ヨルダン

エジプトから船で紅海を渡ってヨルダンに入国し、ついてすぐ首都アンマンへ向かった。
この国に来た理由は二つある。一つは体が浮くという死海に入ってみたかった事。
そして、二つ目は”ペトラ遺跡”。映画「インディ・ジョーンズ最後の聖戦”のラストシーンで登場したあの遺跡を見てみたかったからだ。

アンマン市内から死海へ行く道の景色。 本当だった!浮いた浮いた!
これだったら本も読めるし、ビールだって飲めるよ。
死海は塩分が濃いから水が目にはいったら相当痛いし、15分が皮膚の限界。
しかも、この時は12月の冬だったからかなり寒かった。
死海名産、”泥パック”!
目の前で取って来た泥をさっそく体中に塗るトモ。
肌と美容に良く、日本でも”死海の泥”は美容薬品として高く売ってるらしい。
この後、2リットル分の泥を死海から掘って持ち帰った。
旅の間ずっとこの2リットルの泥を持って移動するっていうんだから女性が美容にかける努力ってすごいなぁと感心した。
寒くても大丈夫!
死海沿いには温泉がいくつか湧いていて、この滝は温かいんだよ。寒い土地での温泉、しかも滝温泉なんて最高に嬉しい!
この上にも露天温泉風呂があって、地元の人たちもたくさん入ってた。
死海に沈む夕日。
死海を思う存分エンジョイした。
ここで休憩してたトレーラーの運ちゃんと仲良くなって、ミントティーを作ってくれて アンマン市内まで送ってくれる事になった! 初めて乗るトレーラーは快適で、普段の一段上から見る景色も気分が良かった。
夕方になると、運ちゃんは突然車を止めて聖地メッカの方向にお祈りをし始めた。イスラム教徒はとても信仰心が強い。
アンマン市内の風景
人でごった返す路上は活気に満ち溢れていた。
クリフ・ホテルのサーメルさん。
日本語が上手で、日本人旅行者から大人気。
いつも「どういたしまして」と言って、とても優しくしてくれた。
ある夜、サーメルさんが宿泊者のために夕御飯を作ってくれた。
★ペトラ遺跡
入口から遺跡までの道はディズニーランドみたいでワクワク・ドキドキ。
進むにつれて道が岩と岩に挟まれてどんどん細くなってゆく。 上を見上げると、空が細く切り取られた光のように見える。
2km程歩くと、岩と岩の隙間から・・・
「見えた!ペトラだ!」
★エル・ハズネ
すごい!こんなの初めて見た!
これ、垂直に切り立った山の表面を刳り抜き、削って作られてるんだよ!
インディ・ジョーンズが岩に挟まれた細い道を馬で駆け抜け、ここに出るというラストシーンが脳裏に甦った。
横から見るとこの造形美がよく分かる。
さらに奥の遺跡を見る途中あった、きれいな四角形に刳り抜かれたスペース。天井の模様が綺麗だった。 道の左側にあるのがコロシアム。
そこでいろんな遊戯が行われていたらしい。
さらに奥に進むと、たくさんの住居跡や神殿跡が残っている。
少し奥に入ると、こんな洞窟を発見!
この模様は岩の地層でできていて、柱も自然に浸食してできたような形をしていた。
本当に不思議な空間。
こういった神殿がたくさんあった。 ガラクタ売りのおっちゃん。
自然にできたトンネル。 奥に見える黒い穴がきっと住居跡だろう 一番奥に潜んでる神殿。
ここまで来るのに険しい岩道を約5kmくらい、往復10km!?を一日で歩いた。疲れたけど、心地よい疲労感だった。