A HAPPY NEW YEAR☆
ということで。
ウサギ年記念にSS一個作りました。
や、ってゆっか、有名絵本のパロだけど(笑)。
設定、すごいことになってます。さぁ、皆さん、笑い飛ばしてやりましょう(爆)。


「しろうさぎとくろうさぎ」



小さな可愛いしろうさぎの烈と元気なくろうさぎの豪。
ある森に小さな2匹のウサギがいました。

2匹はいつも
朝日とともにねどこから跳ね起きて、毎日仲良く遊んでいました。


「うまとびをしよう?」
豪が言うと烈が
「うん、しよう!」
と言って豪の背中を飛びました。
今度は豪が烈の上を飛びます。
ぴょん、ぴょん。
ぴょん、ぴょん、ぴょん。

しばらくそうして遊んでいると豪が座り込みました。
なんだかとっても悲しそうな顔をしています。
烈が
「ごぉ?どおしたの?」
と聞くと、豪は
「なんでもねぇ。ちょっと考えごとしてただけ」
と答えました。


「それより、オレ腹減った!」
豪は突然飛び起きて、たんぽぽ畑へ走り出しました。
烈は不思議に思いながらも後を追いました。

タンポポをたくさん食べて
2匹は並んで寝ころびながらお昼寝しています。


ふと烈が目を覚ましました。


するとやっぱり隣の豪がなんだかとっても悲しそうな顔をしています。
烈が
「ごぉ?どおしたの?」
と聞くと、豪は
「なんでもねぇ。ちょっと考えごとしてただけ」
と答え、また元気に遊びはじめました。
烈は不思議に思いながらも後を追いました。


夜になり、月が輝き始めました。
2匹とも、もう自分の寝床へ帰る時間です。
また、豪が悲しそうな顔をしています。
烈は豪の悲しそうな顔を見てなんだか自分まで悲しいような気持ちになってきました。


「ごぉ?どおしたの?」
と聞くと、やっぱり豪は
「ちょっと考えごとしてただけ」
と、答えます。




「ねぇ、ごぉ?一体、何をずっと考えているの?」




「オレ、ずっとお願いしてたんだ。
 ずっと、2人でいられますようにって。
 もう、少しだって離れていたくないのにって。」




烈は目を大きく見開きました。
それから、ゆっくりと笑顔になって言いました。
「ねぇ、ごぉ?
 もし、ごぉが本当にそう思うなら、もっと強く願ってみてごらん」
今度は豪が目を見開きました。

そして、


「烈と一緒にいたい!一緒にいたい!!一緒にいたいっっ!!!!」


と一生懸命気持ちを込めて言いました。


「ねぇ、ごぉ、本当にそう思う?」
「うん。もちろん」
「本当に?」
「本当に。」
烈は白い小さな手を豪に差し出しながら言いました。
「ボクも、ごぉと、ずっと一緒にいたい」





豪と烈は
2匹のことを見守っていた優しいお月様の前で、
小さな結婚式をあげました。

2匹はとっても幸せな気分です。


それからは、もう、豪が悲しい顔をすることはありませんでした。


〜おしまい〜


こういう、強引な展開の絵本があるんですよ。ホントに(笑)。
しかし、ウィリアム氏も後々自分の絵本がこんな事に使われるとは思うまい。
ちなみにあいこのオススメ・ウサギ絵本は「でかうさぎとちびうさぎ」です。
「しろうさぎとくろうさぎ」は持ってないので元の話とだいぶ違う・・・多分。

関係ないけど、ここの壁紙は1分で作った超駄作(爆)
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