栗原市オータムライドサイクリング2010参加報告

仙台市在住 K.H(65歳 Windrider歴2年5ヶ月)
開催日:2010年10月10日
コース:栗原市指定コース(78.9km)

栗原市は3年前に「宮城・岩手・内陸地震」で壊滅的打撃をうけましたが、この度全面復旧したことを記念し市域一周ロングライドが企画されました。
市と言っても平成の合併市ですから郡部も入っており、栗駒山(標高1627m)の周辺を走るコース設定のため、アップダウンの連続、かなりハードなコースです。

前報までのWindriderの駆動機構はVer2 STD仕様(36 T- 36 T/ 60 Links)(Windrider購入時の標準)、今回は本年4月にACX仕様(46 T- 40 T/ 74 Links)にアップグレードしています。 これは加速性と登坂力の向上を期待してのことです。
今回のロングライドは駆動機構アップグレード後初のロングライドで、私としては5時間半くらいでゴール出来ればと思っていましたが、 結果は3時間49分。 信じられない記録です。 恐るべし、SDV Windrider ACXよく走ってくれました。
kurihara2010


昨日の事前準備は次の通り:
1)シートを少し前に移動して、脚が伸びきる位置で膝関節が少し曲がっているようにした。 ロードバイクの場合はペダルの下端位置で膝が伸びきった状態が良い、というのを本で知り,ロードバイクではそうしていたので、これまでWindriderもそのようにしていた。
2)靴を変えた。
今まではロードバイクで使用していた固定型の靴(ブックタイプ)のビンデングを外した底の硬~い靴を履いていたが、今回は普通のスニーカーにした。
3)昨晩は晩酌を少し控えめにして早く寝た。

走行中感じたこと:、
1)スニーカーにしたことで、ペタルとの相対位置を常に掴めて、どの位置が一番パワーが出やすいかはっきり認識できた。
2)シート位置を前に少し移動したため、腰がシートに常に押し付けられるようになって安定した。 その結果、上肢が安定し、登坂でのハンドルのブレが無くなった。
2)腰が安定したため車体が安定し、下りにものすごく強い(スピード)ことがわかった。その結果下りでロードバイクをガンガン抜くことができた。
3)平坦道にも強かった。
4)疲れが少なく、前半私を追い抜いていたロードバイクの連中に、後半追いついて難なく抜きさることができ、実に楽しかった。

今日乗っていてWindriderは私の体の一部になってきたと感じました。
今回も注目の的。 他の人はいつものとおり驚愕です。 何故か皆「凄いですねー」って言うんですよね。 何が凄いのか、今一不明。
市の観光協会の主催ですから当然市長も挨拶に出ましたが、その市長がわざわざ私のところに寄ってきて、変わった自転車ですねー!って言ってくれました。 (来たからってどって事ないですが) また地元東北放送TVもバッシリ取材、自転車の撮影(走行中も途中で待ち構えて撮られました)、 今晩の6時からのニュースが楽しみです。
しかし考えてみると、駆動部をACXにアップグレードした、シートの位置と靴を変えた、前日晩酌を少し控え目にした、それだけで走りがこんなにも変わるものかと半信半疑です。
Windriderって、かなりじゃじゃ馬ですが、その個性をとらえると凄いマシンですよね。私は今はじめてわかり掛けてきています。

それからもうひとつ、ACXに変えてから坂はペタルを、クルクル、々、々、シートにふんぞりかえりながら、ラク~に登れるんです。 言ってみればそれまでの疲れを登りで休める。 並走するロードバイクの人達は「楽そうですねーって言いながら」必死に漕いで私を追い越していきますが、問題はその後。 敵(失礼!)は目一杯、ですからこっちは下りにかかると一気に飛ばし、平坦地では大きく引き離しという繰り返し、これが今回の走行でした。
敵はというと、さっき自分が追い越したかなり年上の人が追いついてきた、まさか!何故!って感じで私を見ていました。 本当のところは、敵よりも私の方が意外でした。
先述しましたが、このマシーンはロードバイクと違って工場渡しそのままでは使いこなせないってことがわかりました。 乗って、乗ってトライ&エラー自分用に最適化を図って後(私は調教だと思っている)、真価が出るてくる、本当にじゃじゃ馬!
私は65歳ですがですが、なんだか自信が出てきました。 若い者ンにはまだまだ!