1日目(90km) 2005.8.15
姉ヶ崎 〜 木更津 〜 君 津 〜 佐 貫 〜 上総湊 〜 竹 岡 〜 
浜金谷 〜
 保 田 〜 安房勝山 〜 岩 井 〜 富 浦 〜 館 山 〜 白 浜

・ 8月15日 7時半、次男航と二人で家を出発する。
  16号で長浦まで行き、そこから裏道を進み小櫃川の袂に出る。
  お盆ということもあって、木更津への道はまだ車が少なく走りやすかった。
  木更津から君津に入ると大きなうねりがあり、車も多く走りにくいし苦しい。
  君津からは国道127号線に入る。この辺も結構大型車が多く、
  注意しながら走らなければならない。

・ 127号(内房側)は上総湊を過ぎるとトンネルが多くなる。
  トンネル内は暗く自転車を走らせるのは難しいので、降りて押して進む。
  後ろから迫ってくる車に轢かれないように注意しながらゆっくりと通り抜ける。
  トンネルが見えると、「あーぁ、またトンネルだ」とガックリくる。
  トンネルの入り口に「トンネル内点灯」と書いてあると、照明が暗いトンネルだ。
  そう書いてあっても照明を点けないで走ってくる車が何台もいる。
  歩いている我々を発見してくれることを祈りながら素早く通り抜けるしかない。
・ とにかく暑い、コンビニでお茶を買いがぶ飲みする。
  一度に500mlペットボトルの3分の2は飲んでしまう。
・ 上総湊からは海が見え、景色のいい快適な道になる。
  館山の入り口は棕櫚並木が続く、南国の道という雰囲気。
ここから館山市

・ 館山から白浜までは山越え、首筋に太陽の光が当たりクラクラ

  する。白浜に入ると太陽に輝く海が一面に広がる。
  灯台はすぐに見つかった。
  ここは以前釣りに来たことがあり見覚えのある景色。
白浜灯台

・ 宿は民宿「よしだ」夕食は本格的な海の幸たっぷりの和食で大
満足。
これから出発!、民宿「よしだ屋」の前で

2日目(70km)

白 浜 〜 千 倉 〜 丸山町 〜 江 見 〜 鴨 川 〜 天津小湊 〜 
興 津 〜
 勝 浦 〜 御 宿

・ 房総半島の最南端の東側の道路「白浜南三原線」を走る。
 時間帯が早いせいか、車が少なく優雅に走れた。
 丸山町に入りローズガーデンというイギリス風の庭園に立ち寄る。
 赤や黄色の花が咲いていてとてもきれい。
丸山町 ローズガーデン

・ 国道128号(外房側)もトンネルが多い。

 外房のトンネルはありがたい事に、セパレートされた歩道が別についているものや、
 横に歩道用の小さいトンネルがついているのが多かった。
 歩道用のトンネルは車が通らないので安全で、内部は涼しく内房のトンネルとは雲泥
 の差でありがたかった。なぜこんなにも違うのだろう。
車道の横にある歩行者用トンネル

・ 太海と鴨川の間に嶺岡トンネルという1kmもある長いトンネルがあるので、それを避

  けるため海側の通りを行く。
鴨川市付近の浜辺

・鴨川〜勝浦〜御宿はトンネルだらけ。またトンネル、またまたトンネルという感じ。

 ひたすら歩道が別についていることを祈りながら進む。
切り立った崖が多い南房総の海岸

・ 最初、夕食は御宿の町で食べて宿に入る予定だったが、食事をしていると暗くなり、自転車は
 走りにくくなってしまう。仕方なくスーパーで買って部屋に持ち込むことにした。
 ところが、なかなかスーパーが見つからない。やっと見つけた地元スーパーは人でいっぱい。
 スーパーは多分ここ一軒しかないのだろう。
 街中をあちこち走ったので、おおよそ町の輪郭がつかめてしまった。

・ 御宿のこの季節は海水浴客ばかりで民宿も満杯。今日の民宿はハズレだった。
 2階の屋上に増築した違法建築で、他の部屋経由でないと行けない。
 風呂もトイレも他の部屋(空き部屋)経由で行かなくてはならない、非常に不便極まりない
 部屋だった。素泊まりだったこともあるが「勝手に泊まって行け」という感じ。
 サービスらしいものは全くなし。

3日目(75km)
御 宿 〜 大 原 〜 上総一ノ宮 〜 長生村 〜 白子町 〜 九十九里町 〜
蓮沼村 〜 光 町 

・ 御宿から最初はトンネルを避けて海沿いの道を選ぶ。この道は車が少なかったが、
 アップダウンが多くて結構大変だった。
 128号線に合流する直前はだらだらと長い下り坂が気持ちよかった。
 128号に合流するともうここからはトンネルはない。しかし、向かい風がきつい。
 一宮町に入ると128号線は徐々に内陸に入る。
 上総一ノ宮駅前で一休み。駅前はロータリーもなく、本当に田舎町の駅という感じ。
 ここで偶然地図を確認したのが良かった。このまま128号を進むと茂原に着くが、
 大きく内陸側に入ってしまうところだった。ここからまた海側に方向を戻し、
 海に近い道路を走る。

・ 白子町、九十九里町と進む。とにかく直射日光が強く汗をかく、コンビニで買った
 お茶をがぶ飲みする。
 そろそろ11時をまわり、昼食のできるところをさがす。国道を走っているのに、
 なかなか食べられるところがない。もう少し,あと少し、といいながら走りやっと
 いいところを見つけた。いわし料理の専門店、強めのクーラーがきいた店内に入ると
 汗がスーッと引く。今日の昼食は贅沢しようと、上寿司,いわしのにぎりとビール。

・ 蓮沼海浜公園につく。ここまでくるともう今日の宿はすぐ近くだ。
 ここで海岸に出てみると、海水浴の人でいっぱい。けっこう波が高くとても泳げる海ではない、
 むしろサーフィン向きの海だ。パラセーリングも見えのどかな雰囲気。
蓮沼海岸

・ 今日泊まるペンションを探すがなかなか見つからない。地図ではわからないので、
 電話で訊くと、結構内陸側にあるようだ。地図のスケールがいい加減なので、
 海岸付近にあるように見えるがぜんぜん違う。結局、海岸から6〜7キロ入ったところにあった。 
 ペンション「CO-CO」は思いもよらないところだった。ここでも、夏は海水浴客が多いという。
 4時ころにはチェックインして、すぐ風呂に入り汗を流し疲れを取る。
ペンション CO-CO

・ 夕食は洋食、今日の泊り客は3人のみ。我々以外には1人だけだった。それも偶然、
 自転車で千葉県を回っている35歳のサイクリストだった。
 食事をしながらいろいろ話をした。彼は昨年も千葉を回ったらしい。
 彼はヘルメットをせず、トンネルは走って通り抜けると言っていた。
 僕にはとても考えられないことだ。

4日目(70km)

光 町 〜 松尾町 〜 八 街 〜 四街道 〜 大宮台 〜 南生実 〜 姉ヶ崎

・ 朝食をとり8時半にペンションを出発。この時間になるともう太陽が照り始めとても暑い。
 国道126号に入り横芝から松尾に向かう。この道はトラックが多く、歩道も狭く走りにくい。
 松尾から県道22号に入り八街をめざす。県道は交通量が少なく大型車もいなくて良いけれど、
 反面アップダウンが多くて大変だ。

・ 八街からは急にトラックが増え、走りにくくなる。坂戸で国道51号線と合流するが、
 ここからはトラックばかりでとても怖くて走れたものではない。できるだけ歩道を走り
 途中で一休みを兼ねて昼食をとる。
 桜木からは大宮台方向に向け走る。このあたりは大きなアップダウンが続きとても苦しい。
 浜野から旧国道に入り八幡,五井と進む、ここまで来るとあと一息だ。
 姉ヶ崎手前のJR袴線橋を渡るのを嫌い、別の道をとおりついに我が家にたどり着く。
 14時52分着、3泊4日、合計305kmのツーリングだった。次男と堅い握手を交わす。
 お疲れ様 !!


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