いつも同じようなところばかりご紹介しているので、ちょっと違うところを
突っ込んでご紹介します。
右はS3のハンマーAssy。 左はヤマハの純正バットAssy。
バットAssyは御覧のとおりハンマーの根元の部分です。
ほとんど同じ規格で使えそうなんですが、キャッチャーシャンクという部分
がちょっと長いのです。
なのでそこを引っこ抜いて、
、
引っこ抜く×75
いつもは×88だから、ちょっと楽
抜いたキャッチャーシャンクをちょっと切って
くっつけると、バッチリ完璧。
これまた×75
ハンマーはいつものレンナーハンマーです。
レンナーハンマーと一口に言っても
じつはいっぱい種類があります。
コティベという木を使ったこのハンマーを
気に入っていつも使っています。
私が手掛けた3台目のS3です。
外装はそのままに、内部はオーバーホールしました。
コロナ禍の7月、京都のお客様のもとにお届けしました。
喜んでいただいているようで安心しております。
ここ最近のミニピアノはレベルの高い演奏者に選んでいただくことが多く、緊張感があります。
アンティーク性を尊重しつつも演奏性には妥協できない、相反する部分の両立、そのバランス
を間違えないように、費用対効果もよく考えて作業にあたらないといけないと思っています。
以下このピアノの作業風景の一部をご紹介します。
ここがちょっと長い
引っこ抜くの! ここね!