1、はじめに

Les Paul Special s/c with Bigsbyの巻

2012.10.6

とあるリクエストにより、”Les Paul Special single cutaway Bigsby付き”というのを作る事になりました。Les Paul Specialというギターは私の好きなギターで、ギター作りのきっかけになったものでもあります。最初に作ったのが、Les Paul Special double cutawayというもので、次にLes Paul Special double cutaway 3/4というのを作りました。今回で3つ目のLes Paul Specialになります。

Les Paul Specialは、Les Paul の廉価版で1955年に発表されました。その前年の1954年にはLes Paulの下位機種としてLes Paul Jr.が発表されましたが、こちらはドッグイヤータイプのP−90が一つ搭載されたもので当初はSingle cutawayでしたが、1958年からはDouble cutawayに変更されています。

、、、で、今回作るのはBigsbyを搭載したモデルです。奥田民生が使っているSpecialですね。まず”TO CHI KA”のジャケットを見ながら、スケッチを描いて使う部品の選定をしてます。このあたりが一番楽しい時です。

部品選定が終わると、それをもとに図面を描きます。なるべく正面から撮った写真を探し、イラストレータに貼付けて、スケールに合わせて拡大しトレースします。部品はカタログから寸法を探して参考にしながら描いて行きます。

今回は、青紫の濃い色ということで、色も付けてみました。もっと青みがかっている感じかなあ、、、。まあ実際に塗装するときはイメージ通りになるとは限らないのですが、、、。

とかなんとかしているうちに、材料が届きました。う〜ワクワクしますね。いつものアイチさんから購入しました。

ボディ用のマホガニー材、マホガニーのネック、ヘッドの耳、ローズウッドの指板。

     < Welcome   Guitar Next>           

     < Welcome   Guitar  Next>           

Les Paul Specialを使っているアーティストといえば、何と言っても渡辺香津美でしょう。”TO CHI KA”や”UNICORN”でのジャケットでは有名ですね。だけどレコーディングでは使っていないらしい、、、。レコーディング中にニューヨークで買って、それをジャケットに使ったらしいです。でも、かっこいいなあと常々思ってました。

これを実物大で印刷して貼り合わせます。A4しか印刷できないので貼り合わせも大変です。

Les Paul Special double cutaway

Les Paul Special double cutaway 3/4

Les Paul Jr.

これに対してSpecialは、ソープバータイプのP−90が二つ搭載され、SWやポットの位置もLes Paul と同じで、まさに当時のLes Paulの廉価版という感じです。当時のLes Paulとの違いは、ボディがマホガニー単板でフラットなこと、ピックガード形状の違い、ポジションマークがドット、ペグが3連というくらいでしょうか。ブリッジは、当時のLes Paulに付けられていたものと同じスタッドブリッジです。

Les Paul Special Single cutaway

Les Paul (1954)

(RittoMusic:THE GIBSONより)

ここからは、StewMacで調達。

今回初めて使う、Bigsby B-70。

P-90。Golden ageのPersons,Streetが2個。

Rocking Roller Bridge(これはBigsby B70とセットになってます)、ポット、SW、コンデンサ、などなど、、、。

5-plyのピックガード材、トラスロッド。

さあ、これで準備が出来ました!