Photomatix Pro ユーザーズマニュアルの

(超いい加減な)日本語訳
                                          


HDRをやってみたくてPhotomatixを購入したが使い方が良くわからない。適当にクリックしていたらそれらしいのが出来てしまい、まあいいかと思っていたんですが、やっぱり行き詰ってくるんで、ちゃんとマニュアルを読もうということになりました。読んでみると撮影のことから親切に解説してあって、これはいいぞ、と。良くないのは僕の英語力と技術用語の知識のなさ。特にカラープロファイルがどうたらという話はお手上げです。困ったものですが、同じように買ったは良いけどよくわかんないという人のヒントになれば幸いです。赤色の部分は大事だと思われるところ。青字は本文には無い補足です。

総論

HighDyanamicRange(HDR)画像は、露出を段階的に変化させた複数の写真を一枚の写真に統合する技術です。露出アンダーの写真に含まれるハイライト部分の情報と露出オーバーの写真に含まれるシャドー部分の情報をいわば「いいとこ取り」することによってひとつの画像に収め、通常のカメラ撮影では実現できないくらい広いダイナミックレンジを得ようとするものです。

撮影編

第1節:HDR加工に適した画像を撮影するためのヒント

ハイコントラストなシーンを撮影する場合、最も明るい部分と最も暗い部分の情報を得るために露出を変えて何枚か撮影する必要がある。

カメラはデジタルでも銀鉛でもOK。ただし、画像を撮るとき、露出が調整出来るカメラでなくてはいけない。銀鉛のカメラを使用する場合、Photomatixで加工できるようにスキャナで取り込んでおく必要がある。Photomatixは、JPEG、8ビットないし16ビットTIFFとPSDフォーマットで保存される画像ファイルを扱うことができる。いくつかのデジタルカメラのRAWファイルから、HDR画像を作成することもできる。

撮影するに当たって2つのアドバイスがある。

1) 最も暗い陰の部分から、ハイライトの最も明るい部分までカバー出来るように充分な数のコマを撮影する。

2) しっかりした三脚を使用する。PhotomatixProは統合する各画像間のズレを調整する機能が備わっているが、それでも三脚を使用するほうが望ましい。

デジタル一眼レフカメラとコンパクト・デジタル・カメラのオートブラケット(AEB)

利用可能な光源があるならいつでもそれを利用して撮影することフラッシュはすべての像の露出のバランスをとろうとする可能性がある。そのときの露光量の範囲はこそが求めるところである。
(意味よくわからず)

ノイズを最小化するように低いISO値を選択する。

撮ったつもりで撮れていない失敗を防ぐために、カメラは連写モードにしておく。上記設定の実際に関してはカメラ各機種で異なるため、カメラの取扱説明書を参照のこと。

可能ならば、ブレを防ぐためセルフタイマーかケーブルレリーズを使用すること、

露出を変化させるとき、シャッター速度だけが変わるように絞り優先モードにする。

カメラをオートブラケティングモードにセットする(自動的に露出を変化させた写真を連続して撮る機能)適切な露出の写真を一枚、露出アンダーないしオーバーの写真を1枚あるいは数枚ずつ撮る

たいていのカメラは1/3EVか1/2EVずつ露出を変化させることが出来る。
-2.0EVから+2.0EVの範囲で露出を変化させるのを薦める。
カメラの仕様で、これより狭い範囲での露出補正しか出来ない場合、可能な限りの最大範囲となるようにする。

元画像を上手に撮るためのヒント

±1EVずつ変化させられるタイプのオートブラケット撮影が可能なカメラなら、

-2EV、-1EV、0、+1EV、+2EVの5枚
を撮影すると良い。(もう少し細かく分けても良い)
この5コマは-2EVから+2EVまでのダイナミックレンジをカバーしている。

段階的に露出を変えて撮影した後、、十分なダイナミックレンジを確保できたかどうか確認するために、ヒストグラム・プレビューをチェックする。
必要とされる撮影コマ数は、一定ではない。そのコマ数は場面ごとのダイナミックレンジの広さによってきまる。
大部分の屋外撮影では、画面に太陽が入っていないのなら、-2EV、0、+2EVの3つのコマで充分である。しかしながら、室内の撮影で画面中に明るい窓が含まれる場合には-2EV、-1EV、0、+1EV、+2EVの5枚を撮影する必要がある。もし3段階しか変化させることの出来ないAEBなら9枚必要だ。

デジタル一眼レフによるマニュアルでの段階露出

明暗の差が極端な場合は、オートで段階露出するよりも、マニュアルで露出の幅を広く設定するほうがよりよい結果が出る可能性がある。狭い範囲でのブラケティングしか出来ないタイプのカメラを使う場合はマニュアルでするしか方法が無い。以下はマニュアルでの段階露出をする場合のコツである。

ノイズを最小限に抑えて、最高品質の元画像を作成するために、低いISO値を選択する。

絞りとISOを一定に保ちシャッタースピードのみで露出を変化させる
画像を撮るとき、両方とも絞りを固定することができるAかMモードを使用する。

一連の撮影を開始するにあたり、、最も明るい部分がわずかにアンダーになるように撮り始めて徐々にシャッタースピードを上げて最も暗い部分がわずかにオーバーになるところで撮影を終える。撮影した画像全てをHDR加工に使うかもしれないし使わないかも知れないが、十分な数の撮影をしておけば、後で取り直す羽目にならなくてすむだろう。

段階的に露出を変えて撮影した後、、十分なダイナミックレンジを確保できたかどうか確認するために、ヒストグラム・プレビューをチェックする。ヒストグラムの右端(ハイライト側)に大きいピークが無い画像が少なくとも一枚無ければいけない。また左端に大きなピークを持たない画像も最低1枚は必要である。

遅いシャッタースピードを使う場合は、セルフタイマー、、ケーブルレリーズ及びミラーアップなどのオプションを利用してぶれ軽減に努める。特に1/15秒より遅いシャッターを切る場合は注意する。

図2.1のヒストグラムは、最も明るい部分(ハイライト)がわずかに露出アンダーとなっている状態を表す

図2.2のヒストグラムは、最も暗い部分がわずかに露出オーバーとなっている状態を表す

コンパクトデジタルカメラでのマニュアルブラケティング撮影

マニュアルブラケティング撮影が可能かどうか取扱説明書を参照することこれが可能である場合はデジタル一眼レフと同じ手順で撮影すればよい

自動ブラケティング撮影が出来ない機種でも、マニュアル露出が可能であれば、ブラケティング撮影は可能である
一部省略
第2節:HDR生成とTone Mapping

High Dynamic Range画像の作成は大きく2つの段階に分かれる

第一段階は、段階的に露出した写真を一枚の32ビットHDR像に統合することである。32ビットHDR画像はとても広いダイナミックレンジを有するため、通常のモニタで適切に表示ででない。

第2のステップでは、この32ビットHDR画像をトーンマッピングツールを使って通常のモニタで表示できるようにすることであるこのツールはHDR画像に収められた広大なダイナミックレンジを『露わにして』、適切に従来のモニタに表示したり、印刷することができる画像を製作する。

ファイルを明るさの順に並べる必要はない。
PhotomatixプロはEXIFデータから取り出される露出情報に基づき画像ファイルを系統的に整理する。露出情報が利用できないときは、各画像の相対的な明るさを比較して整理する

ステップ1:HDR画像の作成

ステップ1A:「HDR」メニューから「Generate HDR」メニューを選択
Generate HDR specifying source imageウインドウが開く
元画像が大容量のTIFFファイルである場合、「Generate HDR」メニューの代わりに「Batch Processing」メニューを使用する。
「Batch Processing」メニューは「strip-by-stripプロセス」とよばれるオプション を含む。これはコンピュータの使用可能なRAM領域を超えてしまうことのないように大容量TIFF画像をHDR画像に変換する。
(※大容量のファイル処理でもPCがフリーズしないということだと思います)
ステップ1B:「Browse..」をクリックして段階的に異なる露出で撮影した画像をまとめて選択する
(※この時、ファイルの場所の段にある右端のアイコンー表示メニューをクリックして「縮小版」を選ぶと作業効率が上がります。Ctrキーを押しながら必要な画像を複数選択すると良いです)

ステップ1C:目的のファイルが選択できたら、OKをクリック。Generate HDR specifying source imageウインドウに
選択したファイルが表示される

Photomatixプロは、8ビット、16ビットとRAWソース・ファイルからHDR画像をを生成することができる。
使用可能なファイルタイプは、JPEG、TIFFと以下に列記したメーカーのRAWファイルである。それは、キヤノン、ニコン、フジ、オリンパス、コダック、ミノルタ、ソニー、ペンタックス、パナソニックおよびLeafでありDNGファイルと同様に扱うことが出来る。
 
ステップ1D:「OK」をクリックして処理を先に進める。

.画像ファイルの露出情報が見つからない場合、あるいは、2つ以上の画像が同じ露出情報を共有する場合、Photomatixは相対的な露出補正値を入力できる画面を表示するこのウインドウは、2つ以上の画像が同じ露出設定を持っているかどうかも、示す。

Generate HDR-Options for merging source images to HDRの画面が出てくる

元画像がJPEG、TIFFまたはPSDファイルであるとき、上記のウインドウが現れる
元画像がRAWファイルであるとき、ウインドウはわずかに異なって表示される(次のページの上でスクリーンショットを参照)。

ステップ1E:Generate HDR -Options ウインドウで適当と思われるオプションをクリックする。

オプション「Align source images」は初期設定でチェックされている。
カメラがブラケティング撮影の間にわずかに移動してしまった場合、このオプションは各画像間のズレを修正する。ズレは、三脚を使用して撮影するときでさえ起こる可能性がある。

画像中に動く物体があり、結果として生じる『ゴースト』が望ましくないと思われる場合は、オプション「Moving objects/people」の中の「Attempt to reduce ghosting artifacts」を選択する

画像中の動く物体が、陰影とハイライトの間で周期的パターンに変動する(例えば流れる水)なら、上記オプションの代わりに「Ripples」オプションを選択する

両方の場合は、まずは「Detection」オプションをNormalに設定してみること。ゴーストが余りに多いようなら、オプションをHighに設定してもう一度ためす。

必要な場合のみ、「Attempt to reduce ghosting artifacts」オプションをチェックする。必要も無いのにこのオプションをチェックすると結果としてHDR画像の品質を下げてしまう。

元画像がJPEG、TIFFまたはPSDの場合

オプション「Take tone curve of color profile」は初期設定で選択されている。これは一眼レフで撮ったJPEGやRAWファイルから変換されたファイルを処理する場合、最適なオプションである。このオプションは、元画像に付随するICCカラープロファイルから、階調再現曲線データをロードする。これにより生のセンサ・データに適用する非線形関数を決定する。プロファイルが利用できない場合、AdobeRGBカラープロファイルの階調再現曲線を使用する。

フィルムをスキャンした画像か、コンパクトカメラで撮影された画像については、オプション「Attempt to reverse-engineer tone curve applied 」をチェックしてみる価値がある

元画像がRAWファイルから変換された16ビットTIFFファイルであり、画像を線形空間に残すための特別なオプションを変換時に選択している場合、オプション「No tone curve applied . pixel values are linear」を選択する
しかし、このオプションは変換された画像の階調値が線形であると100%の確信がある場合のみチェックすること
「線形」という用語がRAWコンバータによって異なる意味で使われる可能性がある点に注意すること。(例えばAdobeCamera RAWにおいては、「線形」はAdobeRGB色空間に対して使われており、光の値についてではない。

ソース像がRAWファイルであるとき:

The generate HDR -Optionsウインドウでは追加のオプションを選択できる

RAWデータをHDR画像に変換する場合、PhotomatixはEXIFのデータから撮影時設定のホワイトバランスを用いる。あらかじめ定義されたホワイトバランスをドロップダウン・メニューから選択することによってその画像に適用できる。また、ケルヴィン値を入力して色温度を指定することもできる。プレビューでその変化を確認できる。

RAWデータは、カメラに特有の色空間で出来ている。、Photomatixはデータを標準化された色空間に変換する。初期設定ではAdobeRGBであるが、sRGBまたはProPhoto RGBを選択することもできる。

選択された色空間がその三原色だけに適用され、階調再現曲線には使用されないことは重要である。HDR画像のデータは線形空間にあり、それらはは階調曲線の情報を持たない。画像と関連した階調曲線のプロファイルは、トーン・マッピングの段階で適用されるが、HDR画像そのものに適応されるのではない
頭が溶けそう・・何言ってるのか意味が分からないです

ステップ1F:32ビットHDR画像を作成するために、「OK」をクリックする。

進捗状況を示すプログレス・バーが表示されるHDR画像作成が終了すると、HDR画像とHDR Viewerウインドウがスクリーン上に表示される
2つある段階のうち第一段階はこれで完全に終了した。

モニタに表示される32ビットの画像は全ての階調の範囲を示すことができない。(※従来のモニタにその能力が無い)
なのでトーンマッピングをこの画像に適用する必要がある

HDRビューアと呼ばれる小さいウインドウは、適切な露出で見られるHDR像の一部分を表す。

この時点で32ビットHDR画像を保存しておけば、異なるトーンマッピング設定を適用して最適な結果を得るため色々試すことができ、いちいち32ビットHDR画像を最初から作る手間が省ける。しかしながら、一旦HDR像が、RadianceまたはOpenEXRが、元画像のカラープロファイル情報が保存されない点に注意すること。

Photomatixプロは、一つのRAWファイルから32ビットHDR画像を作成することができる。これを行うには、Fileメニュー>Openを選び1つのRAWファイルを開く。そして、Photomatixはそれを偽HDR像に変換する。しかしながら、一つのRAWファイルから作成される画像は真の意味でのHigh Dynamic Rangeとは言えない点に注意すること。それは、むしろ偽HDR画像というべきものだ
この偽HDR画像の重要な特徴は、それが未処理であるということである。そのダイナミックレンジは、複数枚から作成したHDR画像のそれより、それほど大きいものではない。

トーンマッピング

作成したHDR像は、更に加工処理しないと、適切に画面表示することができない。未処理のHDR像は、ネガフィルムまたはデジタル・カメラのRAWファイルといくらか似ている。それらは更に処理を加えないと表示したり印刷したり出来ない。Photomatixプロにおいて、この加工処理をトーンマッピングと呼ぶ

トーン・マッピングには2つの方法がある。Details Enhancer とTone Compressorである

Details Enhancerによるトーン・マッピング

Tone Mappingウインドウを開くと初期設定ではDetails Enhancerが選択されている。
Details Enhancerは、HDR画像を「現像」するにあたって、局所演算子を利用する。これは局所の明るさの前後関係を考慮することを意味する−HDR画像の所定の値のピクセルは、それが画像の明るい領域にあるのか暗い領域にあるのかで、それぞれ論理的に割り振られる。(
意味不明・・・すいません

ステップ2A:開いているファイルにTone Mappingツールを使うため「HDR Tone Mapping」メニューを選択する。
新しいHDRソース画像を作成するために「HDR Generate」メニューを使用したあとなら、その画像にツールが適用される。
それ以外の画像を処理したいのなら、File Openメニューで処理したいHDR画像を開く。

ステップ2B:画像を調整するために、スライダーを使用する。プレビューでDetails EnhancerがHDRの元画像に適用された場合の変化を確認できる。なお、Details Enhancer法の場合、プレビューは必ずしも最終的なトーン・マップされた画像の正確に表示しているわけではないことに注意する。

DetailEnhancerでは、以下の像調整スライダーが使用可能である

一般の調整:

Strength:コントラストの強さを制御する。100の値は、局所および全体のコントラストを最大にする

Color Saturation:RGBカラー・チャネルの飽和を制御する。飽和がより大きいほど、色はより強い。ゼロにすると、グレイスケール画像になる。値は、等しく各色チャネルに影響を及ぼす。

Light Smoothing:画像全体に及ぶ光の変化のなめらかさを調節する値を高くすると、暈(Halo)を減らし、結果として画像により自然な印象を与える。低くすると、シャープネスを増加させる。

Luminosity:階調範囲の圧縮を制御して、全体の明るさを調節する。スライダーを右へ移動させると、陰影の細部を押し上げて、像を明るくする効果を持っている。それを左へ移動させると、結果として画像により自然な印象を与える。

Tone adjustments:

白色点-黒色点:トーンマッピングされた画像の最小値と最大値をどれくらいにするのかを設定できる。両方のスライダーを右へ移動すると、全体的なコントラストを増加させる。両方を左へ移動すると、暗部とハイライトを極端に切り取る。
ホワイトポイント・スライダーは、トーン・マップされた画像(純粋な白またはレベル255)の最大値を設定する。
ブラック・ポイント・スライダーは、トーン・マップされた画像(純粋な黒またはレベル0)の最小値を設定する。

Gamma:全体的に画像を明るくするか暗くして、トーン・マップされた画像の中間のトーンを調整する。

Color adjustments:

Color Temperature:HDR元画像の温度と比較して、トーン・マップされた画像の色温度を調整する。スライダーを右へ移動すると、「より暖かみのある」、黄色ーオレンジ系の印象をあたえる。スライダーを左へ移動することは「より冷たい感じの」青っぽい印象を与える。ゼロにするとは、HDR元画像の最初の色温度を保存する。

Saturation Highlights:ハイライト部分の色飽和度を調整する。Color Saturationスライダーで調整した飽和度と連動する。数値がゼロを超えると、ハイライトの色飽和度を増加させる。マイナスにするとその逆になる

Saturation Shadows:シャドー部分の色飽和度を調整する。Color Saturationスライダーで調整した飽和度と連動する。ゼロを超えると、シャドー部分の色飽和度を増加させる。マイナスにするとその逆になる。

Micro adjustments:

Microcontrast:細部を強調するレベルを決める。

Micro-smoothing:細部を強調した部分を滑らかにするこれは例えば空でノイズを減らす効果を持っていて、結果として画像に「よりきれいな」印象を与える。

重要事項:プレビューをクリックすると100%の拡大映像が得られるが、似たような絵柄が連続する部分ではマイクロ・スムージングの効果を適切に確認できない。例えば、空のような均一の領域でマイクロ・スムージングの効果が見たい場合、空だけでなくほかに物体を含む領域を選択しなければならない。

Shadows/Highlights adjustments:

Highlight Smoothing:ハイライト部分のコントラスト増強効果を減らす。スライダーの値は、影響をうけるハイライト部分の範囲を設定する。この制御は、白いハイライト部分が灰色になってしまう現象や青く澄んだ空が青灰色になってしまう現象を避けるのに役立つ。また明るい背景背にした物体周辺で出来る暈(Halo)を減らすのにも役立つ。
.
Shadows Smoothing:シャドー部分でコントラスト増強効果を減らす。スライダーの値は、影響をうけるシャドー部分の範囲を設定する

Shadows Clipping:シャドークリッピングを制御する。スライダーの値は、クリップされる範囲の大きさを表すこの制御は、暗い状況下で撮った写真の暗部ノイズを取り除くために役立つ。 (最も低いシャドウ値にピクセル値をシフトすること。クリッピングされた領域はブラックになり、画像のディテールは失われる)
360° image:正距円筒図法による360°パノラマ作成を作成するときにこのオプションをチェックするこれは、Details Enhancerが局所のコントラストを考慮して、異なる階調値をパノラマのつなぎ目に割り当てるようにするものである。Photomatixで処理した画像をパノラマビューアで描画するとつなぎ目が見えてしまうこのオプションを選択すると、この問題を修正する。

360°imageオプションは、正距円筒図法による360°パノラマ画像を扱うときだけ選択する。そうでない場合にこのオプションを選択しても最適な効果が得られないかもしれない 。

360°画像オプションを選択すると、50%以上画像処理に必要なメモリの量を50%以上増加させる。処理時間も増加する。

ステップ2C:Details Enhancerによる調整に満足できたら、トーン・マッピングされた画像のビット深度を選択する。8という値は、各色チャネルにつき8ビットの情報量を意味して、画像をJPEGまたは8ビットのTIFFファイルとして保存することができる16という値は、各色チャネルにつき16ビットの情報量を意味して、ファイル・サイズは大きくなるがより高い精度を提供する。

他の画像編集ソフトでさらに画像処理するつもりなら16ビットでの保存を推奨する。。特に印刷出力を想定している場合はおすすめである。
「Apply」をクリックすると画像を作成する

「HDR Undo Tone Mapping」は、HDR画像に適用されたトーン・マッピング設定を元に戻す。変換された画像は32ビットHDR画像に戻り、さいどトーンマッピング処理することが可能になる

ステップ2D:「File Save」メニューを使用してファイルを保存する。必要に応じて、ファイルの名前、保存場所とファイルタイプを変えることができる。「HDR Save settings」では適用したトーン・マッピング設定を.xmpファイルとして保存でき、次回以降同じ設定をたやすく適用することが出来る。

あなたが巨大なHDR画像ファイル(例えば40メガピクセル以上)をトーンマッピングする場合、通常の方法でHDR画像を開いてはいけない。その代わりに、HDRメニュー> Large File Processingをクリックして、そこからHDR画像ファイルを読み込ませる。前に示したのと同じトーン・マッピング・ウインドウとプレビューが出てくる。唯一の差は、100%の拡大写真表示が可能でないということである。
トーンマッピングウインドウは追加の設定が可能である。それについてはTone Compressor法の項で説明する

今回はここまで。後日続きを足します。GenerateHDRとToneMappingの二つが使えればほとんど困ることは無いです。
訳文を見ていると大変そうに思えますが、適当にいじくっているだけでもオモロイ画像が出来るのでレッツトライ!