山羊のハス 2 2009年5月24日
3月に、前の川からとってきた「ブア・ベー(ラオス語で直訳すると、山羊のハス)」を、水鉢に植えたという話をした。
その、自然の川の流れ(どぶ川だが)で、のびのびと大きく育った葉は、直径30〜50センチくらいあったか?とても大きな葉であった。
それが、直径60センチほどの水鉢の中で、どうやって適応していくんだろう?と思っていた。
移したばかりの時、美しく立派に咲いた大きな花は、一度だけで枯れてしまい、そのあと、花が開くどころか、つぼみはそのまま萎え、葉も枯れてしまった。水鉢から大きくはみ出た葉は、太陽の光でどんどん焼けつくように枯れていく。
この小さな水鉢に、こんな大きな葉を持つブア・ベーがどうやって適応するのか、それとも枯れてしまうのか・・わからなかった。
一度大きな葉が枯れ、その次に水の中の土から出てくる葉は少しずつ小さくなった。
そして、約2か月たったある日、花が咲いた。3分の1ほどの小さなかわいらしい花である。ピンクも少し薄いようで、やはり、大きな花ほどの迫力はないが、小さな鉢にふさわしい、小さな花が咲いた。
たった2か月である。その間に、ここまで環境に適応して、生きていくのか・・・・と、自然の持つ適応力に少々びっくりしたのであった。