4月30日(木) バナナの収穫
うちのバナナがやっとなった。
いやいや、なったのは、もうかれこれ2〜3か月前である。
やっと昨日、収穫したのだ。やっと食べられる!
バナナが、こんなに木に長くぶら下がっているものだとは、知らなかった。バナナの形となって、緑のバナナの房たちが木にぶら下がってから、延々と、きっと2〜3か月たつ。そして、やっと黄色くなりはじめたバナナの房を切り落とし、そして、あぁやっと食べられる!
このバナナは、前に私が家を借りて住んでいた大家さんのバナナを株わけしてもらって、彼が家の裏に植えたものである。バナナは浅く植えると背が伸び、深く植えると背が伸びずにたくさん株が出てくるとか?彼がうっかり?浅く植えたバナナはやけに背ばかり高くなり、2階の家よりも高くなった。けど、なかなか実がつかなかった。植えてから数か月して、やっと実がついたけれど、すぐに採るのかと思いきや、なんのなんの、「まだまだずーっと先だよ」と気が長い話で、それから長い期間、ずーっとずーっと木にぶら下がっていたのである。
バナナの実は、塀を越えて、お隣の家の敷地内でぶら下がっている。
「うっかりしたら、盗られちゃうんじゃないか」と、私は早々に心配し始めたのだが、その数か月の間は、「盗っても、まだ熟してなくてまずい」状態だったのだろう。緑の房は、誰にもとられずに、ぶら下がっていた。
昨日彼が、切り落としてくると、バナナが10房。1房には18本ほどのバナナがついていた。
「ほら、これは盗み食いされた跡だ」と、5〜6本ほどは、最近盗られたらしい跡がある。やっと食べられるようになった証拠だろう。さすがである。みんな食べごろを知っている。
緑のバナナは、あっという間に、どんどん黄色に熟し、甘いバナナになっている。これは早くたべないと、と今度は大慌てである。
バナナは一度実のついた幹には、もう実がつかない。実をとった幹は、さっそく切り倒されてしまった。
それにしても、家でバナナがなるんだから、やっぱり暑い国なんだ・・・・とか、今さらながら、改めて実感したりするのだ。