手を通って、ず〜っとず〜っと・・ その編み上げの革靴を履いて歩いて行ったの。 ![]() |
続English リハビリの先生が: 「立ちますよ」 「Stand up !」 「座りますよ」 「Sit down !」 「今日はこれで終わりです」 「The end」です。 ![]() |
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どうにかこうにか デイサービスから帰った母に 「今日はいかがでしたか?」 「どうにかこうにかだね」 「今日は多ぜいでしたか?」 「いや、年度末だからね。 辞める人が多いね」 「年度末!?。。。」 ![]() 2003 |
反戦論者 義母はこのところイラクのニュースを熱心に見ている。 「私の頭はおかしいけど、 この人たちは戦争したいなんて言って みんな頭がおかしいね」 「こんなに立派な人が大勢集まっているけど、 この中に戦争反対って言う人はいないのかね」 「アメリカ人の中には 戦争に行くのは嫌だという人はいないの?」 「戦争はいやだね。戦争になったら大変だ」 「どうして戦争になるのかね〜」 ![]() 2003/3/2 |
順番 「tako さん、 私はこの病気でずいぶん長く寝ていたのかしら?」 「どうして?」 「知っている人がたくさん死んでしまったようなの。 でも私には覚えがないの。 だから 私が長く寝ていたのかな〜って思ったの」 「おばあちゃんは そんなに長く寝ていなかったけど、 おばあちゃんの知り合いの人は みんな80位の人だから、 亡くなる人が多いのよ」 「そうだね。順番だからね〜」 ![]() 2003/7 |
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陣痛微弱 hako さんは今抗生物質を服用しているので、便秘がち。 「tako さん、うんちがなかなか出ないの」 「ウンチは赤ちゃんと同じ。 時期が来ないと、出てこないようですよ」 「そうだね、では待ってましょう」 しばらくすると、 「tako さ〜ん、お医者さんに連絡してください」 「どうしました」 「陣痛微弱で赤ん坊がおりてきません」 「誰のですか」 「私ですよ」 まあ、それは大変。 ちょっとお腹の赤ちゃんに触ってみて下さい」 「アラ、tako さん、おかしいね。いませんよ」 夕方 「今日は変な夢ばかり見ていたようだ」 「どんな夢ですか?」 「うふふふ・・・」と、モナリザの微笑。 夜 「陣痛微弱はいかがですか?」 「あははは・・・」と、二人で大笑い。 2004/04 |
子ども稲荷さん 最近hakoさんは、時々、 身体のあちこちが痒くてたまらない。 それで想いだしたのかしら・・・ 私の田舎には子ども稲荷さんがあってね〜。 願い事を絵に描いて持っていって ぺたぺた貼ってお願いしたんだよ。 いっぱい貼ってあった。 効き目があるので みんなお願いに行ったんだね〜。 私は子供の頃から いつも体中が痒くてたまらなかったから 絵の上手なよその爺さんに頼んで、 絵を描いて御参りしてもらったの。 それで、痒みが治ったんだよ。 ![]() 2004/07 |
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