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世界人類が平和でありますように
人類は一切の兵器、武器を放棄した。全世界のどんな国も、平等に兵力を全く持たなくなり、世界から一切の戦争がなくなった。そして今まで戦争につぎ込んでいた技術、資金を他の分野に充てるようになった。特に医療の進歩は目覚ましく、人々の寿命は飛躍的に伸びた。人々は、足並みを揃えて一斉に兵力を放棄して本当によかったと喜んでいた。
しかしすぐに新しい問題が発生した。戦争がなくなり、医療が進歩したことによって、人口が急激に増えすぎたのだ。そして間もなく、人類は世界的な飢饉に見舞われた。途上国ではすぐに死者が出始め、先進国でも死者が出るのは時間の問題となった。食べられそうなものは全て食べ尽くし、生産もどうやっても間に合わなかった。
どうすることもできなくなった人類は、神に祈り始めた。人々は寝ることも忘れ、空に向かい祈り続けた。全人類の心は完全に一つになり、かつてないほど神の加護を切望した。
奇跡が起きた。空が金色に輝き、たくさんの箱が世界中に降ってきたのだ。人々は神からの贈り物に群がった。箱の中身は全てピストルだった。すぐに生存競争が始まった。
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