2010年4月11日(日) 暑い日曜日
 
 暑い。本当に暑い。38度とか40度とかあるのである。つい最近、結構寒かった日本に行ってきたから、なおさら暑い。

 ラオスは14日からがお正月である。ラオスのお正月は、ソンクラーンという水かけ祭りで、この一番暑い時期にあるのだから、暑くても仕方ないが・・・。
 
 さて、きょう、ノイの実家に遊びに行った。お正月前に、親戚一同が、小さな魚の養殖池に集合して、家族宴会だったのだ。

 今日は、はじめて、犬3匹を車に乗せて、実家まで行った。ペプシは以前、後部座席に乗ったことがあるが、やけにおとなしいな・・・と思って見たら、朝ごはんを全部吐いてしまって、きょとんとしていた。犬も、車に酔うのである。だから、今日は、助手席に座った私が、ペプシとメリーを抱き、全開の窓から顔を出して乗せた。うっかりすると窓から乗り出そう、飛び出そうとするし、ウロウロうろうろするし、大変だった。もう1匹のラッキーは、後部座席でも酔いもせず、おとなしく乗っていた。

 さて、養殖池についたら、もうメリーとペプシは走り回る、走り回る。池には降りてゆく、隣の家には入っていく、牛に会いに行って、怖くなって戻ってくる・・・・まぁ、跳んだりはねたりして、大騒ぎである。池では、上手に犬かきをした。犬の犬かきは、人間の犬かきよりも、上半身をうんと高くあげてかなり高速回転で水をかく。ペプシとラッキーは水に入るのははじめてだったはずだが、ちゃんと泳いだ。
 途中から、おとなしいラッキーが見えなくなり、「まさか、あの犬が一人ででかけるとは思えないけど」と思っていたら、案の定、唯一見覚えのある景色・・・であろう車の下に入って寝ていた。他の2匹は、遊びまわっているのに、ラッキーは一番子どもなのに、はしゃぎまわるより、食って、慣れ親しんだところで寝る方が好きみたいである。やっぱり、犬も性格があって行動パターンが全然違うのは、なんだかおかしい。

 人間様の食べるごちそうであるが、養殖池に男たちが入ってとった魚を食べた。魚は口からレモングラスを突っ込み、焼き魚にして食べたが、一皿は、魚のコイという、料理であった。これは、生魚をレモンでしめて、そして、トウガラシなどとあえる料理だが、レモンがなかったために、彼らは、赤アリであえた。蟻酸も酸だからなぁ・・・でも、すごいなぁ・・・・当然、アリごと食べてしまうのである。私など、アリが何かにたかっていると、もういやで、「わぁ、アリだ!」と騒いだりする。こんなことでは、ラオスでは生きていけない…と、再び、実感。でも、やっぱり味見する勇気がなかった。

 また、暑い中、今度はさすがに疲れておとなしい犬どもを車に乗せて、帰ってきたが、いやぁ、疲れた。
 さすがに、犬どもも、遊び疲れた子どものように、早々にくてっと寝ている。夏休みの子どもみたいである。