音域はご覧のとおり64鍵盤で、オルガンとか現在のキーボードなどと共通するものだと思います。

違ったらごめんなさい!


中高音部は1音につき2本の弦が張られています。

低音弦はオーバーハングといって中音部と立体交差しています。


K KAWAIを昔わたしは株式会社河合楽器だと思ってましたが...

そうではなくKOICHI KAWAIの略なのです、河合楽器創業者の河合小市さんです。

ピアノの銘柄はほとんど創業者の名前が冠されています。


では上記写真

真ん中のKKはKOICHI KAWAIなのか株式会社河合楽器なのか、はたしてどっちなのでしょう?

上前板の飾りがいいですね!額柱から腕木そして脚柱に続く彫りなどの造り込みは

廉価モデルのそれではなく、非常に手の込んだものとなっています。

縦横のサイズバランスとも相まって、当時の河合ピアノに共通するデザインセンスを感じます。


カワイ楽器は戦後 製造番号を20000から始めたと聞きました。

人から聞いた話で、ちゃんと確かめた訳ではないので真偽のほどはわかりませんが、

とするとこのピアノは戦前のものということになります。

まあ私は直す人であり、そこを探求するほどの興味も持てないので、このピアノに関する歴史的なことなどは

ご自身でお調べいただくか、その筋の先生方にお任せしたいと思います。

カワイ 64鍵盤

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