■作品名 原題 (製作年・製作国)
■主要スタッフ
■活きる 活者 (1994・中国)
■(監督・脚本)チャン・イーモウ
■(出演) ゴオ・イオウ、 コン・リー
■中国の激動の時代を生きたある家族の物語。体制に立ち向かって生き抜くというよりも、体制に違和感を感じつつも、常に受け身でそれを受け入れる大多数側に含まれる平凡な家族の物語で、大きな不幸に耐えながら、小さな幸せを積み重ね、子供に希望を持ちつづけながら、あくまで穏やかに生きる家族の姿は感動を呼びます。演出、演技、脚本、全てに優れたイーモウ監督のベスト作品だと思います。(2002.6.18)★(>DVDを買う)
■イグジステンズ eXistenZ (1999・カナダ、英国)
■(監督・脚本)デビッド・クローネンバーグ
■(出演)ジェニファー・ジェイソン・リー、ジュード・ロウ、ウィレム・デフォー
■臓器のような機械とか、機械と肉体を結合させるとか、相変わらずクローネンバーグらしいけど、題材としては決して新しくなく、仮想現実と現実が入り混じり、観客を混乱させるタイプの作品だった。大体、クローネンバーグが現実社会に危機感を持っているというのが信じられない。ゲームが現実と置き換わってしまうことへの危機感が前面に出ているけど、それは映画とて同じ事。ゲームや映画が悪いのではなく、そこで起こった仮想現実から抜け出れなくなるような子供を増やした社会が悪い。そう思ってしまうのも、話しの構成が良くないからなんだけど。しかし、J.J.リーはいつも顔が違って分かんないな・・(2000.5.1)
■生ける屍の夜 Night of the Livingdead (1968・米国)
■(監督・原案)ジョージ・A・ロメロ
■(出演)デュアン・ジョーンズ、ジュネス・オディア
■「ゾンビ」シリーズの第1作。人間の手によって蘇った死人が人間を襲う恐怖と更に衝撃的な結末は人間の業の深さを訴えかけます。(1998.12.1)(>詳細)
■異人たちとの夏 (1988・日本)
■(監督)大林宣彦
■(出演)風間杜夫、片岡鶴太郎
■良質の父子物語で、評価も高かったが、大林作品の中では中の上ぐらいだと思う。鶴太郎が役者としての才能を見せた作品。(1998.12.1)
■イーストウィックの魔女たち The Witches of Eastwick (1986・米国)
■(監督)ジョージ・ミラー
■(出演)ジャック・ニコルソン、スーザン・サランドン、ミシェル・ファイファー
■3人の美女と1人の悪魔の物語。内容は平凡だけど今考えると役者は揃ってますね。(1998.12.1)
■119 (1994・日本)
■(監督・出演)竹中直人
■(出演)鈴木京香、赤井英和、浅野忠信
■竹中直人はいい映画を撮りますね。純粋で切なくて笑えるこの映画は彼の魅力が良く出てると思います。(1999.7.7)
■1941 1941 (1979・米国)
■(監督)スティーブン・スピルバーグ
■(出演)三船敏郎
■まあ、スピルバーグの息抜きといったところでしょうか。(1998.12.1)
■苺とチョコレート Fresa Y Chocolate (1992・キューバ、メキシコ、スペイン)
■(監督) トマス・グティエレス・アレア、 フアン・カルロス・タビオ
■(出演)ホルヘ・ペルゴリア、 ウラジミール・クルス、 ミルタ・イバラ
■「バスを待ちながら」のようなコミカルな映画を期待してみたんだけど、少し違ってた。簡単にいってしまえばオカマが学生運動(?)をしている青年に恋をする物語なんだけど、キューバの社会と思想を良く知らないので、オカマと少年の心情がもう一つ理解できておらず、何とも言えない・・たぶんそこが要の部分だからなあ。 (2002.9.16)
■1492/コロンブス 1492:Conquest of Paradise (1992・米、仏、スペイン)
■(監督)リドリー・スコット
■(出演)ジェラール・ドパルデュー、シガニー・ウィーバー
■新大陸発見500周年記念として作られた大作だが、色々な注文もあっただろうし、スコットも作りにくかったんじゃないでしょうか。原住民の生活を無視して侵略を続けた西洋文明を批判することも肯定することもできず、英雄(良い意味でも悪い意味でも)としても十分描ききれなかったと思う。スペインも製作にかかわってるしね。本当は通訳の原住民の最後の言葉を描きたかったんじゃないでしょうか。しかし、キリスト教ってホント羊の皮を被った狼だなって思うんですけど、偏見?(2000.7.16)
■いつかギラギラする日 (1992・日本)
■(監督)深作欣二
■(出演)萩原健一、千葉真一
■日本でここまでのアクション映画が作れるなんて。細かいことは抜きにして楽しめます。(1998.12.1) ★(>DVDを買う)
■E.T. E.T.The Extra-Terrestrial (1982・米国)
■(監督)スティーブン・スピルバーグ
■(出演)ピーター・コヨーテ、ヘンリー・トーマス
■満たされない少年と取り残された宇宙人の交流。スピルバーグの一つの頂点。(1998.12.1) ★(>DVDを買う)/p>
■いとしのクレメンタイン/荒野の決闘 My Darling Clementine (1946・米国)
■(監督)ジョン・フォード
■(出演)ヘンリー・フォンダ
■10代の頃リバイバルで観たのですが、十分面白かったのを覚えています。(1998.12.1)
■愛しのロクサーヌ Roxanne (1987・米国)
■(監督)F.シェピシー
■(出演)スティーブ・マーティン、ダリル・ハンナ
■有名なシラノ・ド・ベルジュラックの物語をもとに。コメディ風にアレンジ。ほのぼの作です。(1998.12.1)
■愛しのローズマリー Shallow Hal (2001・米国)
■(製作・監督・脚本)ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー
■(出演)ジャック・ブラック、グィネス・パルトロウ
■ファレリー兄弟のハートウォーミングコメディ。心の中の美しさが、見た目になって見えてしまう男と太った女性の恋愛物語。いつもと大体同じテーマで、いい人のお話なので、少々ギャグが下品になっても不快にならない。ただ、今作は、前作のやりすぎを反省したか、下品な部分は極力抑え、上品に。グィネスの実は太ってるという感じの表情や仕草が上手い。(2003.1.12)
■犬の生活 Dog's Life (1918・米国)
■(監督・出演)チャールズ・チャップリン
■(出演)エドナ・パービアンス
■チャップリンは今観ても十分楽しい。動きで見せる笑いは天下一品です。(1998.12.1)
■イノセントワールド/天下無賊 天下無賊 (2004・香港)
■(監督)フォン・シャオガン
■(出演)アンディ・ラウ、レネ・リウ、グォ・ヨウ
■スリで生計を立てる男女2人が、ある村で知り合った純粋な青年の持つ大金を巡ってスリ集団と対決するという物語で、ちょっとしたアイデアながら、三者のやり取りを電車内という狭い空間の中でうまく描いており、そこそこ楽しく見ることができました。ただ、後半少しだれてきた感じがあるのと、たかがスリという軽い(?)犯罪と命をかける展開の重さのバランスが悪いせいで、観終わってとても違和感が残る映画になってしまったのが残念。純粋な人間に出会って、みんなちょっといい人になる、ぐらいな軽い展開だったら良かったのにね。。(2007.7.6)
■今そこにある危機 Clear and Present Danger (1994・米国)
■(監督)フィリプ・ノイス
■(出演)ハリソン・フォード、アン・アーチャー
■トム・クランシー原作シリーズ第3弾。前作よりはずいぶん面白かった。(1998.12.1)
■いまを生きる Dead Poets Society (1989・米国)
■(監督)ピーター・ウィアー
■(出演)ロビン・ウィリアムス
■規律の厳しい学校の生徒たちに心の自由を与える一人の教師。ありがちだが、力で見せきります。(1998.12.1)
■妹の恋人 Benny & Joon (1993・米国)
■(監督)ジェレミー・S・シェチック
■(出演)ジョニー・デップ、メアリー・スチュアート・マスターソン
■好きな二人の競演。雰囲気はいいです。(1998.12.1)
■イヤー・オブ・ザ・ドラゴン Year of the Dragon (1985・米国)
■(監督)マイケル・チミノ
■(出演)ミッキー・ローク、ジョン・ローン
■チミノは結局復活できなかったんでしょうか。(1998.12.1)
■イル・ポスティーノ Il Postino (1994・仏、伊、ベルギー)
■(監督)マイケル・ラザフォード
■(出演)マッシモ・トロイージ、フィリップ・ノワレ
■撮影直後亡くなったM.トロイージの迫真の演技と純粋な物語が心を打ちます。(1998.12.1)
■イルマーレ Il Mare (2001・韓国)
■(監督)イ・ヒョンスン
■(出演)チョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ
■未来と過去をつなげるポストで文通をする二人の物語。それぞれの時間が同時進行するのは面白い。ただ、バックトゥザフューチャー的なラストがどうしても納得いかないんだよなあ。もどすタイミングがおかしくない?失恋から立ち直れない女性を「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンが好演。元彼を忘れられないところは2作ともそっくりです。(2003.5.1)
■イレイザーヘッド Eraserhead (1976・米国)
■(監督)デビッド・リンチ
■(出演)ジャック・ナンス
■D.リンチの原点であり頂点。神経を揺さぶる衝撃作です。(1998.12.1) (>詳細)/p>
■インディジョーンズ/魔宮の伝説 Indiana Jones and the Temple of Doom (1984・米国)
■(監督)スティーブン・スピルバーグ
■(出演)ハリソン・フォード、ケイト・キャプショー
■ルーカス、スピルバーグの007を目指したシリーズだが、2作目でこれほど変化してしまうと・・。つまらなくはないですけど。スピルバーグとキャプショーがこの作品をきっかけに結婚。(1998.12.1)
■インディジョーンズ/最後の聖戦 Indiana Jones and the Last Crusade (1984・米国)
■(監督)スティーブン・スピルバーグ
■(出演)ハリソン・フォード、ショーン・コネリー
■不評だった前作の反省を踏まえ、第1作に戻そうとしたが空回り。ショーンコネリー投入も失敗に。(1998.12.1)
■インドへの道 A Passage to India (1983・英国)
■(監督)デビッド・リーン
■(出演)ペギー・アシュクロフト、ジュディ・デービス
■いわゆる普通の美しい文芸大作は向いてないようです。観たのが若すぎたのかなあ。(1998.12.1)
■インディペンデンスデイ Independence Day (1996・米国)
■(監督)ローランド・エメリッヒ
■(出演)ウィル・スミス、ジェフ・ゴールドブラム
■B級な脚本、B級な演出、A級の予算。/p>
■インティマシー/親密 Intimacy (2000・仏、英、独、スペイン)
■(監督・脚本)パトリス・シェロー
■(出演)マーク・ライランス、ケリー・フォックス
■'01年ベルリン金熊賞受賞作。性描写の生々しさは映画として必要だったかは別にして客を呼ぶ手段にはなったかもしれません。演出は一流で、見ごたえはあります。ただ内容的には、男は遊びのつもりでも、すぐに女に溺れて思い悩み、冷静な女に翻弄されるって、よくあるパターンを抜け出ているわけではないので、僕が必要としている映画ではないかな。真実かもしれませんけどね。(2002.3.9)
■インナースペース Innnerspace (1987・米国)
■(監督)ジョー・ダンテ
■(出演)デニス・クエイド、メグ・ライアン
■ダンテのドタバタ劇は結構好きです。この作品がきっかけで主演の二人は結婚しました。(1998.12.1)
■インビジブル Invisible (2000・米国)
■(監督)ポール・バーホーベン
■(出演)ケビン・ベーコン、エリザベス・シュー
■人の死に方や、残酷描写にこだわるバーホーベンの映像的なセンスは、SFXの進歩も手伝い、十分に発揮されて面白かったんだけど、しっくりこなかったのは題材が透明人間という古い題材なのと舞台の広がりのなさからかな。透明になった博士はお約束の行動しかとらないし、研究所でしか戦えなかったのも残念。街に飛び出せたら面白かったのに。もともと人間ドラマを描くことには興味がない監督で、逆にそれをおちょくってる感じもしてたんだけど、この作品は変にまとめてあってらしくなかったしなあ。(2000.10.29)
■感想