2、ブリッジ交換、フレット交換、ナット交換

Les Paul Special 修理の巻

2013.1.6

さて、塗装もほとんど剥がしましたのでブリッジ、フレット、ナットの交換を行います。

で、出っ張りを落として穴埋めは終了です。

クイキリでフレットを掴み隙間をあけながらフレットを抜いて行きます。ゆっくりいかないと指板が道ずれになって剥がれてしまいますので、慎重に、、、。

とはいっても、やっぱり道ずれになるところも出て来ます。そういう場合は、フレット溝にテフロンの板を差し込んでおいて、周りを瞬間接着剤で固めます。

ナットを取り外します。横から当て木をしてハンマーで叩くと外れてくれます。

フレットを準備します。元々のフレットは幅2.5mmくらいでしたので、幅2.6mmのWide/Mediumにしました。

おお!ここでも発見。指板に溝が掘ってありバインディングには出っ張りがありました。カバードバインディングは予め形を作っておくのでしょうかね?

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出来上がった丸棒を、テールピースの穴に打ち込んで接着します。

指板を調整します。トラスロッドでネックが真っ直ぐになるように調整してから12”のラディウス・サンディング・ブロックで均します。

コーススレッドをドリルに咥えて作りたい丸棒の径の穴を空けた板にノコギリを添えて、その穴に角材を当ててドリルを回します。すると、丸棒が出来上がります。

フレットを打ちます。今回はセットネックなのでプレスJIGが使えませんでした。なので、ハンマーで打ち込んでます。

フレットの擦り合わせ。アルミの角パイプにサンドペーパーを貼付けてやってます。

擦り合わせで四角くなったフレットに丸みを付けてます。


次にフレットの打ち替えです。まず、指板をレモンオイルで湿らせておきまして、、、。

エッジ部分に丸みを付けてと、、、。


スポンジペーパーで擦ってつや消しにしておき、、、。

コンパウンドで磨きます。

次はナットの製作です。ナット溝に入るまで厚さを調整して行きます。これが、なかなか入らない、、、。何度も削っては入れてみる、、、。

やっと、入りました。2mmくらいは削ったと思います。

外形を切り出します。

いちおうナットの大体の形が出来ました。

まず、チューン・O・マチックからバダスタイプのブリッジに交換しますので、テールピースの穴を埋めなければなりません。木目が合うようにマホガニーの角棒を切り出します。

それにコーススレッドをねじ込み、ネジ頭を落とします。

では、ブリッジを取り付ける穴を空けましょう。

ネックに糸を張ってブリッジの位置決めをします。

こんな風に糸を張っています。ナットは元々付いていた物です。

ブリッジの位置が決まったら、スタッドの位置をマーキングします。

スタッド穴は、片側を空けてブリッジを入れてみて、もう片方の穴をマーキングして空けました。一度に両方空けようとすると、どうもうまく行かないので、、、。

それでは、ペグを付けて弦を張ってみましょう。

弦を張ってチューニングしてコードを弾いてみたら、この世のものとは思えない音になりました。なにか変だぞ?12フレットでハーモニックスが鳴りません。

こんなことは今まで経験したことが有りません。ブリッジ位置を間違えたのかと思いましたが、よくよく調べてみたら、ナットが低く、1フレット目に弦が当たっていました。元々のナットを使ったのでフレットより低くなってたんですね。

本ちゃんのナットを取り付けて、弦の溝を付けます。

このブリッジは、弦溝が付いていません。まあ、好きな間隔に弦を張れるということになっています。とりあえず、コマの中心に溝を入れました。

ナットの弦溝の調整をします。1フレットを押さえた時にシャープしないような高さまで持って行きます。

こんな感じでしょうか?あまり深くすると弦がビビりますので、ここら辺にしておきます。

ナットを外して磨いておきます。

ところで、TONEのフルカット仕様ですが、手持ちのポットを分解して調べてみました。本当は、この基板にあるカーボンのパターンをフル状態で接触しないように切り取るのですが、この中心の回転部分をとらないとカーボンを削る事ができません。このポットは中心の部分がカシメになっているので、これ以上バラす事ができません。う〜ん、どうしたものか、、、。