Zimmermann 115 年式不明

フレーム上げたとこ

響板削ったとこ

響板塗装したとこ

響板の周りに木ネジを入れました、
念のため!

外装に色付けるよ〜

手前が着色前。

写真ではかなり白い木に見えるけど、

けっこう色の濃い材でした。

フレームも塗るよ〜

全部金にしてやった。出世!1UP
1

横にいる白っぽいのは気にしないでね。

響板の補修も色々あったよ

とかなんとか言ってるうちに弦も張りあがり〜   ジャーン ジャーン

色々なパーツを組み立てていきます。

ふたたびピアノのかたちになってくる。

やったね!とーちゃん。

これ よさげだよ。

ちょっと国産の音とは違う気がする。



今日は本山工房でアクションをいじくる。

いっぱいあるパーツをぜ〜んぶ ばらす。

このダンパーロッドはメッキしないとだめだね

あっ・・・ 来よった。   白っぽい奴 白っぽいの

全部外してセンターレールを奇麗にしました

調律師は仕事柄 単純作業には慣れてますが、

               大体88回くらいで集中力が切れます。

               

オーバーホールする時 アクションパーツは一番お金がかかる部分です。
なので、どう直すかということの見極めが結構難しい。

全部交換してしまうのがいいのは当然なんですが、健全なものをわざわざ交換するのも
愚かな行為なのです・・・だって無意味にお金をかけることになるのですから。

ハンマーAssyとダンパーフェルトは絶対ですが、その他は作業者のセンスが問われる
さ〜てどう直してやろうか         なんて考えていると



なので

こら〜  食いもんじゃないどー

反省・・・してみる 一応
これ 食える? 美味い?

このピアノはもともとは100〜150万円くらいの価格だったと思うので、

今回はなかなかコスパのいい商品にできると思っています。 


                        う〜ん 楽しみ!

立った、立った〜  ピアノが立った〜 工房

工房 すっきり・・・でもないな、ちらかりすぎ

キャスターもしっかり装着!

で   次の作業日

鍵盤の作業に入る。

\700,000

オーバーホール完了しています。

今のところ年式を確定できる番号などが見つからないので判り次第UPします。
              (見つかりませんでした)

私が思うに70年代以降のものかな・・・という感じです。(結局詳しい年式もわかりません)
まあ年式?相応の傷みが各部に見られるので、えーいめんどくせーオーバーホールだと、
いつものことですが後先考えず・・気が付けばピアノはまな板の上です。

ピン板の層が見える角度からの視点

10層くらいありますね、

あまり見たことのない6.7パイのピンが入っていました。

トルクはとてもしっかりしてました。
このピン板のおかげかな?

昔はチンメルマンだと思ってた、

今思うとなんかどんくさい名前!


これ見るとやっぱツイマーマンと読むのが自然かな。

かっこいい?しね。

いつものことですが、塗装が終わると一段落です。
響板とかフレームはまあいいのですが、外装が大変で・・・ 作業料金の半分は塗装だなというのが実感です。
だから塗装だけの料金というのがもう少し高くてもいいのに(一般的に)と思います。
なんか報われていないな塗装マン!という感じ。

一日塗装をした日の夜は食欲も失せ、頭も冴えません。 身を削っているのですから。

シンナー酔いから覚めると早くフレームを乗せたくなります。

工房の中はバラバラになったパーツで散乱しているので、本体とフレームが合体するだけでずいぶん片付く。
そしてこれから作業の佳境に入ってゆく、折り返しの第一歩です、とても高揚感のある工程です。


折角の塗装に傷をつけないよう、慎重にフレームを乗せたら各部調整して弦を張る準備に入ります。
早く弦を張りたくてうずうずしながら。 

ハンマーで鳴らせるようになるのは当分先ですが、指ではじいた音でもいいから早く鳴らしたいと、
はやる気持ちを抑えながら、大事な工程を慎重に進めてゆきます。

早く早く、待てあせるな、落ち着いて! 自分に言い聞かせながら。

作業の合間に工房の付近をお散歩しています。

ここは空が広くて、天気のいい日は気持ちいいところです。

名古屋では見ることのない生物たちに大興奮!
近くで見るとちょっと引くぐらい大きな鳥がいたりして、
白っぽい奴の興味は尽きません。

これに脚柱を付けたら起こせるのですが、
キャスターをつけてやろうと思ってます。

アメリカやヨーロッパの小型のやつには
キャスターがついてないのが多いのです。

ピアノが起きるとまたグッと工房が広くなって
楽になるんだよ。

白っぽい奴は・・・白っぽいので工房に来るとほこりにまみれて
黒っぽくなってしまう。
所かまわず転げまわるので まるでボロ雑巾ようだ。

嫌がる奴をひっ捕まえてエアブローすると、プロレスラーの吐く
毒霧のようなほこりが舞い上がる 毛と共に ぶわっと!
それでちょっとはましにはなるのですが。

それを家に連れて帰ると、みんなから汚いとか臭いとか
言われてかわいそうなので、風呂に入れてやろうと思うのですが
そうすると白っぽい奴は 白くあまりにも奇麗になってしまうので

今度はもったいなくて連れてこれなってしまう・・・
う〜ん どうするべきか