「PRESENT」





ジリリリリリ・・・・・・


「ん〜・・・」


豪は目覚まし時計の音に少し意識を浮上させたがそのまま布団を
頭からかぶり、再び眠りにつこうとした。
今日は日曜日なのだ。
多少寝坊しても、廊下に立たされるような心配はない。
もっとも、豪はそんなこと考えてないし、ウィークデーだろうと
同じ行動をしているが。



ジリリリリリ・・・パシ。



目覚まし時計はまだ主が起きないので叫び続けていたが
見かねた誰かが止めてあげたようだ。

「豪っ!日曜だからっていつまで寝てんだよっ!
 今日は博士のトコでみんなで集まるって約束してただろっ!!」

目覚ましを止めたのは、烈だった。
烈は、てやっ!と豪の布団をはぎ取ると耳をひっぱった。
「にゅー、あと5分・・・・」
・・・・あまり効果は無かったようだ。
「もー、早くごはん食べないと、約束の時間に遅れるだろっ」
「・・・zZzZzZ・・・」
ムカッ。
「起きろっていうのが・・・わからないのかー!」
豪の上に飛び乗ると、脇腹を思いっきりくすぐってやった。
さすがに豪も少し、意識が浮上してきたようだ。
「・・・烈・・あに・き?」
ここまでされても、ぼけーっとしている。
「豪、早く準備しないと置いてくからな!」


ちゅ。


なんとか目を覚ましたらしい豪にそう言うと烈は部屋を出ていった。

残された豪はというと。

そりゃー、兄貴にキスまでしてもらったら何でも言うこと聞いちゃうぜー。
ふへへ・・・。

え?

キス?

兄貴から?

オレに?

うっそ!!

急に目の覚めた豪はベッドから跳ね起き、自室を出ると、烈の部屋へ飛び込んだ。

「あ、あにきっっ!」
「なんだよ、随分寝起きがいいな。どうしたんだ?」
「だ、だって、今、キ、キス・・・」

勢いで来てしまったが、今まで烈からキスしてくれたことなんて無かったし、
寝ぼけていたから夢かもしれない、と思えてきて、豪の語尾は急に小さくなる。
しかし、烈は「あぁ、あれか」と言って豪の方を振り向いた。

「昨日、嬉しかったから。今日は特別」

と言って、笑ってる。


昨日・・・と、言えば烈の誕生日だ。
プレゼントは、いろいろと考えたけど、やっぱり自分が貰って嬉しいモノ、
というセオリー通りに、ソニックにあいそうなパーツを詰め合わせであげることにした。
あれがそんなに嬉しかったのか?
それとも、他に何かあったっけ・・・・。

「どーした?ごぉ?」
なんだか烈はすごくご機嫌のようだ。
豪は烈の顔をみながら、なんかよくわかんねぇけど、ま、いっか。
と、笑顔を返した。

「烈ー、豪ー、早く食べないとご飯が冷めるよーっ」
階下から2人を呼ぶ声がする。
「腹減った、早く下いこーぜ、兄貴」
「お前、よく起きたばっかりで食欲湧くよな」
「だからかなー、最近オレ、身長伸びた気がしねぇ?」
「しない、しない」
「えー!ぜってー、伸びてるって!」

・・・・・・・パタン。













What is GO's PRESENT ?
・・・・・・Sorry,it's MY TOP SECRET☆


END.
























ごめん、意味不明小説で(泣)。 ★NOVELのTOPへ戻るHOMEへ戻る